登山を始めたとき悩んだのがどんな山があるか分からない。登りたい山はあるんだけど難易度が分からないので果たして自分が登れる山かどうかが分からない。ということでした。
ランドネなどの山登りスタート本を買うと、どんな山道具、装備が必要かが書いてあるのと同時に、初心者にも登れる山も難易度付きで紹介されています。
特にこの時期(春)は雑誌でも山登りスタートのような特集されますし、登山初心者のためのムック本も多数発売されます。関東周辺ならば高尾山や筑波山など観光客と登山者が混在するような比較的優しい山からスタートするんでしょうか。
僕は一年前から登山を始めたんですが、初心者用ムック本では登山ルートの紹介と他人のバックパックの中身拝見みたいな記事が大好きでした。
近くの初心者山を2つ3つ登ったら、自分がどのくらい登れるかが分かってきます。色んな山が気になるのもこの頃じゃないでしょうか。PEAKSなどのルートガイド特集があるとついつい買ってしまって家にも1年で10冊以上になってしまいました。せっかくなのでよく見ているルートガイド本を紹介したいと思います。
ルートガイド本があると次に登りたい山選びの参考にもなりますし、コースタイムが記載された地図の箇所をコピーして持っていっても便利ですね。
本紹介
最新版 入門山トレッキングサポートBOOK (NEKO MOOK)
比較的優しい山がたくさん紹介されている本です。50の山が紹介されているんですが、独自の登山度レベル比較がされているのが分かりやすい。最も簡単な妙義山(石門コース)から最も難しい塔ノ岳までランク付けされています。都心発のマイカーで日帰りしやすい山、都心発の電車・バスでアクセスしやすい山という2つで分けられているので関東近県の方向けの本かなと思います。初心者が気になるウエアリングなどにも少し触れています。
紹介され映る山は北は安達太良山付近から西は美ヶ原や入笠山の長野県までです。
ランドネ山旅プラン100
GW中に買った最新の本です。上の本とは異なり、北海道から九州までの全国の山が紹介されています。海外の山も5つ入っていますね。実際に登山した人のレポート形式で紹介されているので非常に分かりやすいです。ランドネの本は写真が全部きれいっていうのも嬉しいです。
15,000以上の山をもつ日本列島。日本百名山をはじめとするメジャーな山だけではなく、地元の人だけが本当の良さを知っている素晴らしい山がたくさんある。そこで、全国の山好きの方に、「地元に大切な人を招待するとしたら、ぜひ案内したい山と麓の魅力」を教えてもらったのが本書。紹介する山は、月刊誌ランドネで紹介された低山や短いコースなど、いわゆる“ユル系”ばかり。登山経験がない方でも山旅の魅力を感じ取れる100のプランを紹介。山の美しい自然や景色はもちろんのこと、立ち寄りたい観光スポットやグルメの情報、下山後の温泉、おすすめのお土産なども網羅。山も麓の街も楽しむ旅のプランをたてるときにぜひ参考にしてください!
週末登山詳細ルートガイド (PEAKS特別編集)
PEAKSのルートガイド本はエリアや難易度などによって分けられてたくさん出版されています。見つけるとついつい買っちゃうんですよね。
この週末登山詳細ルートガイドは土日で登れる24コースを紹介しています。日帰りで登れる山、1泊2日で登れる山の2編に分かれています。歩行時間別にも紹介されているので、自分の体力に合わせて山選びができるので重宝します。
クルマで行く登山 詳細ルートガイド (PEAKS特別編集)
題名のとおり、クルマで登山に行く方に選びやすい分類がなされているルートガイドです。マイカーでアクセスしやすい全27コースを高速道路別に紹介しています。僕は住んでいる地域柄、中央自動車道を使うことが多いですし登山をするときはほぼ車です。山選びに役立ちます。
クルマで行く登山に似たもので駅から登山詳細ルートガイドというのも同じPEAKSから出版されています。ただ電車をほとんど使わない僕は持っていません。
花の山歩き 詳細ルートガイド(PEAKS特別編集)
この本はなかなか面白い分類のルートガイドです。どんな花が咲くのか咲く時期は何月頃なのかをメインに紹介してくれています。「春」の山、「初夏」の山、「盛夏」の山…と分類されているんですが、どんな花が有名なのかも説明があります。これを見て登山すれば僕も花の名前が覚えられるのかな。初夏にはすずらんで有名な入笠山に行きたいな。
秋から冬の山詳細ルートガイド (PEAKS特別編集)
同じく時期に分けて山を紹介してくれている本としては「秋から冬の山詳細ルートガイド」があります。秋には紅葉の時期が気になりますし、冬が近くなると積雪も気になってきます。例年何月頃に紅葉が見頃で、どのくらいから雪が降り始めるのかが山ごとに説明されています。昨年の秋・冬はこの本を毎日眺めて、まだ行けるかなーもう雪で無理かなーと山を選んでいました。
北アルプス詳細ルートガイド (PEAKS特別編集)
次は地域別のルートガイド。山をいくつか登ると憧れるのは北アルプス。北アルプスは人気が高いですよね。そんな北アルプスの山を27ルート紹介してくれるガイドです。アクセス方法や、日の出・日の入時間、見頃の花や紅葉の時期なども書かれて至れり尽くせりの一冊。歩行時間を自分の体力を見極めつつ山選びするのに最適です。
南アルプス詳細ルートガイド (PEAKS特別編集)
紹介は必要ありませんね。上の本の南アルプス版です。南アルプスは奥が深い山が多いのでなかなか登る機会がありませんが、前衛峰も紹介されています。入笠山や日向山は初心者にも登りやすい山ですね。
日本アルプス詳細ルートガイド (PEAKS特別編集)
このシリーズですが中央アルプスのルートガイドは存在しません。あるのは北・南と合わせた日本アルプスの詳細ルートガイドです。中央アルプスで紹介されているのは、木曽駒ヶ岳と空木岳の2つですね。経ヶ岳とかも紹介してくれれば…
この日本アルプス詳細ルートガイドが最初に発売されて、南アルプス、北アルプスと毎年発売されているので今年あたり中央アルプスかな?と期待しています。
まとめ
PEAKSのシリーズではないもので八ヶ岳のルートガイドもあったはずなんですが、探しても見つからない!という訳で家から出てきたらまた追加して紹介したいと思います。
持っている本をまとめていて気づいたんですが、エイ出版の本ばかりですね。ちなみにホームページから本の紹介ページをみると、最初だけ立ち読みすることができます。
URL 枻出版社|PEAKS
自分がどれくらい歩けるか分からない方は、片道2時間程度で標高差500mぐらいを目安に山を選ぶと良いかなと思います。後は人気の山を選ぶこと。初心者が人気のない山を歩くことほど危険なことはありません。登山者が多い山であれば登るときも安心して登れます。