寺社仏閣巡り

ガッキードラマ逃げ恥にも出ていた山梨県の国宝大善寺でご参拝・御朱印

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H28年10月12日からのドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」は視聴率も上々の好スタートのようですね。ガッキー可愛すぎるでしょう。って思いながら毎回逃げ恥を見ています。

第3話では山梨県甲州市の国宝大善寺が使われていましたね。本堂である薬師堂は関東で最大級の木造建築物ですし、さらには国宝に指定されています。これは見なくては!と思って金峰山登山と一緒に大善寺参拝もしてきちゃいました。

大善寺

大善寺の場所

大善寺なんですが、場所は中央自動車道の勝沼インターチェンジのすぐ近くにあります。駐車場は40台用意されていますが、行ったときは「逃げ恥」効果もあったのか?は分かりませんがほぼ満車状態でした。僕はすぐに入れましたが、すぐ後ろにいた車は結構待たされていました。

 

大善寺

山号は柏尾山の真言宗智山派のお寺です。甲州ワインやブドウの産地としても有名な土地柄からか、ぶどう寺とも呼ばれています。

また、民宿として宿泊も受け付けており一泊二食付きで税別5,980円!素泊まりだと税別4,200円です。まだ宿坊やお寺に泊まったことないですが、一度は泊まってみたいですね。

拝観料が500円必要ですが、+300円でグラスワイン拝観、ぶどうジュース拝観なんてものもあります。参拝後に休憩所でワインやジュースを飲めちゃうんですね。

そして一番は大善寺の本堂は国宝に指定されています。山梨県の国宝指定は5つしかないので、そのうちの一つなんですね。

ぶどう寺参拝

駐車場を降り、階段を上がるとまず目に入るのは楼門です。

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山門だと思っていたら、大善寺のホームページには楼門(仁王門)記載がありました。

そもそも山門や三門、楼門の違いってなんだろう?っていうのが分からなかったので少し調べてみました。

山門、三門、楼門の違い

山門(さんもん)はお寺にあるすべての門を指すとのことです。でも何で山なんでしょうね。お寺の正式名称にはすべて山号が付きます。大善寺ならば、柏尾山大善寺の柏尾山が山号ですね。この山号は中国が起源で付けられるようになったようです。山門っていう呼び名も、山がお寺と結びつきが強いことに起因してつけられた?のかな・

山門と似た呼称で三門(さんもん)も良く見かけます。三門は禅宗寺院の比較的大きいお寺、本山級のお寺に見られる大きな門を指します。

善光寺の山門は国の重要文化財にも指定されていますが、善光寺が無宗派のお寺なので、「山門」ってことなんでしょうね。

善光寺の山門

善光寺の山門

次に「楼門」です。楼門は「門の一種で、二階建てで上部に屋根をもつもの」とのことです。お寺に限らず楼門という言葉は使われるようですね。ですので、大善寺の楼門は山門でもある。っていうことで良いのかな?

仏像などが祀られているものが山門で、それ以外は楼門。と書かれている説明もありましたが。確かに山門には2階に仏像や羅漢像などが安置されているものが多いですが、これが正しいのかどうかは分かりません。

山門の仁王像

仁王様はお寺の中に仏敵が入らないように守るために祀られます。

阿形と

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吽形です。

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色は時代とともにはげ落ちてしまっていました。目には玉眼が入ってはくりょくがありますね。玉眼は鎌倉時代以降に流行ったものなので、玉眼を見るだけで、奈良・平安などの古い作でないことが分かります。

よく見たら、山号「柏尾山」と入っていますね。それにしてもつくりの細かさ!ほれぼれします。

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楽堂をとおって本堂(薬師堂)へ

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楽堂をとおると国宝の薬師堂が姿を現します。

鎌倉時代の密教系本堂の代表的建物で、東日本でもっとも優れた和様建築ともいわれています。県内最古の建物で、内部の隅柱にある1286(弘安9)年の刻銘から、1270(文永7)年の火災で焼失した後、鎌倉幕府の援助を受けて再建されたことが分かっています。

行基が開山したんですが、甲州葡萄発祥の地との伝説も残っているようですね。屋根は一昨年に葺きなおしたとのことで、きれいな檜の檜皮葺(ひわだぶき)でした。

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おー!逃げ恥で見たお堂だ!とテンションがあがりますね。

中に入ることができ、仏像を拝観することができます。ご本尊である薬師如来は秘仏のため今は見ることはできませんが、来年の平成30年には大善寺が開山1300年でもあり、開山1300年記念御開帳があります。平成30年10月1日から14日までの2週間ですが、是非見に来たいと思っています。

実物は拝むことはできませんでしたが、厨子には別名ぶどう如来と呼ばれる薬師様の写真が飾られていました。中では写真禁止なので、パンフレットを拝借します。

大善寺パンフレットより

大善寺パンフレットより

光背は円ですね。お顔は結構ぽっちゃりと丸いお顔だと分かります。左手にはぶどうを持ち、薬師如来が通常持っている薬壺(やっこ)は持っていないんですね。

中ではお寺の方が、大善寺の由来やご本尊の説明などをしてくれます。ぶどうだなんて、地域の名産持たせちゃうなんてなー。と失礼なことを想っていたんですが、ぶどうは昔から薬の材料として使われていたんですね。薬師如来さまが持つのも納得!といった感じでした。千手観音像も色々なもの(持物)を持っていますが、ぶどうは必ず持っているとのことでした。

今度千手観音像を見る機会があったら、きちんと確認してみるようにします。

薬師如来の脇侍は月光菩薩・日光菩薩ですが、どらまでもみくりさんと平匡さんが菩薩様の前にたつシーンがありましたね。仏像をちょっと勉強していたので、お!月光菩薩だ!と違いが分かるようになりました。向かって左側が月光菩薩、右側が日光菩薩です。後は持っている蓮華が月輪か日輪かでも月光菩薩と日光菩薩の区別が付けられます。

大善寺の御朱印

本堂の中で御朱印をいただくことができました。300円でした。9月30日から始めた御朱印ですが、お寺参拝用の御朱印帳が大善寺さんでいっぱいになってしまいました。大善寺で御朱印帳を買おうかとも思ったんですが、次にいただくところで買って心機一転参拝を始めたいと思います。

大善寺の御朱印

本堂内には薬師如来三尊像のほかにも、十二神将や文殊菩薩立像、毘沙門天立像も祀られていました。獅子に乗った文殊菩薩に会いたいと思っていたんですが、残念ながら叶わずでした。

本堂を一通り満喫した後は、まわりを徘徊

稚児堂がありました。神社でいう神楽殿みたいなものなのかな?

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鐘楼と手水舎

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階段を上がるときにとおった楽堂は中に入ることもできました。

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中には観音様。印相も覚えたいんですが、多くてなかなか覚えきれません。

一通り参拝し終わったあとは、下に降りて宿泊もできる庫裡でちょっとひと休憩できます。

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庫裡の休憩所からは日本三名園ともいわれる池泉鑑賞式庭園を見ることができます(写真はなしですが...)

まとめ

来年は御開帳!2週間と期間が短いので行けるかどうか分かりません。でも是非行きたいですね。生ぶどう薬師を一度は見てみたいです。

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大善寺の情報

住所:山梨県甲州市勝沼町勝沼3559
電話番号:0553-44-0027
拝観時間:9時~16時半(4-11月)、9時~16時(12-3月)

参考:国宝大善寺ホームページ

 







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