山とカメラが趣味の僕が、日々の暮らしと趣味のことを綴ります

登山用ヘルメット、ブラックダイヤモンドのベクターを購入

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ちょっと前のことになりますが、登山用のヘルメットを買いました。

北アルプスの西穂高岳独標に登る用意としてヘルメットを買いました。というのも北アルプスの多くの山はヘルメット着用推奨の山域が多く、西穂高岳周辺も着用が長野県により推奨されています。

参照:長野県警察

長野県内での遭難の多くは、滑落や転倒等の頭部を負傷してしまう事例が多いです。一方で、滑落や転倒した登山者がヘルメットを着用していたため、命を取り留めた事例もありました。
そこで、長野県遭対協では、平成25年度より滑落、転落、転倒事故の多い山域を「山岳ヘルメット着用奨励山域」に指定し、登山時のヘルメット着用を呼びかけるとともに、所有していない登山者のためのレンタル環境を整備し、ヘルメットの着用を推進することで「自分の命は自分で守る」ことを呼びかけています。

長野県遭対協が有償でヘルメットのレンタルをしている場所もあるようですね。

参考:山岳へルメット着用奨励山域の指定について(長野県遭対協)

指定の山域ではなくても落石が多い山はあります。ヤマレコなどのレポートを事前に見ると、ヘルメットを持っていくべきかどうかの参考になると思います。

ヘルメットはなぜ必要?

一番は滑落や転倒をしてしまった際に頭部への損傷を軽くするためです。長野県遭難防止対策協会(遭対協)の話ですと、ヘルメットを着用していたために命を取り留めた事例も少なくないようです。

もう一つはもらい落石による事故を防ぐためです。滑落や転倒は自分の力である程度防ぐことができます。しかし落石から身を防ぐことは自分でいくら気を付けても気を付けようがないことがあります。斜度のきつい急峻な岩場での登攀や鎖場での登りで、自分より先行している人が落石を起こした場合、逃げようがないことが多くあります。無理して逃げようとすると滑落の危険すらあります。

このようなときにはヘルメットは頭部を守ってくれる役割を果たしてくれるでしょう。

ヘルメットの種類

ヘルメットは軽量性を重視したモデルと安全性や耐久性を重視したモデル、そしてそのバランスを取ったモデルに分けることができます。

重量は重いものの価格が手ごろな強化プラスチック系の素材を使ったもの、価格は高いけれどとにかく軽量な樹脂製の素材を使ったものの2つに大別することができますが、今は上記の2つのハイブリッドモデルが多いですね。ハイブリッドモデルは、主に全体が強化プラスチック、内側に樹脂が使われています。

あまりに軽いものですと、傷もつきやすく耐久性に劣ります。あまりに丈夫なものを選ぶと重たくなってしまう。両方を追求するとか価格が跳ね上がる。と、どこを重視するかだけですね。

僕が買ったブラックダイヤモンドでは主に次の3つのモデルがありますので、大きさや重さなどを参考にまとめてみました。

ベクターとバイパーは一万円を超えるヘルメットなので、ハーフドームが一番人気のようですね。でも造りは一番簡素です。

購入したのはブラックダイヤモンドのベクター

お店の人に特徴を聞きつつ、実際に被ってみてベクターにしました。軽いわりには造りもしっかりしており堅牢性が決め手でした。

重さの違いのさほど無い割に値段は半分くらいのハーフドームにも惹かれたんですが、蒸れが少なそうな造りになっているっていうのも高いポイントですね。

後ろから見ると、こんなに穴が開いています。ヘッドランプもきちんと取り付けられる構造になっていますね。

頭の大きさは調節可能

構造は各メーカー異なりますが、頭のサイズに応じて調節が可能です。

しっかり締めておかないと何かあったときにすっぽりヘルメットが取れてしまいますからね。きちんと頭に合わせたいところです。

あごひもももちろん調節可能です。BLACK DIAMONDのマークがかっこいい!

まとめ

ヘルメットを購入して、意気揚々と西穂高岳独標に登ったんですが、まわりでヘルメットを着用している人は皆無でした(笑)平日でしたし、独標ぐらいでヘルメットなんて被ってられるかよーっていうベテランの方が多かったんですかね。

山は自己責任。なので、どうでも良いんですが。

参考:憧れの穂高連峰。初心者向けの西穂独標に行ってきました。

梅雨明けの地域も出てきて山本番の季節!ヘルメットを活用して安全に登山を楽しみたいですね。

ヘルメットをザックにぶらぶらと取り付けているのは危ないので、ザックの中にしまうか、中に入らないようであればヘルメットホルダーを使うと良いです。

  • B!