寺社仏閣巡り

小布施で御朱印拝受。観光と寺社巡りと北斎を楽しむ旅

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とある日の平日。午前中だけすっぽりと予定が空いたので、興味のあった小布施観光をしてきました。お寺2つと、美術館を巡るツアーですが、所要時間はしめて3時間ほど。小布施観光の参考にしていただければと思います。

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小布施観光のスケジュール

半日のスケジュール

  1. 岩松院(9時20分着)
  2. 浄光寺(10時00分着)
  3. 北斎館(10時30分着)→11時30分観光終了

全部で2時間程度の観光ツアーです。僕は車で移動していますので、バスやタクシーを利用の場合はもう少し時間がかかるかも知れません。位置的な関係は下の地図のとおり。

最初に向かうのは北斎の鳳凰で有名な岩松院

長野市の知り合いからも小布施に行ったら是非行くべしとおすすめいただいたのが岩松寺(がんしょうじ)です。小布施駅からは若干離れているので電車利用の場合はタクシーの利用が便利です。車で東京方面から来たときは、小布施のスマートインターチェンジで降りると近いです。下道に出たら30分ほどで岩松院です

岩松院の見どころ3選!

岩松院の見どころを3つあげてみました。この中でも断然のおススメは八方にらみ鳳凰図、葛飾北斎の最晩年に作られた作品。

岩松院の見どころ3選!

  1. 八方にらみ鳳凰図
  2. 蛙合戦の池
  3. 福島正則公霊廟

この3つをちりばめつつ、写真とともに岩松院を紹介していきたいと思います。バリアフリーに気を使っている?のか、足の不自由な方ようにゆるやかなスロープ状の道も用意されています。もう7月末なのにまだ紫陽花が咲いていました。

山門(仁王門)の奥には八方にらみ鳳凰図のある本堂が見えます。

仁王門にはもちろん仁王(金剛力士像)様が祀られているんですが、つぶらな目をしていて何となく可愛らしい。金剛力士像ってもっと睨みつけるようなドスの効いた表情をしていると思ってました。

こちらが本堂。本堂の中に入るには300円の拝観料が必要です。堂内はすべて撮影禁止。鳳凰図も撮影禁止です。

八方睨みの鳳凰図は圧巻!

写真がないですが、岩松寺のホームページに画像があります。興味がある方は是非そちらをご覧ください。

参考 岩松院|八方睨み鳳凰図

本堂の中央、ご本尊の前の天井に鳳凰図が描かれているんですが、鮮やかな彩色でスケールも大きい。なんと21帖の大きさの絵で葛飾北斎の作品としてはもっとも大きいもののようです。そう、鳳凰図は葛飾北斎の作品なんですね。90歳に亡くなった北斎ですが、88~89歳頃に完成させたようです。この後に行った北斎館では動画でも詳しく解説がありました。

びっくりなのが浅草に住んでいた北斎は90歳直前の年齢でこの地小布施まで歩いてきていたっていうことです。googleマップで徒歩ルートを検索すると、220km47時間。一日10時間歩いても5日かかるんですね。現在の道でルート検索しているので、もっと遠かったでしょう。自分が90歳になったとしても歩ける自信もないですし、そもそも歩こうっていう気力がないような...

北斎の絵にかける意気込みが感じられます。作品完成160年ほど経っているにも関わらず、絵の塗り替えは一度もされていません。しかし、色は鮮やかで朱や緑が鮮やかでした。

この鳳凰図を見るためだけでも十分に岩松寺に来る価値があるんじゃないでしょうか。日本絵画にさほど興味のない僕でも感動しました。

岩松寺で御朱印拝受。

御朱印はお堂の中でいただくことができます。お納めは300円なりーでした。

戦国武将福島正則の霊廟を見る

外にでて、お堂の裏手にまわります。

お堂に向かって左側に通路があるので、福島正則の霊廟を目指します。

広島城で49万8千石の大名となった福島正則公ですが、幕府の謀略によって信州に左遷されます。この地では何と4万5千石。10分の1ですね。

信州に来て5年で生涯を閉じます(64歳)。遺骸を岩松寺の本堂東北の山手に埋めて、供養するためにこの霊廟をたてたようです。なんだか悲しいですね。

小林一茶の蛙合戦の池をみる。

蛙合戦の池と言われてもピンとこない人も多いと思いますが、この句は有名

痩せ蛙 負けるな一茶 これにあり

オス蛙が数の少ないメス蛙を取り合ってる様をみて、弱い痩せガエルを応援して作った句と言われています。52歳まで結婚することができず、結婚できてからも小さい子供を何回も亡くしてしまうという自らの不遇を蛙に重ねて読んだとも言われています。

春の花見が終わった頃になると、アズマヒキガエルが少ないメスを奪い合って約5日間、昼夜の区別なく鳴き続けます。このアズマヒキガエル、大人の手のひらと同じくらいの大きさのようです。数十匹が集まるとお寺のホームページに書いてありましたが、なかなかの光景なんでしょうね。ちょっと怖い。

岩松院を満喫した後はすぐ近くの浄光寺まで。

浄光寺では国の重要文化財、薬師堂を見よう。

岩松院から浄光寺までは歩いて10分程度。ともに駐車場は整備されていますが、散歩がてら歩いていくのもいいかも知れません。僕は車を使いましたが(笑)

