山とカメラが趣味の僕が、日々の暮らしと趣味のことを綴ります

シグマから新たなArt単焦点「85mm F1.4 DG HSM Art」が発表されて震えている。

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10月13日、シグマより発売時期や価格についての詳細が発表されました。

発売日は2016年11月下旬、希望小売価格(税別)は160,000円です。

画像引用:SIGMA|85mm F1.4 DG HSM Art

シグマがARTラインでの初めての85ミリレンズ、85mm F1.4 DG Artを発表しました。前の型(85mm F1.4 EX DG HSM)は2010年11月に発売だったので、実に6年ぶりのリニューアルとなります。噂では昨年の10月頃には開発してるんじゃないか?と言われていたので1年たって満を持しての登場といった感じでしょうか。

シグマの高級レンズシリーズ、Artシリーズでは数々のF1.4の単焦点の名玉を生み出してきました。20mm、24mm、35mm、50mmに続く5作目が今回の85mmです。85mmという焦点距離はポートレートレンズと敬称されるとおり、ポートレートでよく使われる中望遠の焦点距離です。

ポートレートにはほとんど興味のない僕にとっても好きな焦点距離で、子供を自然な距離で撮れるスナップ用レンズ、散歩の際のぶらり撮り用レンズとして僕も85mmを愛用してきました。

登山も趣味なんですが、ベタな風景写真ではない少し面白い写真が撮れるのも85mmの良いところです。

85mm F1.4 DG HSM Art はどうなるか

シグマのArtシリーズは圧倒的な解像力で人気を博しているレンズです。僕も”35mm F1.4 DG HSM”というArtシリーズのレンズを持っていますが、ピントがばしっときまったときの解像力は素晴らしいものがあります。F1.4という明るさもあり、35mmという焦点距離でも背景をきれいにぼかすことができます。

ポートレートレンズは柔らかいボケが好まれる傾向があります。しかし今までのArtシリーズはボケがやや硬いと言われることもあり、ポートレートレンズとしての85mmはその点にやや心配が残ります。

この点、シグマのホームページには、

高い解像力と大口径レンズ特有の美しいボケ味。ポートレイトレンズに必要な二つの要素をArtラインの基準で具現化しました。瞳にはピントが合っているが、睫毛はボケている、というような作品においては、合焦部の解像力が高く、その前後のボケが美しいほど、より効果的な表現ができます。

と書かれており、今までのArtラインにはない柔らかなボケ味を期待させます。

僕はNIKON D800を使っているのでニコンの話になってしまうんですが、柔らかなボケという意味では、現行のニコンの85mmレンズ”AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G”は優しいボケ描写のレンズとして知られています。

しかし約161,000円(価格.com最安値)となんとも可愛らしくないお値段。本格的にポートレートをやっている人ならともかく、たまに使うお散歩レンズとして85ミリを使っている程度では到底手が出せません。

純正レンズとArtレンズの価格比較

[追記]「85mm F1.4 DG HSM Art」のメーカー希望小売価格が税抜きで160,000円と発表されました(2016/10/13)。発表時の価格.comの最安値では124,410円です。NIKONで考えると純正レンズと4万円の差です。NIKONの85mmは最新の高級レンズ、ナノクリスタルコート仕様です。

ニコンの純正レンズとArtシリーズのレンズの価格を比較してみます。価格は価格.comの2016年9月25日時点の最安値です。

さきほど発表されたArtラインの85mmは実勢価格が判明していないので(メーカー希望小売価格が約158,000円と予想されています)、旧型の価格を記載していますが、純正のニコンGシリーズのレンズと比べるとほとんどが半値です。

ニコンの高級レンズの代名詞、ナノクリスタルコートも搭載されていない”AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G”だけは価格が逆転していますが、そもそもニコンの50mm f/1.4Gは高級レンズとして売り出したいのか、撒き餌レンズとして売り出したいのか全く立ち位置が微妙なレンズなので…

シグマの85mm F1.4 DG HSM Artは12群14枚という豪勢なレンズ構成になるとのことなので、価格もそれなりに張るとは思いますが、それでもニコンの純正レンズと比較するとかなりお買い得になりそうです。

参考までにCANONのレンズとの価格比較もしてみます。

50mmと85mmについては、キヤノンに比較対象となるレンズがなかったため、F1.2のレンズを記載しています。

他の製品との比較

僕が現在使っている85mmレンズはニコンの旧型Dシリーズのレンズ”Ai AF Nikkor 85mm f/1.4D IF”です。絞り環(しぼりりんぐ)のついた外観もすごく好きだったんですが、最近はピントのズレが多くなってきました。ニコンのサービスセンターに持っていっても旧型なのでこれ以上は直せないよーと言われてしまう始末です。

 

このAi AF Nikkor 85mm f/1.4D IFというレンズはとても良いレンズで、味があるボケをするレンズでした。

ニコン現行のGレンズとシグマの新旧85ミリの比較は次のとおり

価格はさきほど書いたので省略しますが、大きさがかなり大きくなりますね。レンズ構成からもかなり重くなることが推測できますが、フィルターサイズもワンランクアップの86mmです。

[追記]「85mm F1.4 DG HSM Art」の重量は1140gと発表されました。フィルターサイズも大きいですし、重量もNIKON純正と比べておよそ2倍!ちょっと大きすぎる気がしますね。

シグマもこの点、価格や大きさに妥協せず、画質を追求したと言っていますね。個人的には画質そこそこで、価格や大きさにも配慮してもらったレンズの方がありがたいのですが…

実売も10万円を切ってくれれば嬉しいのですが、間違いなく大台を超えてきそうですね。発売日は10月末と予想されていますので、シグマ用、ニコン用、キヤノン用遅れず販売を開始してほしいですね。

SIGMAのレンズを使って撮影されたブログ

以前よく見ていたブログにwataameeさんのordinary daysがあります。シグマのレンズを使った素晴らしい写真がたくさん載っているので、実際シグマのレンズで撮られた写真ってどーよって思っている方はぜひ見てみてください。

ORDINARY DAYS

特に35mmで撮られた写真たちは生唾ごっくんでございます。更新されていないから最近見ていなかったけれど、やっぱり良いなー。

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