山とカメラが趣味の僕が、日々の暮らしと趣味のことを綴ります

美術館、寺社仏閣での鑑賞用に単眼鏡を買いました。

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仏像趣味が高じて、最近は美術館に行ったりお寺に仏像を見に行ったりする機会が増えました。そうすると、単眼鏡で美術品を鑑賞している人が結構いるんですよね。

間近で仏像を見れるお寺なら単眼鏡までは必要ないかも知れません。しかしほとんどの仏像は賽銭箱の奥のとおく、薄暗い場所に祀られています。

色々な仏像に出会うたびに、様々な違いがあることも分かってきたんですが、見えないことには仕方ありません。

先日も米子瀧山不動寺というお寺に、弘法大師(空海)の一刀三礼の御作と言われている不動明王を見に行ってきたんですが、例護摩祈祷日だったということもあり、遠くからしかご本尊を見ることができませんでした。

暗闇の中にうっすらとは見えたのですが、瀧山不動寺ホームページにのっている凛々しい不動明王はほぼ確認できませんでした。

あぁ。単眼鏡さえあれば…

来週に京都へ行く予定もあることから勢いで単眼鏡を買ってしまいました。実は先日大型電機店で品物はあらかた見てきており、だいたい欲しいものは決めていたんですよね。

お店の双眼鏡、単眼鏡売り場に行くと、コンサート用、バードウォッチング用、スターウォッチング用などの目的別で品物がおいてあります。

例えばアウトドア用であれば防水タイプもありますし、スターウォッチング用のものは、口径が大きく少ない光で明るく見えるように工夫されています。

では美術鑑賞用の単眼鏡、双眼鏡はどのようなものが良いかというと、そこまで望遠は必要ありません。望遠よりも至近距離のものでもピントが合う、つまり寄れる単眼鏡、双眼鏡が必要です。またコンサート用などと比較するとコンパクトで手のひらサイズのものが人気があるようです。

レンズをとおすと見えるものは暗くなります。そこで「明るさ」というのも重要な要素になります。つまり、大事な点は次の3つくらいでしょうか

  • 倍率(望遠)
  • コンパクトさ
  • 明るさ

この3つを考えながら、迷った単眼鏡はこちら

Vixen 単眼鏡  マルチモノキュラー4×12

総合光学機器メーカーの株式会社ビクセンの単眼鏡です。天体望遠鏡や双眼鏡、顕微鏡などを手掛けるメーカーなので品物は間違いないでしょう。

 

  • 倍率(望遠):4倍
  • コンパクトさ:5.8×3.1×3.3cm、60g
  • 明るさ:9.0
  • 至近距離:約20.0cm

Vixen 単眼鏡 マルチモノキュラー6×16

上のモデルの、より遠くが見えるタイプです。上が4倍だったのに対し6倍まで拡大できます。そのかわりやや大きくなりますが、重量にして5gなのでさほど違いはありません。

明るさも暗くなりますし、最短のピントの合う距離(至近距離)も長くなります。拡大の倍率は大きくなりますが、その他の点は4倍のモデルの方が優れていますね。

  • 倍率(望遠):6倍
  • コンパクトさ:7.0×3.1×3.5cm、65g
  • 明るさ:7.3
  • 至近距離:約25.0cm

Vixen 双眼鏡 Meglass(メグラス)H6×16

単眼鏡だけではなく、双眼鏡もありました。この双眼鏡も美術鑑賞用として展示されていたのですが、やはり双眼鏡にすると大きいですね。倍率、明るさは上の「マルチモノキュラー6×16」ですが、至近距離が3.2mとかなり長いです。近いものが見えないので、ちょっと不便ですね。

後、言うまでもないですがコンパクトさは全くありません。値段も高いですし、単眼鏡で十分かも?

  • 倍率 : 6倍
  • 明るさ : 7.3
  • 至近距離:約3.2m

Nikon 単眼鏡 モノキュラー HG5X15D

ニコン好きとしては惹かれるのが、nikonの単眼鏡です。

  • 倍率(望遠):5倍
  • コンパクトさ:7.1×3.0×3.0cm、75g
  • 明るさ:7.3
  • 最短合焦距離:約60.0cm

5倍のわりにはちょっと暗いでしょうか?重さはさほど気にならないものの、最短合焦距離が2倍~3倍になって手元のものを見るときは使えなさそうです。

後一番問題なのが値段。ビクセンの単眼鏡と比べて倍近くするんですよね。Nikon好きとはいえど、ちょっといただけない…

同タイプで倍率が7倍のものも用意されています。

まとめ

このあたりの単眼鏡、双眼鏡を実際に手でとってみて、そして家に帰ってネットで色々調べて、Vixen 単眼鏡  マルチモノキュラー4×12に決定しました!

明日届く予定なので、まだ手に取っていないのですが、楽しみです。4倍にしたのは特に意味はないんですが、知り合いが6倍を一緒に買っておいてーと言っていたので、では私は違うものにしようと思って4倍にしました。

明日には4倍と6倍が手に届くので、6倍もちょっと開けさせてもらって比較してみたいと思います。

尚、Vixenのホームページの「単眼鏡が広がる美術鑑賞の世界」は、単眼鏡を使ってどのように美術作品を見るかが伊藤若冲の作品をもとに解説されています。

参考 Vixen|単眼鏡が広がる美術鑑賞の世界

ここでも4倍か6倍がおススメされていましたね。遠くの仏像を見るには4倍じゃ足りないかな?なんてちょっと不安に思ってもいますが、実際に使ってみないと分からないですからね。また使ってみて報告したいと思います。

  • B!