前回の知識編の続き、山行編です。
登山ルートの情報、温泉情報などは知識編をみてください。
概要
時期と天候
2015年7月の梅雨明け前の時期。登り初めは雨、その後雨は上がっていきましたが曇天でした。
主な装備
(身につけているもの)
- 夏山用の服装
- ストック
- レインウェア
- ゲイター(スパッツ)
- ザック30L
- 帽子
- カメラ
比較的温かい日だったので軽装です。
(ザック内のもちもの)
- 応急処理グッズ
- 水0.5L(ナルゲン)
- 山専用ボトル900ml(カップヌードルの分だけ)
- ヘッドライト
- レインウェア
- 座布団(座るときのマット)
- フリース
- 食糧(カップヌードル、おにぎり、チョコなど)
ほぼはじめての雨での登山でした。
レインウェアはpatagoniaのアルパイン・フーディニ・ジャケットというレインウェアを使っています。調軽量のレインウェアなので持ち運びとかにはすごく良いんですが、ベンチレーション(体温調節)の機能がない。のでちょっと中は蒸れました。こういうのも経験ですね。
ベンチレーションっていうのは脇にファスナーがついていて、空けると外気を中に入れることができてウェアの中の温度を調節できる機能です。
山行
登山口と駐車場
駐車場に着いたときは雨がざーざーでした。
車の中に人はいるものの、天気の回復を待って出てこない人が多数でした。昼前くらいからは回復してきそうな予想でした。
小雨にもなってきましたし、登山口へ進む人もちらほらといたので僕もスタート!
焼岳への登山口は駐車場の真ん前にあります。
登山口から1972mピーク、そして広場まで
道迷いの心配はないものの、きちんと整備された道とはいえない程度です。
10分も歩くと廃車が道端に放置されています。有名な廃車で色んなところのblogに登場しています。
道はぬかるんでいてぐちゃぐちゃでした。
でもゴアテックスの靴ってすごいですね。水たまりにずぼっとはまったりもしましたが、靴の中は全く濡れませんでした。もちろんゲイター(スパッツ)も履いています。
1972mピーク。
木で作られて腰かけがあるだけで特に何にもありません。周りも木々で囲まれており眺望もありません。
こんな道を黙々と歩きます。
雨の音が気持ちいいです。晴れた日と違って雨の日は違った良さがありますね。しんしんと降る雨音を聞きながら歩くのは気持ち良かったです。
ほぼ風景は見えません。
岩はつるつる。結構滑ります。
見上げた写真が好きなので、変わり映えがしないものを何枚も撮ってしまいます。
広場までって書いたものの、広場の写真が無かった….
広場はその名のとおり広くなっていてベンチが置いてあります。ただ雨のときは全体がぬかるんでいて大きな水たまりのようでした。木は低くなってきているものの、眺望はほとんどありません。
広場から焼岳へ
広場を抜けて少し行くと、樹林帯も抜けて一気に眺望が広がります。
のはずなんですが、この日は雨。真っ白で何も見えません。
笹の葉さーらさら。きれいだなー。と仕方ないので下ばかり撮ります。
雨の日は木が一番滑ります。油断して歩いているとずるっと足が滑りますので注意して歩きます。
植物の名前覚えたいなーって思いつつ、今年は何も覚えずでした。
来年こそは!
2300m。分かりやすくて良いですね。
焼岳北峰頂上は2393mなのでもうひと踏ん張りってところです。
また名も知らぬ高山植物
頂上付近までくると硫黄の匂いが立ち込めます。岩も色が変わってしまってますね。
南峰と北峰の分岐付近。南峰は登山禁止ですので、もちろん北峰へ向かいます。
ヤマレコ見てたら、南峰に登っちゃってる人もたまに見かけます。そういう人に限って初心者ではなく、それなりの登山歴だったりアイスクライミングまでされてる方だったりします。
風景写真を撮りに行くときもそうですが、こういう方は一定数いらっしゃいますね。残念ぽんですが、そんな人のことを指摘するためにblogを立ち上げたわけでもないのでスルーです。
数時間もここにいたらクラクラしちゃうんじゃないかっていうぐらいに硫黄の匂いが強くなってきます。
登山道はきちんと目印があるので分かりやすいです。
山頂直下まできてようやく初めて人を見かけました。やっぱり雨の平日は人が少ないですねー。
この方とは山頂で写真撮り合ったりさせていただきました。こういうのが楽しいねー。
そしてめでたく山頂です!山頂の標は石で支えられているだけなのでぐらぐらです。
本来ならば北アルプスが一望できるはずなんですが、真っ白で何にも見えません。南峰さえも見えない!!
ってことで、カップヌードルだけ食べてさっさと下ります。
下山
すごい色ですね。
下りはじめるとちょっとずつ霧が晴れてきます。
登っているときは数十メートル先までしか確認できなかったのに、視界が!
はじめてどんなところを登ってきたのかが分かります。
緑があったなんて!さっきまで真っ白でしたからねー。びっくりです。
緑がきれいですねー。今度は晴れたときに一度行ってみたいです。
雨上がりを待っていた方も数組登ってきます。
緑が嬉しくなって何枚も撮ります。でも絶景にはほど遠い景色ですが。
山頂方面を振り返りますが、山頂はまだ霧の中でした。
樹林帯に入ってからようやく青空が広がりはじめるっていう…
下山時には水も少なくなっていました。
そんな訳で無事下山。
まとめ
焼岳は子供連れでも登れる山です。中の湯ルートならば標高差も1000mを切っていますしね。
しかし、その半分以上が樹林帯のため子供のテンションを保ちながら登るのは難しいなーってもいます。小学校低学年ぐらいの子供であれば、体力的には問題ないと思います。でも眺望がよくないと子供のテンションを上げずらいんですよね。お菓子でつったりしてみても長続きはしないですし…
北アルプスの中では比較的簡単な山の一つだと思いますので、今度は紅葉か残雪の時期にでも行ってみたいです。29