子供の運動会。
運動会をきっかけにカメラを買う人も多いんじゃないでしょうか。
運動会シーズンになると、知り合いのお父さん、お母さんから「カメラ買いたいんだけど、どんなの買えば良いかな?」という相談をちらほらと受けます。先日も子供が幼稚園にあがったので、運動会前に一眼レフカメラを買いたいけど、どんなものを買えば良いのか分からない。っていう相談を受けました。
僕も今でこそカメラを何台も持ってしまうような、カメラ好きになってしまいましたが、最初は長女の保育園の運動会がきっかけでした。
参考 振り返るのが怖いけど自分のカメラ購入歴を記録してみた。沼は深い。
カメラを買うきっかけは上の記事には特に書いていないんですが、運動会が終わってから知人から写真のデータをもらったんですよね。長女ちゃんも写ってるから写真データあげるねー。って。
何気なく写真のデータを見たら、全然自分が撮っている写真と違うじゃないですか。知人はcanonのエントリークラスのデジタル一眼レフカメラを使っていたんですが、こんな写真が撮れるならばすぐに買いに行かなくちゃ!ということで、運動会が終わった数週間後にはデジタル一眼レフカメラデビューを果たしていました。
子供のイベントのたびに大きいカメラを持って写真を撮っていますし、知り合い家族には写真をあげたりしていると、「自分もカメラを買いたい。何でも撮れる魔法のデジタル一眼レフカメラというものを使って子供のイベントを撮りたい。」という方からカメラの相談を受けるようになりました。
前置きは長くなりましたが、カメラを買う人には子供をきっかけで写真を楽しく撮ってもらいたい。長くカメラを続けてほしい。と思っているので、初めてカメラを買った方が陥りやすい落とし穴にも触れつつ、運動会におススメのカメラを紹介していきたいと思います。
カメラを買うときに注意したい点
デジタル一眼レフカメラを買おうと思って、近所のカメラ屋さん、電気屋さんに行くと様々な形の様々なカメラが売っています。
APS-C?ミラーレス?フルサイズ?レフ機?
なんだかよく分からない単語が並んでいますが、そこはいったん置いておきます。カメラにこだわり始めたら、きちんと理解しておかないといけない用語にはなるんですが、正直子供の写真を撮るぐらいではあんまり意味がないんですよね。子供を撮りたい!から写真を趣味にしたい!に変わったときに勉強すれば十分だと思います。
では、僕がカメラ相談を受けたときにアドバイスする点を書いていきたいと思います。
運動会を撮るカメラを選ぶときのポイント
- カメラはとりあえず外見で選ぶべし
- 背面液晶モニターだけのものは止める
- 望遠ズームが付いたセットを購入する
カメラはとりあえず外見で選ぶべし
ゆるいアドバイスですが、これが一番真理をついているんと思います。子供の写真を撮る上で、一番大事なことって何かって考えると、写真を残していること。なんですよね。レンズ交換式のカメラを使えば、どうやったってコンパクトデジタルカメラよりはきれいに撮れます。スマホの写真よりは断然きれいにとれます。
まずは外見が気に入ったカメラ。持ち歩きたいカメラを選ぶのが第一だと思います。
というのもレンズ交換式のカメラはスマホやコンパクトデジタルカメラに比べて大きくて、重いです。3kgぐらいのカメラとレンズを持ち歩くこともたびたびあります。カメラだけを持っているなら良いかもしれませんが、子供の荷物ってかさばりますし、それ自体が重いです。
せっかく数万円する良いカメラを買ったのに、結局あんまり使っていないなーっていう方を何人も見てきました。ですので、まずは持ち歩きたくなるカメラ。これが第一条件です。
女性には人気が高いオリンパスのpenシリーズ。運動会ではあんまりおススメしていないんですが(後で理由を書きます)、こんな持ってて楽しいカメラが良いと思います。
背面液晶モニターだけのものは止める
まさしくさきほど書いたpenがそうなんですが、ファインダー(覗き穴)が無いんですよね。
ですので、写真を撮るときは背面の液晶モニターを見てシャッターを押すことになります。運動会などの晴天の日光の下で写真を撮ろうとすると、液晶モニターって案外見づらいんですよね。そのためピントが合っていないピンボケの写真が増えてしまいます。
また、運動会だと望遠レンズを使って撮影することが多くなりますが、液晶モニターだと構えが安定しないので、どうしてもブレた写真を量産しがちになってしまいます。
この2点から液晶モニターだけのカメラはあんまりおススメできません。penを買うなら下のような電子ビューファインダーを取り付けて撮影した方がよいです。
望遠ズームが付いたセットを購入する
レンズには焦点距離があります。数字が大きくなれば遠くのものを撮れるレンズということです。
ボディーとレンズがセットの一眼レフカメラを最初は選ぶと思いますが、レンズが2本付いたダブルズームきっとがあるものを選びましょう。ほとんどは、標準ズームレンズと望遠ズームレンズが付いたセットになっているので、望遠ズームを使うことによって運動会写真がきれいに撮れます。