雁田薬師の七不思議は八不思議かも

浄光寺には雁田(かりた)薬師の七不思議が伝えられています。

雁田薬師の七不思議

  1. 薬師堂建立の起源 北信濃・小布施の地に天平の昔施薬院が置かれ、薬師堂が建立されたことがそもそも不思議です。
  2. 妻ごい薬師のゆえん 「雁田のお薬師さんは縁結びのお薬師さん」と言われ、「人々の病気をなおし、寿命を延ばす」ことを本願とするお薬師さんが縁結びのお薬師さんになったことも不思議。
  3. 浄光寺本尊観音菩薩の霊験 浄光寺本堂は昔から何回も火災に遭っていますが、木造の観音さまは難を逃れ、無事でいらっしゃいます。
  4. 参道の石段 お薬師さんへ登る参道の石段は自然石で一見雑然としていますが、下の方から体を低くして見上げると、石段の鼻先が一直線に揃っているのがわかります。しかも何百年も崩れたことがありません。
  5. 紅白の仁王 土中から掘り出された仁王門の仁王様は少々変わっています。それは二人の仏師によって彫られたためで、色も縁起の良い赤と白に塗られています。
  6. 涸れない霊泉 浄光寺庭先に流れ落ちる清水は水量は変わっても涸れたことがありません。水源はお薬師さんの下と言われ、霊泉とされています。全国からお水くみの方々がいらっしゃいます。
  7. 段差がある霊泉の池 霊泉の落ちるところに大小二つの池があります。石垣の下で通じていると思われるのに水位が違います。この水がどこに流れるのか、その先がわかりません。

 

御朱印を趣味としている者たちの間では、七不思議ではなく八不思議なんじゃないか?と最近伝えられているようです。

七不思議+1.もう一つとは?

追加された七不思議のもう一つは。

御朱印がなかなかいただけない

御朱印受付所が山門前にあるんですが、なかなか開いていないようなんですよね。私が参拝したときも「法務のため一時閉店致します」との紙が貼られていました。その後twitterで火曜日はそもそも定休日じゃないの?と教えていただきました。

お寺に定休日があったなんて...

今回の旅の参考とさせていただいたのが、ごしゅメモさんのこの記事。

参考 雁田薬師 浄光寺の御朱印/長野県上高井郡小布施町

参考 善光寺と小布施で御朱印&蔵めぐり♡4時間で弾丸女子旅してきた!

どうもいつも参考にさせていただいてありがとうございます(この場をお借りして)。

御朱印はいただけないのかー(単なる事前調査不足)。と少し気落ちしながらも、参拝へ向かいます。

お薬師さんの下から流れる霊泉は全国から汲みに来るらしいよ

と、その前に本堂前の庭先にある霊泉は全国から水を汲みに来る方がいらっしゃるようです。

山門をとおるときは、観光案内の説明ボタンを押そう

山門の脇にはチャイムのようなボタンが用意されています。これを押すと住職がお寺の説明をしてくれるテープが流れだします。結構長めに詳しく解説してくれるので、是非ボタンを押して聞きながら参拝してみてください。ちょっとシュールだけどね。

またしても金剛力士像はお茶目な表情。なんか魚みたいな目をしてますね(失礼)

こちらが七不思議のひとつの石段

小布施と小林一茶の由来はよく分かっていませんが、浄光寺にも小林一茶の句碑がありました。

大栗は 猿の薬禮と 見へにけり

栗で有名な小布施町ですが、小林一茶も栗が好きだったのかな。

薬師堂

中には雁田薬師様が祀られているようですが、目を凝らしても見えず。仏像ズキーとしてはちょっと残念でした。

住職の説明でこのうずまきが何とかって言ってたけど、なんだったかな。建築を学ぶ学生に有名とか言ってましたね(多分)。

スラックラインで有名な浄光寺

浄光寺にはスラックライン部なるものがあり、境内にもスラックラインが楽しめる場所があります。

正直スラックラインってあんまりよく分かっていないんですが、綱渡りのようなものなんでしょうか。

浄光寺のスラックライン部から世界チャンピオンも誕生しているようですね。本も出版されています。

さらには今年(2017年)の9月にはスラックラインW杯が小布施で開催されることが決まっています。

参考 スラックラインワールドカップジャパンin小布施2017年9月17・18日開催

浄光寺の御朱印

拝受できませんでしたが、薬師如来を書いていただけるそうです。浄光寺はお寺の荘厳な雰囲気も好きだったのでまた今度再拝したいと思います。

北斎館で小布施との関係を知る

葛飾北斎という名前は知っていましたし、冨嶽三十六景の波と富士山の絵は見たことがあったんですが、葛飾北斎の作品ってきちんと見たことがありませんでした。

そもそも北斎が小布施に縁があったことも知りませんでした。お恥ずかしい...

お寺のほかにどこか寄りたいなと調べていたら、特別展「富士に挑んだ北斎」が北斎館で行われていることを知り、富士山好きなら行かねば!と思い行ってきました。

絵や北斎の作品についてレポできるほどの知識を持ち合わせていないので詳細なレポはしませんが、良かった。これぞ日本の絵という感じで、海外でうけるのも分かるなーといった感じでした。

地方都市の美術館なので、もうちょっとしょぼいと思っていたんですが(失礼)、建物もきれいで見せ方もしっかりしていたのでずぶの素人でも楽しめました。

北斎館のまわりはお土産物屋や飲食店も多いので、観光をするなら外せないスポットだと思います。僕は時間がなくて昼食はできませんでしたが、ランチをする場所もたくさんありました。

まとめ

ほんの2時間程度の旅だったけど、なかなか楽しめた小布施旅行。旅行っていうよりも寄り道と言った方が正確かも知れませんね。小布施駅までは長野駅からも30分程度。長野から少し足を伸ばして観光をするにはちょうど良い場所だと思います。

なかなか楽しかったよ小布施。また訪れたいと思います。

 







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