寺社仏閣巡り

2017信州善光寺の御朱印まとめ!御朱印の種類や拝受場所、御朱印帳など。

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先日書いたとおり、御朱印なるものに興味を持ち始め、善光寺まで参拝・御朱印集めに行ってきました。「牛に引かれて善光寺参り」で有名なお寺さんですね。

仏像好きとしては、日本最古と伝わる一光三尊阿弥陀如来を本尊としていることでも有名です。絶対秘仏なので見ることは叶わないんですけどね...

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善光寺での御朱印拝受場所一覧

善光寺で御朱印をいただける場所を一覧(マップ)にしてみました。

 

信州善光寺で御朱印が拝受できる場所一覧

  1. 善光寺本堂|5種類
  2. 大勧進|3種類(内、1種類は本堂と重複)
  3. 大本願|5種類(内、1種類は本堂と重複)
  4. 忠雲殿|1種類
  5. 釈迦堂|2種類
  6. 雲上殿|1種類
  7. その他の宿坊

大勧進と大本願でいただける御朱印のうち、1種類は善光寺本堂でいただける本堂の御朱印と全く同じです。それを除いて合計すると、なんと御朱印の種類は15種類!

宿坊については拝受できる場所もありますが、全ての宿坊ではないようです。最後に解説してみます。

御朱印の価格

善光寺本殿では季節限定御朱印や御開帳のときは御開帳限定の御朱印を拝受することもできます。限定御朱印以外は基本300円です。

「善光寺」御朱印の待ち時間や混雑状況

私が拝受したのは平日の日中だったので、ほぼがら空き。待ったとしても1人か2人でした。ただ御開帳のときなどは数時間待ちにもなるようです。

2015年の御開帳は参拝者数が707万人(前回よりプラス34万人)。かなり混雑しますね。

信州善光寺で御朱印帳を購入

初めての御朱印なので、御朱印帳も購入します。

御朱印帳は6種類、1,500円~3,000円します。御朱印帳をいれる御朱印帳袋なるものも便利とは書いてありましたが、お金がないので今日は我慢。御朱印帳が変わったら、御朱印袋も変えたくなるだろうしねえ。きりがないね。

購入したのは1800円のこちら。

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裏は梵字なのかな?ここらへんの知識は皆無なのでよく分かりません。桜と善光寺本堂の柄なんですね。ちなみに本堂は国宝です。かっこいい。

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中を開くと本尊の御影が朱印されています。

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住職でさえ見ることができないご本尊、一光三尊阿弥陀如来。本堂「瑠璃壇」厨子内に安置されているようですが、実は存在しなかった!なんてことはないのかなーって想像してしまいます。だって誰も見たことないんですもんね。本尊のスタンプですが、朱印帳によって押してあるものが一部異なります。

参考 善光寺|御朱印帳

では、次から善光寺でいただける御朱印をまとめていきます。

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善光寺本堂でもらえる御朱印

本殿でいただける御朱印は下に記載した5種類。この他に現在は金字御朱印も一日数限定でいただくことができます。金字だけ500円であとは各300円です。御朱印をいただく場所は本堂前の御守授与品所です。

  1. 善光寺(本堂)
  2. 御詠歌
  3. びんずる尊者(撫佛)
  4. 山門(文殊菩薩)
  5. おやこ地蔵

6種類全部の御朱印をお願いしたんですが、待っている人もいなかったので20分ほどの待ち時間でいただけました。番号札を渡してくれますので、大勧進など近くを参拝すると良いかもしれません。

本堂

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さすが本堂、書がとてもきれいです。善光寺だけでなくほかの寺社でも御朱印をいただきましたが、抜群に美しい書だと思います。

御詠歌

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御詠歌ですが、「身はここに 心は信濃の 善光寺 導き給へ 弥陀の浄土へ」です。実はこの歌、第三番だそうです。一番と二番はどこへいったのか...

