GWのことになりますが、明治神宮に参拝してきました。
さすがのゴールデンウィーク。ということで参拝客がたくさんでした。目立ったのは外人さん。どこの観光地に行っても感じることですが、最近はどこでも外国人観光客が多いですね。観光業界ではインバウンドというのが一つのキーワードとなっていますし、これからもどんどん増えていくと予想されていますが、どうなんでしょうね。
明治神宮の歩き方。
明治神宮といえば、初詣の参拝客が例年日本一で有名ですね。その他大相撲の横綱土俵入りなど、各種の行事が行われているので神社の中でも特別な場所だと感じている人が多いんじゃないでしょうか。
JR原宿駅から南参道をとおって参拝します。さっそく見えてきた南参道鳥居。
明治神宮は明治天皇と昭憲皇太后をお祀りする神社です。至る所に菊の御紋があります。調べてみて初めて知ったんですが、菊の紋にも色々あるんですね。天皇及び皇室を表す紋章は、八重菊を図案化した菊紋である十六八重表菊と呼ばれます。
明治神宮に参拝するのは10年ちょっとぶりだと思うんですが、鳥居前には「杜のテラス」なんていうしゃれたカフェテリア?のようなものができていました。時代は変わるものですね。
参道を歩きます。参道は小石の多い砂利道なので、サンダル履きなどは適しません。スニーカーが良いんじゃないでしょうか。サンダルに小石が入ると痛いですからね。
代々木の由来が書いてありました。
この地には昔から代々樅の大木が育ち「代々木」という地名が生まれました。この前の名木「代々木」は昭和25年5月の戦禍で惜しくも消失しましたのでその後植え継いだものであります。
代々木って、代々の木ってことだったんですね。しかもその木はモミの木なんて初めて知りました。
せっかくなので明治神宮御苑も散歩してみましょう。御苑維持協力金として500円が必要になります。もちろん明治神宮の参拝は無料ですよ。
それにしても新緑が清々しい!
明治時代、皇后さまが釣りを楽しんだという御釣台がありました。結構池(南池)は汚かったんですけどね。そんなことを言ったらバチが当たるでしょうか。
明治神宮御苑の見どころの一つ「菖蒲田」が見えてきます。地図が無いと分かりづらいので案内図を貼っておきますね。
菖蒲田は明治天皇が昭憲皇太后のために植えさせたもの。現在も6月には見事な花を咲かせるようですが、このときはまだ1か月以上前。残念ながらまだ見ごろには早すぎる時期でした。
パワースポット清正井(きよまさのいど)
明治神宮御苑のもう一つの見どころは清正井(きよまさのいど)。ちょっと昔に井戸の写真を待ち受け画面にすると運気が上がるなどを話題になっていたパワースポットです。
この地には加藤清正の息子である忠広が住んでいたことは間違いないようですが、清正本人が住んでいたかは分かっていないようです。井戸自体も清正が掘ったかどうかは定かじゃないとのこと。清正が城造り・治水・干拓の技術に優れていることから、清正が掘ったんじゃね?程度の話のようです。
正直パワースポットには興味がないので、話半分訪れてみたんですが、見てみてびっくり!
この透明度ですよ。井戸の中の水は触ってはいけないけれど、その周りの水は触っても良いですよ。ということだったので触ってきたんですが、冷たくて気持ちいいー。
それにしてもこの透明度はすごい。ものすごくきれいでした。
この小石の下から水が沸いてきているんでしょうね。
さて、ひととおり御苑を堪能したので参拝をしに拝殿へ向かいます。ここで大失敗。北紋から御苑を出てしまったので大鳥居をくぐるのを忘れてしまいました。
木造の明神鳥居としては日本一の大きさを誇る明治神宮の大鳥居(第二鳥居)。せっかくなら拝んでおきたかったよ...
新しい鳥居と本殿の屋根の上に見えるのは、新宿のモード学園コクーンタワー。なかなか存在感があります。
鳥居をくぐる前に手水舎があるので、清めてから参拝しましょう。
古くないと御利益があんまりないと思ってしまうんですよね。ぴっかぴかの鳥居でした。
拝殿へ向かうと何か違和感。
もうちょっと寄ってみるとびっくり。まさかのシートでした。
明治神宮では現在、鎮座百年記念事業の一環として御社殿群の銅板屋根葺替え工事を行っておりますが、平成29年からいよいよ拝殿にも差しかかってきました。
4月16日より外拝殿に写真シートが張られました(写真上)。階段下での参拝となります。写真のような状態は今年11月20日ごろまでで、その後順次シートは外されますが、工事は内拝殿、本殿へと進んでいきます。工事がすべて終了するのは平成31年秋となります。
工事中だったんですね。「〇〇組」なんていうシートじゃないだけマシなんでしょうが、ちょっと残念でした。
在りし日の拝殿はこんな感じ。明治神宮でいただいたポストカードをスキャンした画像です。
参拝が終わったら御朱印をいただきにまいりましょう。
明治神宮の御朱印
明治神宮の御朱印の場所
御朱印が拝受できる場所は拝殿の右手、神楽殿の手前の長殿です。
どこでもらえるのかな?と調べていたら、古いブログでは「神楽殿」でいただけますと書かれていました。私が参拝したときは長殿でいただけました。
待ち時間は15分程度。ゴールデンウィークなのでもっと並んでいるのかな?と思っておりまして、かなり並んでいたら諦めようと思っていたんですが、適度な込み具合といった程度でした。書き手さんも3~4人いらっしゃるようなので、サイクルも早いですね。
明治神宮の御朱印
初穂料は500円でした。
皇紀2677年。皇紀とは神武天皇即位の年を元年とした年号ですね。神武天皇とは日本の初代天皇です。
まとめ
日本酒の奉納はどこの神社でもよく見かけますが、ワインまでありました。国際的!
日が良かったのか、結婚式も数組行われていました。明治神宮で結婚式をあげるなんてすごい人なんだろうなー。
そんな訳で、新緑の中での清々しい明治神宮参拝でした。