具体的な数字をいうと、小学校の運動会なら35mm換算で300mmくらいはあった方がよいです。グラウンドの大きさや撮りたい写真によっても変わってくるので一概にはいえませんが、300ミリは一つの目安になります。
幼稚園、保育園ならば200mmもあれば十分です。
さらりと35mm換算という単語を使いましたが、よく分からないですよね。ここがカメラの面倒くさいところで、レンズは使うボディー(センサーサイズ)によって焦点距離が変わってくるんです。使うボディーのセンサーサイズによって、レンズに書いてある焦点距離を1.5倍(APS-C)にしたり、2.0倍(マイクロフォーサーズ)にする必要があります。
データの管理を考える
撮った写真のデータはパソコンなどで管理する必要があります。
パソコンを日常的に使っている人ならば何の苦にもならないんですが、パソコンは使わないけれど、カメラが欲しいっていう人はかなり多いです。
するとどうなるか。写真データをカメラのSDカードに入れっぱなしで、ずっと放置っていうことがおきるんですよね。1年前の運動会の写真がそのままカメラに入ってた!なんてことも笑い話じゃなく多々あります。
ですので、パソコンをほとんど使わないっていう人はwi-fi対応のカメラが良いです。wi-fi対応のカメラなら容易にスマホにデータを送ることができるので、LINEなどで知り合いに送ったりすることも簡単。一眼レフカメラで撮った子供のを写真を待ち受け画面にだってできちゃいます。
具体的にはどんなカメラがおすすめ?
初めてのカメラに出せるお金っていうのは家庭によってそれぞれだとは思いますが、最高でも10万円、5~6万円で買えたら嬉しいな。とよく言われるのでこの金額を目安に考えていきたいと思います。
2017年秋向けに新しい記事も書いています。こちらも参考にしてください!
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NIKONとcanon
最初に選択肢として考えるのはNIKON、canonあたりでしょうか。僕も最初に買ったカメラはNIKONのD5000というエントリークラスのシリーズでした。
ともに発売からはちょっと期間が経ってはいるものの、今でも売られている長く愛されているカメラです。canonのX7iはwi-fi非搭載なので、その点は要注意です。
付いているレンズの焦点距離が若干異なりまして、canonの望遠ズームは250mm(35mm換算で400mm)、NIKONの望遠ズームは200mm(35mm換算で300mm)です。数字が大きい方が遠くの被写体を撮れるのでcanonのセットレンズの方が運動会的には適していますね。
お金に余裕があれば、ともに最新機種のEOS Kiss X8iとNIKON D5500のダブルズームキットも考慮に入ってくるかと思います。
オリンパス
その次に選択肢としてよく話に出てくるのはオリンパスのカメラです。ミラーレスカメラで有名ですね。
構造の話をしだすと長くなってしまうので割愛しますが、ミラーレスカメラは比較的小さくて軽いカメラが多いです。持ち運びやすいものが多いですし、見た目も可愛いものやクラシカルでかっこいいものが多いです。canonやNIKONの一眼レフカメラは無骨なイメージがありますね。
先ほども書いたとおり、ファインダーの無い背面液晶モニターだけのものはイマイチおすすめできないので省きます。
オリンパスではファインダーを内蔵しているOMシリーズがおススメです。小さいですし見た目もかっこいいです。
ダブルズームキットでは望遠ズームの40-150mm(35mm換算で80-300mm)のレンズが付いてきますので、広い運動場でも被写体をとらえることができるでしょう。
運動会ではないですが、OM-D E-M10 の一つ上の機種OM-D E-M5 で撮った写真です。水しぶきを止めるような早いシャッター速度で写真を撮ることができるのもレンズ交換式のデジタルカメラの得意とするところです。
PENTAX
マイナー(とは言っては失礼ですが)なところでは、PENTAXも良いカメラを出しています。
ちょっと野暮ったいイメージはありますが、この金額で防塵・防滴仕様のカメラを出してくるのはさすがPENTAXといったところです。防塵・防滴なので、運動会で雨が降ってきても多少のことでは気にしなくても大丈夫。キャンプや川へのアウトドアへ出かけるときも活躍してくれます。
まとめ
我が家も9月には小学校の運動会。毎年撮り続けた運動会も長女は小6なので撮り納めとなります。
ちなみに僕が今年運動会に臨もうと思っているカメラ機材はこちら。
300mmのレンズに1.4倍に望遠を伸ばすことができる魔法の1.4倍テレコンです。
全体を撮るのに広角も忘れません。
運動会で使う望遠レンズについて考えてみた記事も書いています。よろしければこちらもどうぞ!
参考 運動会用の望遠レンズとしての「M.ZUIKO ED40-150mm F2.8PRO」
子供きっかけで写真にはまる人はかなり多いです。良いカメラと巡り会って、末永いカメラライフを!