先日「信濃國十三社巡り」についてまとめました。早速「信濃國十三社巡り」をはじめよう!ということで御朱印集めも合わせて行ってきました。
松本市には信濃國十三社のうち、3つがあります。
- 深志神社: 松本市深志3-7-43
- 四柱神社:松本市大手3-3-20
- 長野縣護国神社:松本市美須々6-1
いずれも街中にあるんですね、半日もあれば3社まわれると思います。
深志神社
深志神社は松本駅を東に900mの場所に位置しています。歩いてもいけない距離ではありません。車ですと6分ぐらいの場所です。
まつもと市民芸術館のすぐ裏にあります。平日の午前に行ったんですが、数人の方が参拝されていました。僕は初めて訪れたんですが意外と人気?なんでしょうか。
車をとめて改めて入り口に戻って鳥居をくぐります。
鳥居は神域の入り口としての役割を担っています。調べてみると、鳥居にもいろんな種類があるんですね。鳥居は主に神明系と明神系の2種類に分けられますが、深志神社は島木のある明神系の鳥居です。
石造りの鳥居をくぐると、次は木造の鳥居です。柱の前後に控え柱のある両部鳥居です。
最上部の横材を笠木といいますが、かなり反ってますね。
神社の名前を掲げたこの額を神額といいます。立派ですね。
手水舎が左手に見えます。寺社仏閣に興味を持つまでは、二礼二拍手一礼が神社なのかお寺なのかもきちんと覚えていませんでした。手水舎も気分がのったら手を洗う程度だったんですが、最近はきちんとした作法を心がけています。ま、当たり前なんですが。
神楽殿は神社の境内にある神楽を奏する建物です。壁がないタイプの神楽殿が多いですが、深志神社は立派な壁がありました。
まわりくどくなりましたがようやく本殿へ。本殿は通常奥に構えられているので、建物をうかがうことはできません。ということで拝殿で参拝です。
参拝を終えたら、御朱印をいただきます。信濃國十三社巡り用に御朱印帳も欲しいなと思っていたので、参拝始めの深志神社で御朱印帳もゲットです。
御朱印と御朱印帳は拝殿のすぐ隣りの授与所でいただくことができます。
深志神社の御朱印帳
深志神社の御朱印帳は何柄っていうんでしょう?小さい柄で可愛いですね。初穂料は1000円でした。
深志神社の御朱印
菅原道真を祀っている深志神社なので、菅原道真の神号「天満大自在天神」の略称として”天神”の朱印がありますね。菅原道真を祀る天満宮の総本社は太宰府天満宮ですが、象徴は梅の紋です。深志神社の御朱印にも梅の印が下に押されていました。
初穂料は300円です。
深志神社の御本殿について
深志神社の本殿は、建御名方富命(たけみなかたとみのみこと・お諏訪さま)を祀る宮村宮と菅原道真公(天神さま)を祀る天満宮の2殿があります
そのため拝殿にみられる神紋も建御名方富命の梶の葉(かじのは)の紋と梅鉢紋の2種類があります。
四柱神社(よはしらじんじゃ)
四柱神社は松本駅から国宝松本城へと向かう道の途中にあります。観光客も多い地域なので参拝者もたくさんいました。
神社には20台ほどとめられますが、市街地内にあるので周りにはいくらでも民間駐車場があります。
四柱神社ってよみかたが何通りもあって分かりづらいですよね。正式にはよはしらじんじゃです。
鳥居は島木のない神明系(しんめいけい)の鳥居です。神明系の鳥居がある有名な神社としては、鹿島神宮(茨城県)、靖国神社(東京都)です。
正面から神社へ向かいます。ちょうど10月の1~3日は四柱神社の礼祭、神道祭が行われており、浦安の舞が奉納されていました。
参考 産土神社で浦安の舞を奉納してきました。娘が。父は写真撮ってきました。
明治13年には明治天皇もご参拝されたようです。記念碑も建てられていました。
手水舎も歴史を感じさせます。
手水の作法を復習しておきましょう。まず左手を清めて、その次に右手、その後口に含んですすぎます。その後口を付けた左手を再度洗い流します。
こういった作法も覚える気で覚えないとすぐに忘れてしまいますね。今までがどれだけ適当だったか…
敷地は広くないので参拝を終えたら隣の授与所で御朱印をいただきます。
四柱神社の御朱印
御朱印はシンプルですね。信州松本四柱神社と書かれ、あとは日付ご朱印だけです。四柱神社の初穂料は「お気持ちで」という一番困るタイプのものです。
御朱印って300円が多いので300円で良いのかな?と思って300円を納めてきました。
長野縣護国神社
東京と神奈川を除く全国各地に存在する護国神社ですが、長野県は松本市にあります。原則は一つの県に一つの護国神社ですが、面積の広い北海道や地域的な問題で1か所に決められなかった県は複数ありますね。
護国神社はその道府県出身ないし縁故の戦死者、自衛官・警察官・消防士等の公務殉職者を主祭神とする神社です。
長野県護国神社の鳥居はシンプルです。通常神社名が掲げられる神額も存在しません。
手水舎はというと鳥居の手前にありました。手水舎って鳥居の手前にある神社と奥にある神社がありますね。個人的な気持ちとしては手水舎で身を清めてから鳥居をくぐりたいんですが、何か違いがあるんでしょうか?
護国神社の神紋は桜や菊であることが多いようですね。お賽銭箱には菊紋が掲げられています。
桜の紋も使われています。
敷地内は手入れのいきとどいた芝生で緑がきれいでした。奥に見えるのが社務所で御朱印をいただけます。
長野縣護國神社の御朱印帳
菊と桜が重なり合ったような紋のついた御朱印帳が販売されていました。色は青とピンクがあるようです。金額は2000円です。
長野縣護國神社の御朱印
初穂料は300円。
まとめ
普段よくとおっていたんですが、3社とも初めての参拝でした。四柱神社は境内には入ったことがあったんですが、参拝はしたことがありませんでした。
色んな所を注意して見だすと、鳥居や狛犬なども神社によって全然違うんですね。最近は神社の解剖図という本を夜な夜な眺めて勉強しています。