びんずる尊者(撫佛)

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真ん中には「撫佛(なでぼとけ)」の文字。病人が自分の患部と同じところを撫でると病気が治るという信仰があり、参拝者の多くが賓頭盧尊者像(びんずるそんじゃぞう)を触っています。そのため、撫仏(なでぼとけ)とも呼ばれています。

山門(文殊菩薩)

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これも山門の楼上には天女や蓮の障壁画で飾られた仏間があり、中央にご本尊の「文殊菩薩騎獅像」が安置されます。お寺の場合中央にはご本尊が書かれることが多いので、山門は「文殊菩薩」と書かれていますね。

おやこ地蔵

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東日本大震災の復興支援のために建立されたのが善光寺本堂の右にある地蔵堂です。地蔵堂の本尊は「地蔵菩薩立像」で、陸前高田市の高田松原の松を用いて作成されています。

本堂の金文字御朱印

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現在は金文字御朱印もいただけます。秋に花咲く藍色の台紙に、華やかな金色の文字をしたためた「金文字御朱印」です。本堂正面の御朱印所と本堂内の勤番所にて、毎日枚数限定の頒布です。

本堂の御朱印情報(限定御朱印も含む)は善光寺ホームページにも記載されています。

URL:信州善光寺|善光寺御朱印

大勧進でもらえる御朱印

今までほとんど気にしていなかった大勧進ですが、何も知らないで参拝するのもあれなので、きちんと調べてから参拝してきました。そもそも善光寺は無宗派の単立寺院なんですが、境内には浄土宗と天台宗を宗派とする建物も存在します。

浄土宗のものが大本願、天台宗のものが大勧進です。そのため善光寺の住職は住職は「大勧進貫主」と「大本願上人」の両名が務めることとなっています。

浄土宗と天台宗の違いについては、不勉強なためあんまりまだ知らないんですよね。最澄や法然は昔習ったという記憶はあるんですが、宗派の内容までは知りません。宗教の知識も入れていった方が参拝したときの見方、感じ方も変わってくるんでしょうが、追々勉強していきましょうということで。

さて、大勧進の御朱印ですが、3種類頒布されています。その内一つは本堂で書いていただいた、善光寺本堂の御朱印です。各300円。善光寺本堂の御朱印は本堂でいただいたので残りの2種類を拝受してきました。

善光寺如来

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まずは善光寺如来と中央に記載された大勧進の御朱印です。善光寺如来さまは本堂に安置されている一光三尊阿弥陀如来のことを指します。

不動尊

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大勧進の不動明王は日本三大不動尊の一つして崇め奉られてきました。善光寺のホームページには日本三大不動尊の一つと記載があったんですが、三大不動尊を調べてみると、成田不動尊(成田山 新勝寺)、目黒不動尊(泰叡山 瀧泉寺)、木原不動尊(雁回山 長寿寺)、中野不動尊(中野山 大正寺)との記載を見つけることができました。三大なのに4つ書いてあるのは、最後の2つ木原不動尊と中野不動尊は文献によってどちらかが入っていて意見が異なるようです。

瀧谷不動が含まれている三大不動尊もあるようなので、諸説ありって感じでしょうか?どちらにしろ善光寺の不動尊は含まれていないようですね。

大本願でもらえる御朱印

大本願でいただける御朱印は5種類、内1種類は本堂と同じものです。

いずれもお布施は300円です。

御朱印は境内にある、ご朱印専用の小屋でいただけます。頒布所とは別なのでご注意ください。ご朱印帳は頒布所で購入することができます。

善光寺本師如来

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善光寺如来とのことなので、こちらも本堂の阿弥陀如来さまのことなんでしょうか。本師とあるので、釈迦如来?あああ、よくわからないです。三○伝来と中央右に記載があるのも、何なんでしょう。

