奈良県奈良市の東大寺。誰もが一度は行ったことがあるんじゃないでしょうか。そう、仏像界のスーパースター「奈良の大仏さん」がいらっしゃるお寺ですね。
そんな有名なお寺「東大寺」でたくさんの御朱印を拝受してきましたのでまとめてみます。
東大寺での御朱印拝受場所一覧
たくさんの場所で拝受できるようですね。私が把握している範囲でこれですが、その他にも御朱印をいただける場所はあるかもしれません。
敷地面積は約342,600㎡。東大寺はさすが広いなーって思っていたら、明治神宮は700,000㎡。明治神宮の方が倍の広さがあるんですね。
- 大仏殿|1種類
- 俊乗堂など|5種類
- 四月堂|2種類
- 三月堂|2種類
- 二月堂|1種類(+1種類)
- 不動堂|1種類
- 手向山八幡宮|1種類
- 指図堂|1種類
- 戒壇堂|1種類
いただいてきた御朱印は9カ所で15種類。9カ所と書いていますが、俊乗堂などの”など”と書いてあるのは、念仏堂と行基堂を含んでいるから。この3つは同じ場所で拝受することができるので一つにまとめています。ですので、それを分けてカウントすると11箇所ですね。
東大寺の御朱印の価格
御朱印代はすべての場所で300円でした。御朱印はお釣りのないようにお渡しするのが礼儀だと巷では書かれているので、小銭もって挑むようにしたいですね。
(個人的には観光客の多い寺社ならお札でも全然問題ないと思っています。)
御朱印まとめということで拝受してきた御朱印をさくさくっと紹介していきたいと思いますが、まずはいただいた御朱印15種類をどどーんとまとめてみましたのでどうぞ!
大仏殿の御朱印(1種類)
大仏殿の中でいただける御朱印。華厳宗の華厳と書かれています。
未確認御朱印
ネットで確認した情報ですが、その他「聖武天皇」「大仏殿」「唯心」の御朱印がいただける(いただけた?)ようです。
今は拝受できないなども書かれていましたが、確認していないので分かりません。
俊乗堂の御朱印(3種類)
俊乗堂と念佛堂、行基堂の3つは行基堂隣りの拝受所で御朱印をいただけます。
重源上人(ちょうげんしょうにん)は焼け落ちた東大寺再建の責任者。俊乗堂は重源上人の遺徳を讃えて公慶上人が建立したものです。
国宝「重源上人坐像」は普段見ることができませんが、毎年7月5日と12月16日だけ拝観することができます。作ったのはもちろん東大寺再建にこれまた力を貸した仏師集団慶派です。
その他、阿弥陀如来と愛染明王の御朱印をいただけます。堂内を見ることは叶わず、両仏像ともに拝見できませんでした。
念佛堂の御朱印
念佛堂に安置されているのは地蔵菩薩坐像。
行基堂の御朱印(1種類)
奈良の大仏(東大寺)造立の実質上の責任者を聖武天皇に任されたのが行基。東大寺の「四聖(良弁、聖武天皇、行基、菩提僊那)」の一人です。
三昧堂(四月堂)の御朱印(2種類)
四月堂は東大寺のホームページではそんなにとりあげられておらず地味なお堂のようですが、実際行ってみるととても素晴らしいお堂でした。
お堂の中に上がることもできますし、堂守さん(?)が説明をしてくれながら仏像を見せてくれます。ご本尊が何度も変わった面白い歴史もあるんですって。
御朱印は普賢菩薩と十一面観音の2種類。昔ご本尊だった千手観音菩薩立像は現在は東大寺ミュージアムに出張(もう戻らないのかな?)しています。千手観音が祀られていたときは千手観音の御朱印もいただけたようですね。
こちらが十一面観音。
三月堂(法華堂)の御朱印(2種類)
続いて近くにある三月堂(法華堂)。こちらはお堂に入るのに拝観料が必要です。奈良は多いんですが、拝観料を支払うときに御朱印帳を預けておくシステム。参拝した後に帰りに御朱印帳を受け取ります。
三月堂でいただける御朱印はご本尊である不空羂索観音。と法華。
法華。毎年三月に法華会(ほっけかい、じゃなくて”ほっけえ”)が行われるから三月堂と呼ばれるようです。
二月堂の御朱印(1種類)
本尊は大観音(おおかんのん)、小観音(こがんのん)と呼ばれる2体の十一面観音像。どちらも絶対秘仏で拝むことはできないようです。御朱印は南無観。二月に行われる修二会では毎年南無観自在菩薩を繰り返して唱えるようですね。近くに住んでたらふらりと行けるのにな。
見拝受の御朱印
こちらもネット確認ですが、ご詠歌の御朱印もいただけるようです。その他「観音力」や「観自在」の御朱印も見つけましたがこの2つについては古いようだったので今はいただけるか分かりません。
不動堂の御朱印(1種類)
二月堂のさらに奥。階段をすすむと現れるのが不動堂です。お堂の外から五大明王を眺めていたら、どうぞ中にお入りくださいとお誘いいただけました。不動明王って大好きなんですよね。
不動堂までくると、観光客はほとんどいません。ゆったりとした空気の中で仏像を眺めることができるので落ち着きますね。こちらの御朱印は五大力尊。五大明王のことを指すんでしょうか?
