昨日はリコーがカメラ事業を縮小する旨の記事が日本経済新聞に掲載され、「PENTAX」や「GR」といった歴史あるブランドのカメラも無くなるのでは?とびっくりしました。
その後RICOHにより、カメラ事業の縮小・個人向け撤退の検討の報道は否定されましたが、収益性確保のためにラインナップの見直しを中期経営計画説明会の中で名言されているようです。
本日、リコーのカメラ事業縮小、個人向け撤退検討という報道が一部にございましたが、この記事はリコーが発表したものではありません。
リコーのコンシューマー向けカメラ事業は、従来からのユーザーの方や趣味として写真を楽しまれている多くの方々に喜んでいただけるPENTAXやGRなどの高付加価値製品にリソースを集中しています。また、360°カメラの「RICOH THETA」はVR、AR市場が急速に成長している新市場におけるインプットデバイスのマーケットリーダーであり、こちらもさらに事業を拡大していく予定です。さらに、BtoB向けのソリューションビジネス領域においても当社のカメラ技術を生かした新市場を創出することで、イメージング事業を総合的に拡大、発展させていく所存です。
僕もリコー製品は、360°カメラの「RICOH THETA S」と古い機種になりますが「GR DIGITAL IV」の2つを使っているので、とりあえずはほっとしたところです。
GR DIGITAL IV
2005年9月にGRデジタルシリーズが発表されてから12年。プロでも愛用されている方が多い名機がGRシリーズです。
コンパクトさと、すっきりとしたデザイン。機能の取捨選択が明確になされており、何でも撮れる万能カメラという位置づけとは真逆の方向性で開発されています。
現在発売されている現行機種は「GR II」。僕が持っている「GR DIGITAL IV」の間には「GR」が存在するので、「GR DIGITAL IV」は2世代前の機種になります。
「GR DIGITAL IV」→「GR」→「GR II」
GR DIGITAL IVのグリップの剥がれ、べた付きが顕著に
カメラ購入遍歴をふりかえると2012年1月にGR DIGITAL IVを購入しているようなので、もう5年も使っているんですね。現在は仕事での記録用や何気ないスナップ写真撮りなどに使っていますが、コンパクトさと写りの良さから、平日では一番使っているカメラかもしれません。
5年も肌身離さず使っているとどこかしらボロが出始めるもので、昨年夏ぐらいからグリップがべた付くようになってきました。ラバーが摩耗してきており、少しずつ剥がれてきているようです。
グリップの背面べた付きが嫌で、数か月間「オリンパス STYLUS TG-4」で代用していたんですが、解像感が全く違うんですよね。TG-4は2015年5月の発売と新しい機種ですし、オリンパスのコンパクトデジタルカメラの中ではレンズ性能が良いと噂だったんですが、3年前のGRの方がよく写ります。
GRデジタルのラバー交換をしたいなとは思っていたんですが、仕事も忙しかったり、代用するカメラもあったりとGRデジタルを修理に出すのを怠けておりました。
そんな折に冒頭のニュース。
GRなどの個人向けカメラ事業からの撤退はないと明言されたものの、サポートがいつまで続くか不安になるじゃないですか。ようやく重い腰をあげてGRのグリップ交換に出そうと決意しました。
(正確には決意して、決意表明の記事を書いているだけで、まだ修理には出していない...)
長らく頑張ってくれているGRデジタル4。角はすり減ってかなりくたびれてきていますね。ラバーと本体は両面テープのようなものでくっついているんですが、テープの接着剤がはみ出てきてしまっています。
冬は比較的気にならないんですが、温度の高い季節、夏などになるとべた付きもはげしくなり、写真を撮る度に指までべた付きます。
レンズカバーのリングもいつの間にか紛失してしまっています。
リングは部品のみの取扱いはなく、修理対応(1500円程度)になるようです。なくても何ら問題ない部品ではありますが、無いとちょっとみすぼらしいですね。ついでにリングの注文もしてきたいと思います。
この写真を撮ったのはTG-4の顕微鏡モード
最後に、このGRの写真を撮ったのはTG-4の顕微鏡モード。TG-4の写りがイマイチだと先ほど毒づいたばかりですが、この顕微鏡モードはすごく優秀。
最短1cmの撮影距離のままズーム撮影ができるという圧倒的のクローズアップ性能です。RAWも撮れる防水カメラなので、夏のアウトドア限定カメラとして今後も活躍してくれるでしょう。
そんな訳で、有言実行!修理に出してきます。