文殊菩薩

ひとにぎり地蔵

ひとにぎり地蔵は大本願境内にお祀りされている地蔵さまです。ミニチュアサイズのひとにぎり地蔵も頒布所でいただくことができます。

ご詠歌

ご詠歌をかいた御朱印もいただけますが、私はまだ見拝受。

 

忠霊殿でもらえる御朱印

戊辰戦争から太平洋戦争に至るまでに亡くなられた240万余柱の英霊を祀る霊廟。善光寺史料館が併設が併設されていることから、資料館として拝観する人も多いようです。こちらでも御朱印を拝受することができます。いつもなのか、私が行った時だけなのかは分かりませんが、書き置きの御朱印でした。

忠霊殿

釈迦堂(世尊院)でいただける御朱印

「京の立ち釈迦、信濃の寝釈迦」とも言われる有名な涅槃釈迦像が祀られているお堂。お土産物屋が多い参道から右に入ると立派に存在しています。こちらでは涅槃釈迦像と毘沙門天の御朱印を拝受することができます。

雲上殿でいただける御朱印

善光寺本堂から北へ約1kmの場所に位置する雲上殿。山の中腹に位置して長野市のある善光寺平を一望することができる納骨堂です。こちらでは雲上殿の御朱印を拝受することができます。

宿坊でいただける御朱印

善光寺には39もの宿坊があります。先に紹介した釈迦堂も世尊院という名の代表的な宿坊の一つです。

宿坊でも御朱印を拝受できるようです。拝受できる宿坊やそうでない宿坊があるようですが、詳細は不明です。過去2015年の御開帳のときは以下の13の宿坊で御朱印巡りのイベントが行われていました。

  • 徳寿院(文殊菩薩)
  • 本覚院(本善堂・阿闍梨池)
  • 良性院(準提観音)
  • 玉照院(聖観音菩薩像)
  • 常住院(大日如来)
  • 世尊院(涅槃釈迦如来・毘沙門天)
  • 常智院(大黒天)
  • 福生院(善光堂)
  • 堂照坊(青面金剛堂)
  • 白蓮坊(むじな地蔵)
  • 兄部坊(延命地蔵菩薩)
  • 淵之坊(善光寺縁起堂)
  • 薬王院(阿弥陀如来)

2004年から2月頃に10日間ほど行われている長野灯明まつりでも御朱印を拝受できるようです。下にURLを貼っておきますので、参考にして参拝してみてはいかがでしょうか。

URL:長野灯明まつり|宿坊ゆめ茶会

まとめ

御朱印のほか、仏像も詳しく見ながら歩いていたので午後からの会議時間に遅れそうになってしまいました。

善光寺ではこのほか、「忠霊殿」や「釈迦堂」で御朱印をいただけるようですね。きちんと参拝して色々なものを拝観しているとすぐ半日は経ってしまいます。この日は2時間ほどふらふらしていたんですが、あっという間でした。

「忠霊殿」と「釈迦堂」もきちんと参拝してみたいですね。

写真は釈迦堂です。善光寺参道を少し右にそれたところにあります。知っている人でないと見過ごしてしまいそうですね。

帰り道を歩いていると善光寺七福神に巡り会いました。ながの観光のホームページを見ると、善光寺七福神巡りなるもがあり、善光寺表参道(中央通り)とその周辺に点在する7つの寺社をめぐって七福神の御朱印をいただけるみたいですね。

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参考:ながの観光NET|善光寺七福神巡り

善光寺をひととおり参拝し終わったら、こちらも面白そうです。

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布袋様

善光寺七福神めぐりについては、信州さーもんさんのサイト「ごしゅメモ」の記事が参考になります。僕もいつかは七福神巡りしてみたいと思っているんだけどいつになるか...

下にリンク貼っておきますので、善光寺七福神が気になる人は是非見てみてください。参拝記なので、読むだけでも楽しいですよ~。

参考 ごしゅメモ|長野の善光寺七福神をめぐって御朱印をいただこう!【詳しい解説付き】

 







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