登山用に購入したオリンパスのミラーレスカメラ「OM-D E-M5 Mark II」。普段はニコンのフルサイズ機を使っているので、OM-D用のレンズは買い足さないと心の中で決めていました。
OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M5 MarkII ボディー ブラック E-M5 MarkIIBody BLK
今までマイクロフォーサーズ規格のOM-Dで使っていたレンズは「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」といういわゆる標準レンズでした。
OLYMPUS 標準ズームレンズ ED 12-40mm F2.8 防塵 防滴 マイクロフォーサーズ用 M.ZUIKO ED 12-40mmF2.8PRO
ボディー(E-M5)と一緒に登山のために購入したもので、基本的には何でも撮れる万能レンズです。
レンズはこれ一本で買い足さないと決めていたものの、そんな思いはどこへやら。山で写真撮るならもっと広角も欲しいなー、望遠もMFT機にすれば重さも軽くなるんじゃないかなんて最近は妄想していました。
そんな折、D800というニコンのカメラで使っていた85mmの中望遠レンズのピントが合わないというトラブルが発生。Dレンズという古い型のレンズなので、SIGMAのArtラインの85mmが出たら買い替えようかなーなんて思っていました。
そんな僕が東京出張中にふらりとヨドバシカメラで見てしまったオリンパスの45mm(35mm換算で90mm)との出会いは必然と言えるでしょう。
先述のArtラインのレンズは魅力的なんですが、フルサイズ対応のレンズなので価格は10万円近くになるでしょう。その点、このZUIKO 45mm F1.8のレンズは3万円を切る値段です。そもそも3万円近いものが安い!と感じるようになってしまうのは、カメラ趣味の弊害ですが...
前置きが長くなってしまいましたが、そんな経緯でひょんなことから我が家にやってきた、451.8、よんごーいちはちです。
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オリンパス ZUIKO 45mm F1.8
重さ116gのレンズということで、大きさもかなり小さめ。今まで買ってきたレンズの中で箱も最も小さいのかな?
フィルターサイズも37mmとかなり小さいです。
レンズがテープで保護されているのって初めてなんですが、ほかにもこんなレンズありましたっけ?少なくともニコンでは無かったような。色はブラックとシルバーの2種類が用意されていますが、シルバーを買いました。
ボディーがブラックなので、しっくりきてない?ブラックのほうが良かったような気もしますが、オールドレンズ好きとしてはシルバー一択でした。
いつも付けっぱなしの「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」と比べると45mm F1.8がいかに小さいかが分かります。
またほとんど撮っていないものの、さきほどヘリノックスのチェアを少しだけ撮ってみました。
F7.1まで絞って撮っています。
ありきたりの日常を、忘れられない一枚に。
オリンパスの売りとしては
ありきたりの日常を、忘れられない一枚に。綺麗な背景ボケを気軽に楽しむ
です。90mmでF1.8の大口径レンズですからね。かなりボケるレンズです。何も考えなくても撮れば背景がボケます。もう一つの売り文句として
美しい背景ボケを、手軽に楽しめる。ママのためのファミリーポートレートレンズ
というのもあります。
昔から85mm程度の中望遠レンズはポートレートに最適といわれているので、90mmのこのレンズもポートレートレンズとしては最適な焦点距離です。
ただ、ママのためのっていう点については正直はてな?が付いちゃいます。90mmっていう焦点距離はカメラや写真をそこそこ撮っていないと難しい距離のレンズなんですよね。色んなものが大きく写ってしまうので、子供を撮ろうとするといろんな場面で距離を離れて撮る必要があります。
”写真をそれなりに撮っているママのため”のファミリーポートレートレンズには最適なのかもしれませんが、スナップのような感覚で撮りたい人には適していないでしょうね。子供の日常を可愛く撮りたいという方には35mm~50mmくらいのレンズが合うような気がします。
45mm F1.8はかなりのお買い得レンズ
M.Zuiko 45mm F1.8の一番のうりは、コスパの良さだと思います。3万円を切る価格帯でありながら、フルサイズの10万円を超えるレンズの一部よりは解像度が上ともいわれています。単焦点レンズを初めて買いたいという人には、上の25mm(換算50mm)や17mm(換算34mm)をおススメするんですが、中望遠レンズには標準レンズには撮れない被写体の切り取り方ができます。
45mm F1.8 はマイクロフォーサーズ規格のおススメ単焦点!(中望遠)
シルバーは2011年発売ともう発売から5年経っているので価格もかなりこなれてきています。でもこれに代わるレンズっていうのはパナソニックの42.5mmF1.7ぐらいです。
Panasonic 単焦点 中望遠レンズ マイクロフォーサーズ用 ルミックス G 42.5mm/ F1.7 ASPH. / POWER O.I.S. ...
オリンパスとパナソニック、どちらが良いかは難しいところがありますが、ボディーのメーカーに合わせておけば間違いはないんじゃない?って思います。やはり他メーカーのレンズを付けるとAFが遅かったりしますしね。
参考 OLYMPUS|M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
とりあえず、週末にカメラを持ち出すイベントがたくさんあるので45mm片手に写真撮ってきたいと思います。
黒とシルバーがありますので、amazonのサイトを覗いてみてください。
レンズ保護のプロテクターも忘れずに
M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO との比較は?
2017年11月に同じ45mmの高級レンズ(PRO仕様)が発売されました。
OLYMPUS 短焦点レンズ ED 45mm F1.2 防塵防滴耐低温 マイクロフォーサーズ用 M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2...
参考 オリンパス|M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO
さて、「M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO」と「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」のどちらが買いなんでしょう?
海外サイト「Mirrorlesscomparison」で、比較レビューがされています。実際の撮り比べた写真は、URLからそのサイトで見ていただきたいんですが、どうなんでしょう?
気になる人には気になるといった程度ではないでしょうか。後は所有欲ですね。
表にしてみましょう。
45mm F1.2 | 45mm F1.8 | |
レンズ構成 | 10群14枚 | 8群9枚 |
重さ | 410g | 116g |
最大口径比 | F1.2 | F1.8 |
フィルター口径 | Ø62mm | Ø37mm |
最短撮影距離 | 0.5m | 0.5m |
焦点距離 | 45mm | 45mm |
35mm換算 | 90mm | 90mm |
価格(amazon) | 124,778円 | 24,352円 |
価格は2018年1月23日時点の価格を記載しましたが、10万円の価格差があるんですね。光学性能や解像感にはもちろん「45mm F1.2 PRO」に分があるのは当たり前ですが、10万円という価格差、300gの重量差に見合うだけのものでしょうか?
PROレンズという所有欲に対する価値もありますが、まだレンズの良し悪しが分からないのであれば、安い「45mm F1.8」で十分なんじゃないかと思います。
っていうか、「45mm F1.8」は本当に良いレンズですからね。迷ってるんだったら是非買いです。背中をポンと押してあげたいです。