牛久大仏は正式には牛久阿弥陀大佛といいます。茨城県牛久市にある青銅製の大仏立像で、ブロンズ製の立像としては世界最大!なんです。この圧倒的な仏像を写真とともに紹介したいと思います。
世界一の牛久大仏の概要
世界最大と書いていますが、実は地上高世界最大の人型建造物は、ミャンマーモンユア郊外のレイチュン・セッチャー大仏で、全高約129.5m(像高約116m、台座13.5m)の釈迦立像です。
牛久大仏は120m(像高100m、台座20m)とレイチュン・セッチャー大仏には及びませんが、牛久大仏はギネス登録あり、レイチュン・セッチャー大仏はギネス未登録なので、世界最大をうたっています。尚、台座を含めた地上高世界最大の人型建造物は、全高約208m、像高約106mの中国の魯山大仏です。
牛久大仏の場所
牛久大仏は牛久浄苑という首都圏最大級の公園墓地(約36万平米)の中にあります。
すぐ近くに圏央道が走っていますので、圏央道を走っていても牛久大仏を確認することができます。さすがに運転中は写真が撮れませんが、牛久阿見インターチェンジを降りたところでも、抜群の存在感で牛久大仏を拝むことができました
牛久大仏の駐車場
牛久浄苑内に駐車無料の820台の駐車場があります。
日本三大大佛って?
世界最大の仏像と言われるので、牛久大仏も日本三大大佛にも入っているのでは?と思われるかも知れません。残念ながら日本3大大仏には含まれていないんですね。
日本3大大仏
- 奈良の大仏(東大寺)
- 鎌倉の大仏(高徳院)
- 高岡大仏、岐阜大仏、兵庫大仏など
というよりも、日本3大大仏の3つ目の席は、以前あった京都大仏が消失してから空席となっています。
牛久大仏の御朱印
牛久大仏は浄土真宗系の寺院です。普通は浄土真宗系のお寺では御朱印をいただけないんですが、牛久大仏では御朱印を拝受することができます。
御朱印の授与所は、牛久浄苑の入り口か牛久大仏の中の授与所です。御朱印帳がちょっと手元になく仮画像で失礼しますが「光雲無碍」という御朱印をいただくことができます(ご朱印画像を用意できしだい差し替えます)。
また、牛久大仏は「光雲無碍」を含む4種類(6種類?)の御朱印をいただけますが、一日一種類のみ。つまり4~6回参拝しないと複数の御朱印をいただけません。
注:牛久大仏内と入り口の2か所の授与所でも、どちらかで御朱印をいただけば2つ目はいただけません。
牛久大仏の御朱印の種類
- 「光雲無碍」
- 「慈光」
- 「無碍光」
- 「南無阿弥陀佛」
- 「歓喜光」
- 「清浄光」
尚、5と6の御朱印はいただけるという情報はネット情報で確認しましたが、実際の御朱印画像は確認していません。本当にいただけるのかな?
また、一日一種類と書きましたが、1日で4種類(1~4まで)の御朱印を拝受しているブログも確認できました。授与所にいらっしゃる人によって対応が違うのかな?私のときは2つめは別の日にしてくださいと言われました。
牛久大仏の御朱印帳
牛久大仏のオリジナル御朱印のほか、モミジなどの御朱印帳もいただくことができます。
牛久大仏に参拝してきました。
2016年秋のことになりますが、牛久大仏に参拝してきました。知り合いからおススメと言われること約1年。やっと行けたんですが、おススメの意味がよく分かりました。笑っちゃうぐらいの大きさ、存在感。ちょっと新興宗教の匂いを漂わせるような雰囲気、全てが楽しい参拝でした。
牛久浄苑に入らなくても存在感抜群!
牛久大仏は牛久浄苑内に建立された立像ですが、牛久浄苑に入らなくても存在感が抜群なんです。
牛久浄苑に近づくにつれて、どんどん大きくなってきて笑えてきます。ほんと、でかい。
牛久市民の方々には日常の風景なんでしょうか。他地域から来ると違和感しかないこの光景。
牛久浄苑に到着。大仏のモニュメントなどがあります。
こちらは実物大の螺髪(らほつ)。直径1m、重さは何と200kg。これが頭に480個も付いています。
ここで牛久阿弥陀如来さまの概要を付記しておきたいと思います。
牛久阿弥陀大仏の概要
地上高(高さ) | 120m |
重量(本体主鉄骨) | 3,000トン |
重量(外被銅板重量) | 1,000トン |
左手 長さ | 18.0m |
親指 直径 | 1.7m |
足の爪 長さ | 1.0m |
人差し指 長さ | 7.0m |
目 長さ | 2.5m |
鼻 高さ | 1.2m |
口 長さ | 4.0m |
耳 長さ | 10.0m |
顔の大きさ | 20.0m |
製造期間 | 10年 |
作るのに何と10年もかかっていたんですね。スカイツリーでも約3年半の工事期間だったので、どれだけ大がかりの工事(?)だったか分かりますね。工事って言って良いのかしらん。
山門(?)も現代的。何と鏡張りです。
やっと牛久大仏さまと正面からご対面です。
さて、色んな角度から牛久大仏を拝んでみましょう。まずはらべんたーと
次にコスモスと。
ぐっと寄って下から見上げてみます。なんだか神々しいですね。
何枚撮っても撮り飽きない被写体です。
この牛久大仏は中に入ることができるんですが、胸元が展望台(地上高85m)となっているんです。このスリットのような部分ですね。中から、外を拝むためのものです。
牛久大仏内部への入り口はぐるっと裏に回って後ろからです。中に入ると新興宗教感が満載です(失礼)。
中には仏舎利の施設などもありますが、2階には牛久大仏完成までのパネル展示もされています。
牛久大仏は高層ビルを建築するのと同じ工法が使われているようですね。詳しくはよく分かんないですが、なんかすごそう!
牛久大仏は自由の女神の3倍、奈良の大仏の8倍!
内部には写経ができる場所もありました。一度やってみたいけど何か敷居が高くてできないんですよね。
85mの高さからの眺めもお届けしたかったんですが、写真撮り忘れてた(笑)大人しく外へ出ます。
牛久浄苑には小動物公園もあるよ!
牛久浄苑は公園墓地とうたっていることもあり、小動物公園もあるんです。
簡単なショースペースもあり、この日は近所の園児でしょうか?が遠足に来ていました。
小動物公園にはモルモットやうさぎ、カピバラやりすなどがいて、結構楽しめます。近所に住んでいたら、たまに遊びに来たいくらいには充実しています。
大香炉も影に隠れて日本一
影に隠れて目立ちませんが、大香炉も胴回りが2.5mの青銅製で大きさ日本一です。
まとめ
でっかいっていうのはそれだけでパワーが感じられますね。本当にでかすぎてでかすぎて、何度も笑っちゃいました。何でこんなに大きいのを作ろうと思ったんだろう(笑)
長野から茨城はなかなか遠いので頻繁には行けませんが、また行ってみたいですね。面白い寺院でした。