B級グルメの祭典、B-1グランプリが今回はスペシャル回ということで東京臨海副都心で2016年12月3-4日に行われるようですね。
我らが長野県からは駒ヶ根市のソースカツ丼と伊那市のローメンがブースを構えるようです。
ローメンといえば、先日放送された秘密のケンミンSHOWでもローメンが取り上げられていました。
引用:秘密のケンミンSHOW|バックナンバー2016.11.10
家族でこの番組を見ていたんですが、ローメンってたまーに食べたくなるんですよね。テレビに出ていた伊那人は週に2回3回と食べるようですが、平均的な長野県民は年に一度食べるかどうか?ぐらいじゃないでしょうか。
我が家もそういえば今年食べたっけ?久しぶりに食べたいねーということでローメンを食べに行ってきました。
そもそもローメンとは?
・伊那市名物の「ローメン」は、肉(マトン)と野菜を炒め、太めの麺を加えた麺料理。
・ローメンの提供店は、伊那市界隈だけで約90店舗!
・調味料をあとがけするのが前提で、味付けは少々薄め! お客さんが調味料を自分流にあとがけして、自分好みの味を作り上げるのが県民の常識!
・ローメン最大の特徴は、麺を炒めずに湯がくこと。蒸し麺をゆで戻すことにより、味を染みこみやすくし、モチモチした食感にする。
・スープタイプとソースタイプの2種類が存在!
ローメンって一概にどんなものか言えないんですよね。それはラーメンによってお店によって全く味が違うから。上に書いてあるように焼きそばのようなソースタイプと、汁がたくさんのスープタイプの2種類ありますし、味は自分で変えちゃうので好きなようにしちゃいます。
僕はソース好きなのでソースたっぷりかけて食べるのが好きですし、嫁さんなんかは酢をたっぷりかけて食べるのが好きです。子供も酢とごま油派かな。
汁無しソースタイプの名店「うしお」に行ってきた。
今回行ってきたのは汁の無い焼きそば風ソースタイプのローメン発祥の地「うしお」です。ローメンで有名なのはこのうしおと汁たっぷりのスープタイプローメンの発祥の地「萬里(ばんり)」です。
ローメンを食べてみたいと県外から友達が来たときは僕は「萬里(ばんり)」に連れて行くようにしています。たぶん初めて食べたときの食べやすさでいうと「うしお」のローメンの方が食べやすいんですが、B級感が足りないんですよね。長野に行って変なもの食べてきた!っていう話題性でいえば、「萬里(ばんり)」のローメンの方が格段に上です。店構えからして、これ入って大丈夫?っていう空気がばんばんでていますからね。異国情緒感たっぷりな店、それが萬里なのです。
萬里をこれだけ語っておきながら行ってきたお店は焼きそば風の「うしお」です。特に理由はないんですが、なんとなーくです。久し振りに「うしお」行っちゃう?的なのりです。
うしお
うしおはJR飯田線の伊那市駅から歩いてすぐの場所にあります。
専用の駐車場はない?ものの、すぐお隣にいなっせというビルがありまして、そこの立体駐車場に車をとめることができます。田舎らしく駐車は1時間無料です。太っ腹。
我が家もいなっせに車をとめて歩きます。歩きますって言っても隣にあるので、徒歩数秒。
時間は夜6時半くらいだったかな?なのに、お店はかなり賑わっていました。テーブル席カウンター席は満席で、お座敷に通されます。
このお座敷、夜遅くなってくると寝室に早変わりするんですよ。まだこのシステムはあるのかな?今は分かりませんが、以前は時間が遅くなるとお座敷の扉を閉めて、中でお子さんたちがおやすみになられていました。
そんなアットホームなお店。それが「うしお」です。
頼んだのはローメンと固焼きそば
うしおに来たらローメン一択でしょう!と人数分ローメンを頼もうとしたら、次女が謀反を起こし、一人だけかた焼きそば。ローメンはみんなからもらえるから知らないものを食べてみたいとのこと。チャレンジャー精神があるというか抜け目がないというか。
ローメン大盛りを注文しましたが、小学女児の長女もぺろりのサイズでした。育ちざかりの中学男子やまだまだ食欲も衰えない20代なら大盛りのワンサイズアップの超盛りでも良いかもしれません。
具材はシンプルにもっちもちな触感の麺とキャベツと羊肉のみ。これに自分好みにソースやお酢。ごま油や唐辛子をかけていただきます。麺の触感はもちもち。悪く言えばべたべた。でもこれが癖になるのです。
自分と違う調味料を他人が使っているからといって、「それはないわー」とかは言わないのがルール。自分好みの味を作れるのがローメンのだいご味なのです。
僕はソースをたっぷりかけていただきました。
これは次女の頼んだかた焼きそば
なんだかんだで、やっぱりローメン食べたい。ということで、このかた焼きそばはほとんど僕がいただきました。ローメンほとんど取られて全然満足はできませんでしたけどね。でもかた焼きそばも美味しかったです。
秘密のケンミンSHOWを見て思ったこと
秘密のケンミンSHOWでローメンをみんなが食べているシーンがあったんですよね。みなさん大絶賛でした。「羊肉の臭みがない!」「さらりと食べられる!」「お酒と一緒に食べたら最高!」などなどの大絶賛でした。テレビ的な見えざる力が働いているので大絶賛されるのは当たり前なんでしょうが、初めて食べた人の一般的な感想は「ふーん。胃がもたれそうだね」「焼きそばで良いかな」「伊那の人って変わってるね」。これです。
ローメンって、みんながみんなで大絶賛するものじゃないんですよね。特に初めて食べたときは、当分は良いかなと思うのが一般的です。それでも何回か食べるにつれてどんどん癖になる。それがローメンの魅力なんだと思います。
中央道の談合坂SAにあったローメンショップがなくなった。
ローメン食べてみたいけど、伊那にしかないの?と昔言われたときは、中央道の談合坂SAの建物の外に出店でローメンショップがあるから食べてみてー。とおススメしていたんですが、いつの間にかなくなっていたんですよね。知名度の高い富士宮焼きそばに取って変われれていました。
ケンミンSHOWでもやってましたし、食べてみたい人はちょうど土日(12月3-4日)にB-1グランプリが東京臨海副都心で行われます。お台場で遊びついでにローメンでもいかが?なんて思う訳です。
うしお行ったら今度は萬里(ばんり)に行きたくなるねー。と家族で話していたので、近々スープローメンの萬里(ばんり)に行っちゃうような気がします。