どうも刺身は赤身好きのムック(@mukku_0402)です。
今日はLightroomのプリセット“VSCO Film”について少し話してみたいと思います。
プリセットとは
Lightroomについての説明はなしではじめてしまいますが、プリセットは通常画面の左側、ナビゲーターの下にあります。
Lightroomにはクロスプロセスやポジプリント調、古い写真なんかのプリセットが最初から入っています。
そもそもプリセットとは何かっていうことなんですが、「プリセット(preset)、前もって調整すること」とデジタル大辞泉にはあります。
つまりは気に入ったレタッチをワンボタンでできちゃいますよ。っていうことです。
自分でもよく使うレタッチがあれば、プリセットに登録しておけばワンクリックでそのレタッチができるようになります。写真によっては微調整が必要でしょうが、全部を最初からやるよりははるかに楽ちんです。
プリセットは無料で公開されているものも山ほどありますが、有料のものもあります。
今回紹介するプリセット“VSCO Film”は有料のものになります。しかも結構お高いです。
それでも“VSCO Film”をお勧めするのはフィルムのような風合いの写真が好きな人にはたまらないプリセットだからです。
加工例
色々な説明を書く前にまず“VSCO Film”を使ってレタッチした写真で比較したいと思います。
加工前
青と緑がある写真が分かりやすいかと思い木曽駒ヶ岳の千畳敷カールの写真です。無加工のいわゆる撮って出しです。撮って出しって載せるのが気恥ずかしいのは僕だけでしょうか。
Fuji superia 100
ずいぶんと色合いが変わりましたね。緑が褪せたような感じになりました。
Kodak portra 160 NC
superiaよりは自然な感じでしょうか。ちょっと黒も強くなりましたね。
ちなみにポートラにはNC、VC、UCと3種類ありますが次の意味になります。
NC=natural color
VC=vivid color
UC=ultra color
Kodak portra 160 VC
Kodak portra 160 UC
ウルトラカラーと銘打っているだけあって結構かわりますね。コントラストも高めに発色もかなりビビットです。
Ilford delta 3200
せっかくなのでモノクロのプリセットも使ってみました。
重ねがけ
このように重ねてプリセットを掛け合わせることもできます。
VSCO Film の説明
僕の愛すべき“VSCO Film”なんですが、メーカーごとに異なるプリセットが用意されています。
僕が今入れているのは上のとおりなんですが、もちろんCANONもあります。rawデータとはいえども、メーカーによって色付けは異なりますのでメーカー毎のプリセットを用意しているっていうのはきちんとしている感じがしますね。
VSCO Filmを覗いてみると、たくさんの作例が出てきますのでもっとVSCOの良さが分かるかと思います。
ホームページに進むと01~07の7種類のプリセットが販売されていることが分かります。
01 Modern Films
02 Classic Films
03 Instant Films
04 Slide Films
05 Archetype Films
06 Alternative Process Films
07 Eclectic Films
どれが一番良いかなんていう質問には人それぞれって回答が一番無難なんでしょうけど、もっとも人気があるのはportraも入っている02”Classic Films”だと思いますし、僕も自信をもってこれをお勧めします。
ていうか僕も02しか持ってませんですしね。
値段は59USD(2015年12月14日現在)と日本円で7,000円ちょっとします。無料のプリセットも多く出回っていることを考えるとちょっと高めですね。でもそれだけの価値はあると思います。
また、ホームページをチェックしたりVSCOのtwitter(@VSCO)をフォローしているとたまに割引セールをやっていたりします。
まとめ
VSCOは”VSCO cam”というiPhoneアプリも作っているので、買おうかどうしようか悩んでいる方はとりあえず”VSCO cam”で試してみると良いかもしれません。無料ですし、”VSCO cam”の色合いが好きなら”VSCO Film”も気に入ること間違いなしだと思います。
現実に僕も以前はフィルム機をかなり使っていたんですが、このプリセットを買ってからフィルムを持ち出すことがあまりなくなりました。もちろんフィルム機で撮ることも好きなんですが、フィルムの風合いをだいたいはこれで出せるようになったからです。
ちなみに僕が買ったときは100ドル近くしました…最近半額くらいまで値下げしたようですね。僕も追加してみようかな。Kodak GOLDの入っている”05″とか魅力的ッ!
では作例をもうちょっと追加してのお別れです。”06″も欲しいなーーーぁ!