山登りを始めたいんだけど、どうしようか迷っている。最近山登りを始めたばかり。そんな人に是非お勧めのエッセイ本を紹介したいと思います。
著者である鈴木ともこさんが、山登りを始めてから登山というものにのめり込んでいく様子を描かれているエッセイ本なんですが、初心者の背中を押してくれる素敵な内容なんです。
鈴木ともこさん
鈴木ともこ
東京都出身。両親と弟がいる。小学4年生~中学2年生まで家庭の事情でイギリスに在住した経験を持つ。帰国後は東京都立国際高等学校を経て日本大学藝術学部卒業。
大学卒業後にポプラ社に入社し、単行本編集者として活動。ポプラ社退職後、執筆活動を開始。主に夫や山ガールの友人と日本の山に登っていて、その山行記録をコミックエッセイとして著作を発表。また山岳ジャーナリストとしてテレビ出演する機会もある。
身長182cmの夫と結婚(鈴木は148cm。)し、2010年に息子を出産。2011年6月、長野県松本市へ移住。
色んなところで講演もされていますし、雑誌にもしばしば登場しますので有名な方ですね。ちなみにスズキ違いで鈴木みきさんという方もいらっしゃいますね。
鈴木さんのホームページを見ていたら昨年10月に発売された「別冊ランドネ アウトドア デイリースタイル」に松本のお宅の様子が見開きで紹介されているようです。み、見たい。
講演会も一度聞きに行きたいなー。
山登りはじめました。シリーズ
「山登りはじめました」は「最初のめざせ!富士山編」とその続編の「いくぞ!屋久島編」の2巻からなります。2009年と2011年に発行されたやや古い本にはなりますが、今でも大きな本屋に行けば売っています。
富士山編は友人山ガールと一緒に行った高尾山から始まります。そこから山の楽しさに気付き始め、次には百名山の一つ木曽駒ヶ岳、更には立山や尾瀬・至仏山、そして富士山!などなど、どんどん山へはまっていきます。
この本の良いところは、山の楽しさを教えてくれるではなく山の楽しさがびしびしと伝わってくるところです。鈴木ともこさんは本当に山が好きなんだなーということが伝わってきます。可愛い漫画とともに面白おかしく登山の様子が描かれていますが、ときにはうるっときてしまう場面もあります。山の素晴らしさが描かれているだけなのになんでこんなに感動的なんだろうって思うんですが、著者の気持ちがストレートに伝わってくるからなんでしょうね。
旅ガイドでは無いんですが、山についての豆知識も書かれているので山ガイドのような使い方もできます。登山のマニュアル本ではないんですが、歩き方や初心者が疑問を抱きやすい「こんなときはどうすれば良いの?」という疑問点解消にも役立ちます。
amazonレビューから抜粋
あんまりべた褒めばかりしてると胡散臭さが満載になってしまうので、amazonさんにかかれているレビューをちょっと抜粋してみました。
何回も読んでます
知人に誘われて登山を始めた頃にこの本と出会いました。絵がかわいい、読みやすい、だけじゃなく情報量も多く分かりやすいんです。登山初心者には「日本百 名山」を買う前にこちらを購入されることをおすすめしたい!今回はこの本、姉にプレゼントしました。一緒に山に登りたくて。
屋久島編も出てますが、持ってます。そちらも星5つです。3冊目の出版待ってるよ!
いい!
迷っている、初心者の背中を押してくれるような本です。
重すぎないところがいいと思います。
山ガール本第2弾
富士山編に続いて、屋久島編。お父さんの還暦祝いに両親と作者夫婦で行く話はステキ。お友達や旦那さんと登ったりするのが全編マンガで楽しい。旦那さんのMr.ポジティブっぷりが素敵ですよ。
まとめ
もうちょっと色々良さを書きたかったんですが、この本が手元に無いのでこんな簡単な紹介にて失礼したいと思います。ちょうど同じころに登山を始めた知り合いに、この2冊を「これは読んでおけえええ!」ってあげちゃったんですよね。うむー。今でもまた読みたくなるときがあるので、買い直そうかな…
屋久島編はamazonさんで中身検索ができますよー!
そういえば、知り合いが新婚旅行に屋久島に行くって言ってたなー。プレゼントしようかな。