寺社仏閣巡り

高尾山薬王院で御朱印拝受。登山と寺院参拝を楽しんできました。

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年長の三女も連れてどこか山にハイキングでも行きたいなと思い高尾山に行ってきました。もちろん目的の一つは薬王院での御朱印拝受もあります。高尾山の登山口で神社でも御朱印をいただくことができたのであわせて紹介したいと思います。

高尾山の登山者数は世界一!5月や11月の観光シーズンにはかなりの混雑になります。僕が行った日は7月末の土曜日、学校の夏休みに入ったので混雑しているかな?と思ったんですが、駐車場もスムーズに止められて混雑を避けて遊べたと思います。混雑を避けるための情報も最後に少し書いてみたいと思います。

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高尾山薬王院の場所や情報

高尾山について、まず最初にさらっとまとめてみたいと思います。

高尾山薬王院は真言宗のお寺です。五重塔で御馴染みの京都の東寺や、初もうで客の多い成田山新勝寺と同じ系列のお寺ですね。東寺は真言宗全体の総本山なので別格ですが、高尾山薬王院は真言宗智山派の三大本山の一つとして知られています。

真言宗智山派の3大本山

  • 成田山新勝寺
  • 川崎大師平間寺
  • 高尾山薬王院

都内近郊からもアクセスが良い登山・ハイキングの場所として有名な高尾山ですが、薬王院もかなりの歴史があるんですね。開山は1300年近く前の744年。聖武天皇の勅令により、東国鎮守の祈願寺として開山されました。その後戦国期には戦国武将の守護神として崇敬され、上杉謙信や武田信玄の兜表にも奉られ、また北条家の手厚い保護も受け江戸期に入ると徳川家(特に紀州家)との仏縁により隆盛をむかえます。

時代が変わっても大切にされたお寺だということが分かりますね。

薬王院という薬がついた名前からも分かるように、ご本尊は薬師如来。1300年代に飯綱権現も祀られることになり、山岳信仰のお寺としても知られるようになりました。御朱印は飯綱大権現ですね。

飯綱権現は烏天狗の姿で現されることが多く、そのため薬王院にはたくさんの天狗の像があります。

高尾山薬王院の場所

高尾山の山頂は599m、薬王院があるのは中腹の標高550m程度の場所です。

高尾山登山口やケーブルカーの山頂駅から歩いて登ることになりますが、リフトなどを使えば30分もかからずに歩くことができます。クロックスなどの靴で歩いている家族も一部いましたが、基本は運動靴ですね。山頂まで登る人は登山の格好をしている人もいます。

登山口には京王電鉄の高尾山口駅があるので、アクセスは抜群。車でも圏央道高尾山インターから5分程度で登山口の駐車場があります。

高尾山登山口の駐車場

市営の高尾山麓駐車場をはじめ、駐車場が豊富にあります。が、特に観光シーズンにはかなりの人出なので朝早くでないと満車となってしまうことも多いです。料金は上限1000円程度の場所が多いです。

僕は駅前で一番大きい駐車場、高尾山麓駐車場に駐車しましたが、8時半の到着でこの混雑でした。新緑や紅葉、初詣の時期は近くの駐車場含めて満車になってしまうこともあるようで、その場合は高尾山口駅の一つ手前、高尾駅に車をとめて一駅電車に乗ることが勧められています。

高尾山麓駐車場の概要

車種 営業時間 料金体系(料金区分) 料金体系(料金) 料金体系(最大料金) 収容台数
普通自動車 24時間 昼間
午前8時から午後5時まで
30分 150円 入庫後12時間までは
平日 最大800円
土曜日・日曜日・祝日 最大1,000円(補足)12時間を超えた場合、最大料金の適用は1回のみであり、それ以降は、通常料金となりますのでご注意ください。
(補足)混雑が予想される5月・11月については全日1,000円となります。
80台
(そのうち障がい者用1台
軽自動車専用2台)

高尾山薬王院の御朱印

薬王院の御朱印はお布施が300円。飯綱大権現と書いていただけます。

高尾山薬王院の御朱印は書き手さんによって個人差がかなり強い

事前準備として高尾山の御朱印を色々調べてから参拝したんですが、事前に見ていた御朱印とかなり違っていたですよね。そんなことをtwitterに呟いたら、何度も参拝されている方が画像をアップしてくださいました。

こんなにも違いがあるんですね。何度参拝しても、何度も御朱印をいただきたくなってしまうほどの違い。また参拝したくなってしまいます。
その他、以下の札所になっています。

札所

  • 関東九十一薬師5番
  • 関東三十六不動8番
  • 多摩四国八十八箇所68番
  • 東国花の寺百ヶ寺 東京8番

充て紙は小天狗さん。可愛くないです?

事前情報はこのぐらいにして、旅行記を。

高尾山に家族連れ登山&薬王院参拝してきた。

年中と小5の女児と嫁さんの4人(長女抜き)で高尾山、薬王院に登山&参拝してきました。7月後半にもなり日中は暑いので、午前中にささっと事を済ませてしまい、昼過ぎには温泉でも入ってまったりしようというスケジュールです。

中央自動車道を使い一路高尾山登山口まで。圏央道の開通により、非常にアクセスがよくなりました。高尾山インターからほんのわずかで登山口エリアまで到着です。

何年かぶりの高尾山だったんですが、高尾山口駅ってこんなにきれいでしたっけ?駅舎がかっこいい!近代的だなーって思って後から調べたら隈研吾さんの設計でした。日本を代表する建築家ですね。

車をとめたらすぐに高尾山へ向かいますが、その前に高尾山のルートを確認しておきましょう。

高尾山のルート

 

