街歩きの達人・タモリさんが”ぶらぶら”歩きながら知られざる街の歴史や人々の暮らしに迫る「ブラタモリ」。NHKの番組ながら視聴率がとてもよく、最高視聴率は2016年6月4日の18.6%「#40 伊勢神宮 ~人はなぜ伊勢を目指す?~」。15%を超えたら高視聴率と言われていますが、最近でも平泉の回や、富士の樹海、宮島の回で15%超の視聴率を記録しています。
ブラタモリは書籍化もされているので、旅のお供、ガイドブックとしての利用もできますね。
今日注目してみたいのは、ブラタモリに登場するカメラです。
ブラタモリでのタモリさん愛用カメラ
タモリさんは色々なカメラを使われており、以前はRICOHのGRを使われていたようです。僕はまだこの頃ブラタモリを見ていませんでしたので、ネットでの情報です。GRデジタルのどの型を使っていたかまでは分かりませんでした。
2012年ころはOLYMPUSとなり、EVF付きのpenを使っていたこともあるようです。ミラーレスカメラの中では女子向け的な位置づけになりつつあるオリンパス・penシリーズですが、パナソニックに続き日本で2番目に発売された歴史あるミラーレスカメラのシリーズです。
2015年の富士山編でははOLYMPUSのSTYLUS 1。penシリーズとは違い、レンズ交換式のカメラではありませんが、レンズの明るさはF2.8。焦点距離も28mm~300mmと何でも撮れるカメラなのかもしれません。荷物をできるだけ少なくしたいような旅をするにはちょうど良い大きさですね。
OLYMPUS デジタルカメラ STYLUS 1 28-300mm 全域F2.8 光学10.7倍ズーム ブラック STYLUS-1 BLK
最近では別府温泉の回での使用が確認されています。OM-D E-M1では、レンズは標準画角のPROレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」、同梱フラッシュ「FL-LM2」を付けた状態でした。ワイド端でフラッシュ使うとケラれたりしないのかな?と余計な心配をしてしまいました。
OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M1 12-40mm F2.8 レンズキット ブラック 防塵 防滴 OM-D E-M1 12-40mmF2.8LKIT
OM-D E-M1については、昨年末に「OM-D E-M1 Mark II」が発売されていますが、タモリさんが使っていたのは前の型。
新しいカメラが発売されていますし、次に登場するときには「OM-D E-M1 Mark II」になっているのか?それともまたpenシリーズに戻り、往年の「OLYMPUS PEN-F」になってたり?
と、カメラに注目してブラタモリを見てみるのも楽しいものです。
ブラタモリでのスチル写真を撮るカメラ
で、今日の本題はタモリさんが使っているカメラではなく、番組放送中に度々登場するスチル写真を撮るカメラ。
スチル写真(スチルしゃしん、英語: still picture, still photo(graphy))、もしくは、単にスチル(still)とは、動きのない写真のことである。通常、ある一瞬を1枚の画像に撮影したものであるが、長時間露出や連続写真もスチルである。
このスチル写真が素敵すぎるんです。
番組ホームページからいくつか引用させていただきます。
背景がきれいにボケており、当たり前ですが安いコンパクトデジタルカメラではないことが分かります。焦点距離として、標準域でしょうか。50mm程度の明るいレンズを使っているんでしょうか?
室内の暗い場所での撮影です。多少ざらつきはありますが、きれいですね。
笑顔も素敵ですが、空の青も美しい。VSCOを使ってレタッチしているんでしょうか?という色合いですね。ちょっとfilmっぽい色合いも独特の雰囲気を醸し出しています。
このスチル写真、番組エンディングで流れるのと、番組の途中でも色んなところに挿し込まれています。いつも写真が素敵だなーって思いながら見ていました。と、同時にどんなカメラを使っているんだろう?というのも気になっていました。
ブラタモリで使われているスチル写真のカメラ
先日、「#64 別府」の回を見ていましたら、スチル写真を撮る風景が放送で流れていました。当然ではありますが、番組放送の動画からの抜き出しではなく、専属のカメラマン(?)の方が撮影をされていました。
撮影シーンです。
もう少しカメラに寄った絵です。
もうメーカーはお分かりですね。やはりcanonは強かった。ニコン党の僕には少し残念ですが、canonのカメラでした。
ではcanonのなんていうカメラでしょう?大きさからすると、ハイエンドの「EOS-1D X MarkII」ではなさそうです。
テレビ撮影で使われているので、エントリーモデルでは無いと考えられると、ハイアマチュアモデルには下のとおりの7つがあります。
主に使っているレンズは24-70mmという標準域のレンズです。APS-Cのセンサーサイズだと撮影距離が近い場所ではやや窮屈になりがちな焦点距離なので、センサーサイズはフルサイズでほぼ間違いないでしょう。
という訳で、「EOS 7D Mark II」「EOS 80D」を消しちゃいます。
普通に考えたら、「EOS 5D Mark IV」。というところが無難に怪しいカメラなんですが、正直決め手に欠くというか分かりません。
グリップのあるカメラの左側は確認できたんですが、ロゴのある右上は見えません。ちなみに上の撮影で撮られたスチル写真がこちら。
良い写真ですね。みんなが笑顔です。
もう少し撮影風景の写真を載せます。
なんと2台持ちだったようです。70-200mmでしょうね。白砲をつけたカメラもぶら下げています。
ブラタモリでは上の撮影のように高い位置からの撮影もよく見られます。番組を見ていると棒をもって何か覗き込んでいる人がよく映りますね。
あの棒、昨年のCP+で見た気がするけど、なんてメーカーのものだったっけな。
ブラタモリの同行カメラマンは山本大輔さん
twitterで教えていただいたんですが、ブラタモリの同行カメラマンは山本大輔さんというフォトグラファーさんでした。
山田 大輔
神奈川県出身
多摩美術大学 絵画学科 油画専攻卒業
スタジオ勤務後2005 独立 山田大輔写真事務所設立
twitter 山田大輔
URL DAISUKE YAMADA PHOTOGRAPHY
公式のホームページにはPORTFOLIOとして人物と風景の写真が載せられていますが、これがまたたまらない。小栗旬さんなどの有名人の写真がどれも魅力的です。
ブラタモリのスチル写真、毎度毎度心に刺さるなーって思っていたんですが、納得納得。著名な写真家さんが同行されていたんですね。
どんなカメラを使っているんだろう?と思って調べ始めて書いた記事ですが、写真家さんまで分かるなんて嬉しい限りです。
ブラタモリを見ていると山田さんが写真を撮っている姿も度々映ります。「写真家がどのようにスナップ写真を撮っているのか」という目線で見てもブラタモリは楽しめそうですね。普通の人が撮る写真は圧倒的に普段の日常撮り。スナップが多いかと思います。
ですので、どうやったらスナップ写真がうまく撮れるようになるだろう?という方は山田さんに注目してブラタモリを見てみると良いかもしれません。
まとめ
知識不足・調査不足で、カメラを突き止めるまではいきませんでしたが、「EOS 5D Mark IV」。このあたりではないでしょうか。
レンズは「EF24-70mm F2.8L II USM」と「EF70-200mm F2.8L IS II USM」で、2台持ち。
とりあえずの暫定的な結論はこんなところですがいかがでしょう?