手向山八幡宮の御朱印(1種類)
手向山八幡宮(たむけやまはちまんぐう)は、菅公、つまり菅原道真公が腰かけたという「菅公腰掛の石」がある東大寺境内内の神社です。「のたびは幣もとりあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに」という菅公の歌も有名ですね。
強弱があって字が美しい!!
指図堂の御朱印(1種類)
大仏殿の東側のエリアの参拝が終わったら、大仏殿方面へ戻り、西側エリアへ向かいます。
指図堂は法然上人二十五霊場にもなっているお堂。大仏殿再建時の設計図(これを指図というみたい)が収められているので指図堂と呼ばれるようです。
注意点は指図堂は土日祝日のみ開堂。偶然にも僕が行った平日は開いていましたが、めったにないことのようです。堂内の女性に話を色々伺ったんですが、「今日は上の人が開けろって言ったから開けたのよ~。あんた運が良いわね」とのこと。
御朱印は法然さんの別称。圓光大師。円光大師・東漸大師・慧成大師・弘覚大師・慈教大師・明照大師・和順大師・法爾大師と、大師号が多すぎて分かんないですね。偉いのでたくさんの号をいただいたっていうことなんでしょう。
戒壇院の御朱印(1種類)
戒壇院も拝観料が必要になりまして、金額は500円。拝観料が必要な場所は御朱印帳を先預けシステムが多いですね。こちらもそうでした。
御朱印は国宝の四天王。
東大寺真言院の御朱印(1種類)
私は参拝すらしていないんですが、東大寺真言院でも御朱印をいただけるようです。
鐘楼の御朱印(1種類)
その他、鐘楼でも御朱印をいただけるようです。鐘楼の場所は俊乗堂や行基堂がある場所です。拝受所があるんですが、そちらでいただけたんでしょうね。
俊乗堂などの合同の拝受所は人が少ないときは梵字の御朱印を書いてくださったりもするようです。
東大寺大仏殿の御朱印帳
東大寺の御朱印は多い!と聞いていたので、東大寺の御朱印帳を最初にいただいてから参拝をしました。こちらは大仏殿で拝受できます。
シンプルで美し~。
さてさて東大寺の御朱印ですが、私が拝受したのは15種類。これが全部ではなさそうなので20弱はあるんじゃないでしょうか。
東大寺参拝にかかった時間
8時頃に東大寺に到着し、全部見終わったのが12時頃。東大寺ミュージアムも見ましたが午前中だけでも結構しっかりと見て回ることができました。途中でお茶を挟んだり、お土産物屋さんで時間をつぶしたりしているともう少しかかるんでしょうね。
今回は簡単に東大寺の御朱印情報だけをまとめてみました。漏れもありそうなので随時追記していきたいと思います~。
東大寺の御朱印は何種類ある?
実際東大寺の御朱印は何種類あるんでしょうか。JRが企画運営する東大寺境内ガイドウォークにヒントがありそうです。
URL:境内ガイドウォーク (2)ご朱印コース「ボランティアガイドと歩く東大寺ご朱印巡り」
東大寺で御朱印を拝受しながら巡るコースですが、コース概要で御朱印が18種類と記載されています。っていうことは東大寺で拝受できる御朱印は全部で18種類?と推測できそうでね。
コースを下に記載しておきたいと思います。
南大門→手向山八幡宮→不動堂→〈山手観音堂を経由〉→二月堂→ 法華堂(三月堂)→三昧堂(四月堂)→〈二月堂 裏参道を経由〉→
大湯屋→俊乗堂→行基堂→ 念仏堂→〈猫段を経由〉→本坊〈昼食〉→戒壇堂→指図堂→大仏殿→東大寺総合文化センター前〈解散〉
8月26日(土)と9月23日(土・祝)に開催されるこのガイドツアーは、もう両日満席となっていますが、上のガイドコースを参考に東大寺を巡ってみるのも面白いかもしれませんね。
サッとすぐ読める!東大寺観光の前に必ず知っておきたい東大寺を100倍楽しむための必要知識: 歴史や仏教に...