とことん楽をしたい我が家はケーブルカーとリフトをフル活用するコースを選択。行きはケーブルカーで登り、1号路→2号路→3号路で山頂へ至り、帰りは4号路で山道を楽しみつつ下ってきて、最後にリフトを使っちゃおうという考えです。

薬王院へは登り時(行き)に寄って参拝しました。

行きはほぼずっと舗装された道です。写真はザックを持ちたがる三女。中身はたいしたものが入っていないので軽いとはいえ、大きさからすぐに嫌になって10mも進みませんでした(笑)そりゃそーだ。

かき氷食べたいと言い出すので、山頂までしっかり歩いて降りてこられたらねとお約束。っていう割にはすぐケーブルカー乗るんですけどね(笑)親からして歩く気が無い。

右に奥に続くルートが一号路。

ケーブルカーとリフトは料金は同じですが、運転時間が異なります。ケーブルカーは8時開始なのに対して、リフトは9時開始。月によっては終わりの時間が異なるので、運行会社のホームページでご確認ください。

参考 高尾登山電鉄|ケーブルカー・リフトについて

値段はケーブルカーもリフトも同じ。往復乗車券もあり、多少割引はありますが、20円~30円の割引なので、とりあえず片道切符で。

高尾山口駅の駅舎は近代的でしたが、こちらは昭和感たっぷり。15分間隔で運転されているので、ほぼ待たずに乗車できました。片道約6分の乗車です。

はじめは緩やかだったものの、途中からは急こう配。ぐんぐん登ります。ちらしによると、高尾山ケーブルカーは日本一の急こう配の31度18分。

単線なのでちょうど真ん中ですれ違います。

どっちへ行く?右?左?なんてしゃべりながらも緊張のすれちがい!

娘とキャッキャしてたらすぐに到着。6分なんてあっという間ですね。早速ハイキング(登山?)スタート。ヤマユリがきれいに咲いていました。後で登場しますが、まだ紫陽花も終りかけながら咲いていました。

道中はこんなタコ(タコ杉)のオブジェがあったりで、そのたびに娘が大はしゃぎ。一人で来ていたら目もくれていないでしょうね。こういうのがあるので子供も飽きずに歩いてくれます。

ビアマウント会場やサル園をとおりすぎると、浄心門。両部鳥居のかたちになっていますね。

神仏習合が色濃くあらわれており、この後も鳥居がたくさんありました。境内はほぼ舗装された道です。

疲れたからもう駄目と言っては走り出すという訳の分からない行動を繰り返す三女

道の険しい男坂(階段)とゆるやかな傾斜の女坂の分かれ道。階段の方が良いということで男坂をチョイス。

説明を読んだけど忘れてしまった”苦抜け門”とりあえずくぐってきましたけど、これで苦がなくなったのかな?

まだまだ満開のあじさい。

薬王院に到着。

ふらふらしながら歩いても30分しないぐらいで薬王院の建物が多い場所に到着。正確にはもっと前から薬王院の境内なんでしょうけどね。

立派な山門です。

山門の四方では四天王が祀られていました。

山門をくぐると、天狗がたくさん!

烏天狗と天狗の違いって?

そもそも烏天狗(からすてんぐ)と天狗の違いって何でしょう?由来などを読んでいたらかなり難しかったんですが、簡単な見分け方は鼻の長さ。鼻が長いのが天狗。鳥のくちばしみたいになっているのが烏天狗です。天狗のことを大天狗、烏天狗のことを小天狗とも言うようです。

鼻の長さについては、調べてみると例外もあるようですが、なんとなーくの理解では長ければ天狗。で良いです。もっと詳しく知りたい方は、wikipediaでも詳しく載っているのでお調べくださいませ。

護摩堂で参拝して、御朱印も拝受してきました。

護摩堂にはでっかい、天狗と烏天狗のお面があります。迫力満点なのでぜひ見てきてくださいね。こちらは天狗。

参拝も終わり、とりあえずは山頂を目指します。

ほどなくして山頂に到着。山頂といっても、自動販売機もあるし、普通に車も止まっています(笑)水道もきていますので、山頂って感じは全くしない!

横浜方面?らしいけれど、霞んでいて全然見えない。何となく新宿都庁のようなものは見えました。澄んでいると東京タワーやスカイツリーも見えるようです。

山頂でお菓子食べたりしてだらだらした後は下山。かき氷を食べたい三女が急かすので、ゆとりなしなんです...

帰りは4号路。山道を歩くルートなので最低でも運動靴が必要です。すれ違った人でクロックスの人がいたけど、あんまりよくないよなー。

4号路は橋があるので楽しい。

30分も歩けば、登りで通った道に合流(浄心門付近)。あっという間でした。

山頂駅付近でかき氷を食べて、リフトで下山しました。

駐車場近くには氷川神社

車をとめた高尾山麓駐車場付近には氷川神社もあります。駐車場内の小屋に朱印所という看板が書いてあり、せっかくなので参拝&御朱印拝受してきました。

氷川神社の境内は駐車場となっています。風情がないなぁ(私見です)。

振り返れば、京王線。

氷川神社の御朱印

初穂料は300円。書き置きの御朱印でした。駐車場管理のおじさんが対応してくれたんですが、この氷川神社の宮司さんは何と50社も管理してるとのこと。うひゃーって感じですね。

まとめ

高尾山下山後は京王電鉄の運営する極楽湯に入って、ゆっくり休んでから帰路につきました。僕は車だったので関係ないけれど、温泉施設内に電車の運行案内の電光掲示板があったりとなかなか面白い温泉でした。

ただ、大人1000円っていうのはちょっと高いけれども!

おしまいける。







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