横浜中華街にある関帝廟と媽祖廟に参拝してきました。
関帝廟(かんていびょう)と媽祖廟(まそびょう)と読みます。見た目は似ているものの、歴史には大きな違いがあります。関帝廟は横浜開港の1859年の14年後、1871年に創建されました。対する媽祖廟は比較的新しく10年ちょっと前の2006年に創建されています。
横浜中華街へは何度も遊びに行っているものの、関帝廟と媽祖廟にきちんと参拝したことはなかったのですが、寺社に興味を持ちせっかくなので参拝してきました。
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いずれの寺院も廟の内部で参拝するには長いお線香を5本(500円)を購入する必要がありますが、内部まで参拝したのは関帝廟(かんていびょう)のみ。媽祖廟はお堂の外からお賽銭をしてお参りしてきました。
関帝廟と媽祖廟の御朱印
御朱印集めが趣味な人は気になるのが、関帝廟と媽祖廟に御朱印があるのかっていうことですよね。非常に残念ですが、関帝廟と媽祖廟には御朱印がありません。
御朱印は日本の文化ですが、ここ関帝廟と媽祖廟は中国のものですから当たり前といえば当たり前ですね。あったら嬉しかったんですけど。
関帝廟と媽祖廟に御朱印はない!
媽祖廟(まそびょう)に参拝
中華街を歩いていると外れ近くにある媽祖廟(まそびょう)。ここを目的に歩いていた訳ではないけど、見かけたことがある人は多いはず。僕も参拝するまでほとんど興味がなく、名前も知りませんでしたがずっと存在だけは知っていました。
日本のお寺でいうところの山門でしょうか。神社でいうところの鳥居?牌楼(門)というようです。屋根の上には龍が鎮座していますね。
日本の寺院にはないほどの派手さ。非常にきらびやかな門です。
廟の内部まで参拝したい人はこの売店でお線香などを購入する必要があります。私は関帝廟で参拝したかったのでこちらはスルー。お堂の外で参拝してきました。
日本のお寺と違うなーと感じたのが、入り口の場所。
お堂に向かって右側にありますね?左回りに参拝します。日本の寺院では右回りが多いんですよ。参拝したことのある寺院の参拝ルートを思い出してみてください。たぶん右回りになっていませんか?例外があるのかどうかは僕も知りませんが、右回り(時計回り)が大原則です。
正式な参拝方法はお線香を5本購入して、5つの香炉にそれぞれお供えしていくようですが、お堂内部に入るだけなら200円のお布施で入ることができます。
参拝方法は全く知りませんでしたが、受付の方が丁寧に教えてくれます。立って参拝するんじゃなく、座布団(?)のようなものに膝をついて参拝するんですね。
初めての経験でした。
関帝廟(かんていびょう)に参拝
続いて関帝廟(かんていびょう)に参拝です。関帝廟に祀られているのは、三国志でおなじみの関羽(かんう)です。関羽は商売の神とされており、そのため世界中の中華街には関帝廟が創建されているようです。
関羽が神様として祀られているのが関帝廟だと思っていたんですが、案内の人曰く正確には神様じゃないとのことです。もちろん仏様でもないって言っていましたが、それなら何?
詳しいことはよく分かんないですね...
ついてびっくり、青色のシートに囲まれていました。案内を見ると、2017年7月18日~11月10日(予定)まで廟全面改修工事が行われているようです。
改修工事の様子は関帝廟のホームページにこまめに更新されています。
サイト 横濱関帝廟|関帝廟最新情報
もちろん中へ入っても工事中。うっ...残念
右にある授与所(売店)でお線香を購入します。券売機で購入しますが、何を購入したらよく分からなくて聞いて購入しました。僕も全くの初めてでしたが、親切に教えてくれます。
お線香がこちら。なっがい!!火をつけるところまで一緒にやってくれます。後は順番どおりに香炉にお供えしていきます。
こんな感じですね。正直作法が合ってるかどうかは分からないので、前の人に続いて見よう見まねで行います。
5つ終わったら内部に入って参拝です。参拝されている方も中国の方がほとんどでした。
それにしてもきらびやか。
正面からずどーん。
正面に関羽、右側に小説『三国志演義』で養子の関平(史実では実子)、左側に同じく『演義』に登場する配下の武将周倉の2神が祀られています。
三国志に詳しければ関羽以外の2神も分かるんでしょうが、劉備、関羽、張飛、諸葛亮ぐらいしか分からない僕には難しすぎました。とはいえ、日本の地で海外の空気を感じながら参拝できるのは新鮮ですね。
案内してくれる方も非常にフレンドリーだったので参拝しやすかったです。日本でも作法に厳しいところは怖いですからね。
最後に狛犬。なんともいえないですよね。
目も愛嬌たっぷり。犬というか妖怪のような気もしないでもないっていうね。
まとめ
中華街で飲食を楽しむのはもちろん、異国情緒たっぷりの寺社巡り(?)もなかなか良い体験でした。正面で記念撮影を撮るだけではなく、廟の内部へ入って中国の空気を味わうのも楽しいですよー。
と、言いつつメインはこちらで