「写ルンです」が発売30周年記念の今、人気が再燃しているようですね。
発売されたのが1986年。思ったより新しいんだねって思ってしまうのは自分が年をとってしまったせいなんでしょうか。
「写ルンです」は当然のことながらフィルムカメラです。今やフィルムの種類はどんどん少なくなっていますし、残っているフィルムの価格も毎年のように値上げを繰り返しています。
もうフィルムは絶滅していくんだろうなーってうすうす感じていたところに「写ルンです」の人気再燃は嬉しいニュースですね。最近はめっきりフィルムで撮ることが少なくなりましたが、それでもやっぱりフィルム好きとしては是非無くなってほしくないものです。
「写ルンです」の人気が再燃している今、手軽に写真が撮れるコンパクトなフィルムカメラの人気も見直されてほしいなって思いまして、僕の愛するKLASSE(クラッセ)について書いてみたいと思います。
KLASSEとは
KLASSEとは富士フィルムが作っていたフィルムのコンパクトカメラです。レンズ一体式のカメラで、電池式で駆動するのでフィルム巻も全自動。それこそ写ルンですの感覚でシャッターを押すだけで写真を撮ることができます。
KLASSEには焦点距離の異なる「S」と「W」の2シリーズがあり、Wは28mm、Sが38mmになります。標準的な写ルンですのレンズは32mmなので、若干広角のレンズがW、若干望遠のレンズが38mmですね。
写ルンですとの一番の違いは、カメラに詰められるフィルムの種類が選べるということです。当たり前っちゃー当たり前ですが、フィルムはそれぞれに特色があります。高感度なフィルムといって、暗い場所でも写真が撮りやすいフィルムや、フィルムそれぞれで色味も異なります。
写ルンですの人気の一つに、フィルム特有の粒子感や独特の色合いがありますが、KLASSEでも同じように味わうことができます。フィルムカメラなので当たり前ですが。
KLASSEで撮った写真
2種類あるKLASSEの38mmのカメラ、”KLASSE S”を持っています。ポケットにも入るサイズで、気楽にパシャパシャ撮ることができるので一時期いつもカバンに入れていました。
雪の降った翌日の保育園の送り迎えのときも
コンパクトカメラですが、非常に良いレンズできれいなボケを得ることもできます。
film / Solaris 400
何気ない休日の一コマもスマホのような感覚で気楽にぱしゃり。すっごい穴ぼこズボンですね(笑)
これは夜の小学校だったかな。暗い場所でもNATURA1600というフィルムを詰めることによって失敗無く写真が撮れます。
学校に行って何をへんなものばっかり撮っているだって感じですね。
フィルムの交換の際にたまに失敗して感光(光をいれてしまうこと)してしまうけど、これはこれで良い味だと思えるのはフィルムだからでしょう(僕がゆるいだけとも)。
都会の何気ない朝もフィルムで撮れば、ちょっとおしゃんティー?
少しだけ作例でも載せておこうと思って写真を探していたんですが、かなり多くなってきました。
この写真を撮っているportra(ポートラ)というフィルムですが、どんどん値上げがされて現在は1本1200円くらいします。36枚撮って1200円、現像にもお金がかかるのでかれこれ写真1枚あたり60円~70円くらいコストがかかります。
このSolaris(ソラリス)というフィルムはとても人気があったんですが、現在はなくなってしまいました。
次女の小学校入学式もKLASSEと一緒でした。結構接写もいけますね。
操作が簡単なので、次女も好んで使っているカメラです。フィルムだからもうちょっと遠慮してシャッター押してほしいんですけど、バシャバシャ撮ります。
これも今は亡き、ProFoto XL 100というフィルムで撮った写真。お買い得だったのでまとめ買いして使っていたのが懐かしいな。
動いているもののオートフォーカスは苦手なのはご愛敬。
一年たってまた冬へ。
まとめ
フィルムの写真は全部カメラのキタムラさんで、現像&CD保存してもらってます。プリントしてもらわなかったら1,000円ちょっとです。
KLASSEは生産終了、販売終了してしまって新品は入手がかなり困難ですが、中古は探せばあるようです。写ルンですも楽しいですが、一歩すすんで(?)、KLASSEを買ってみるのも楽しいかも。
タイトルには再生産を希望って書きましたけど、現実的にはまー無理でしょうからね。せめてフィルムの火が消えない程度に使い続けてあげたいなって思います。