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神の使い(神使)の動物。神社ごとに決まっている縁起物の動物たちまとめ

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神社へ行くと動物が祀られています。

日本神話の中では特定の動物が神の意思を伝えるメッセンジャーとして登場します。神様と動物の組み合わせはほとんど決まっており、例えば菅原道真を祭神とする天満宮では牛が神使として祀られています。

中には稲荷神の狐のように、神使自体が神様として祀られる場合もあります。

神様(又は神社のグループ)と動物の組み合わせを覚えておくと、神社参拝の楽しみが一つ増えるかもしれません。

神さまと動物の組み合わせは決まってる。

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神の使い(神使)の動物のまとめ

天神様の牛、お稲荷さんの狐、春日大社の鹿、八幡様のカラスなどが有名でしょうか。

動物 神・神社
天神(天満宮)
ねずみ 大黒様(大豊神社など)
うさぎ 住吉神社
日本武尊(やまとたけるのみこと、三峯神社など)
白鷺 日本武尊(やまとたけるのみこと、白鷺神社など)
八幡神(八幡宮)
うなぎ 大山祇神(三嶋神社)
二荒山神社
鹿 春日神社、鹿島神宮
日吉大社、浅間神社
伊勢神宮
諏訪大社
伏見稲荷
カラス 熊野三山

神の使い(神使)の動物の由来や写真

由来については諸説あり。色々な説があるようです。一般的な説を紹介していますが、ほかのさまざまな説を調べるのも面白そうですね。

鶴岡八幡宮の鳩

鶴岡八幡宮に限りませんが八幡宮では鳩が祀られます。

八幡神(やはたのかみ、はちまんしん)は、武運の神さまとしても有名で、応神天皇と同一とされています。

応神天皇の神霊は、金色の鷹となって宇佐の巨石から現れたとされていますが、その後家事の老翁に変身し、次には三歳程度の童、最後には金色の鳩になったと伝わっています。

このことから、鳩が八幡宮の使いとなったと言われています。

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春日大社(奈良公園)の鹿

春日大社には4柱の神さまが主祭神として祀られています(総称して春日神といわれます)。

春日大社の主祭神

  • 武甕槌命 - 藤原氏守護神(常陸国鹿島の神)
  • 経津主命 - 同上(下総国香取の神)
  • 天児屋根命 - 藤原氏の祖神(河内国平岡の神)
  • 比売神 - 天児屋根命の妻(同上)

そのうちの1柱、武甕槌命(タケミカヅチ)は白鹿にのって春日神社にやってきたと言われています。

武甕槌命(タケミカヅチ)は、茨城県の鹿島神宮の主祭神でもあり、そもそもが鹿島の土着神(国つ神)です。鹿島ですね。このあたりにも由来があるのかもしれません。

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伊勢神宮の鶏・ニワトリ

伊勢神宮の使いが鶏であるのは、古事記に由来しています。

伊勢神宮は天照大神を祀る神社として有名ですが、天照大神といえば天の岩戸のものがたりが有名ですね。

天の岩戸に隠れてしまった天照大神を、なんとか引っ張り出そうとして神々が知恵を絞った結果、神さまたちは、長鳴鳥を岩戸の前で鳴かせて、天照大神が出てくるように画策します。この長鳴鳥が鶏のことなんです。

天照大神は太陽を神格化した神さまですが、鶏といえば朝日が登るとともに鳴くイメージがあります。天照大御神のイメージにぴったりですね。

まとめ

神社を参拝するときに神使を探してみるのも一つの楽しみなんじゃないかと思います。







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