とある平日、諏訪市に行ったついでに信濃國十四社の一つである手長神社に行ってきました。同じ系列の足長神社も面白いよと教えていただいたので、八剱神社と一緒に参拝です。
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信濃國十三社(+1)巡りについて調べてみました。
長野県内にどんな寺社仏閣があるのかなと調べていたところ、「信濃國十三社巡り」というものを見つけました。 どのような由来で13社が選ばれて、どのような意味を持つのかは調べても載っているものが無かったので …
手長神社、足長神社、八剱神社の概要
神社の概要については、最後に写真とともに紹介していこうかなと思いますが、主祭神ぐらいはまとめておきましょう。
手長神社、足長神社、八剱神社の主祭神
- 手長神社|手摩乳命 (てなづちのみこと)
- 足長神社|足摩乳命(あしなづちのみこと)
- 八剱神社|八千矛神・日本武尊・誉田別尊の三柱
手摩乳命と足摩乳命は夫婦。奇稲田姫神の父親と母親に当たります。奇稲田姫神といえば、諏訪大社上社の祭神建御名方神(たけみなかたのかみ)の祖先にあたりますね。八剱神社の八千矛神(やちほこのかみ)の別称は大国主(おおくにぬし)といいます。ピンと来る方も多いと思いますが、建御名方神(たけみなかたのかみ)の父親ですね。
いずれも諏訪大社に縁の深い神社であることが分かると思います。
手長神社、足長神社、八剱神社の場所
3社とも諏訪市にあり、車で行けば移動時間は全部で15分程度。近いので効率的に回ることができます。
3社の場所
- 手長神社|長野県諏訪市茶臼山9556
- 足長神社|諏訪市四賀普門寺5386
- 八剱神社|長野県諏訪市小和田13-18
手長神社、足長神社、八剱神社の駐車場
手長神社と八剱神社は神社の前に駐車場があります。観光のピーク時や例大祭などの特別な行事がなければ止められるでしょう。足長神社は駐車場がありません。僕は広い道路の路肩に止めてささっとお参りしてきました。
手長神社、足長神社、八剱神社の御朱印
手長神社の宮司さんが3社を兼務しているので、御朱印は手長神社でいただけます。
初穂料は3社合計で1000円。バラでもいただけるようですが、そのときの金額は300円(?)のようです。3社合計だと1000円、1社だけだと300円。ん?と思うところはあるかもしれませんが、これも諏訪七不思議の一つということで…
本当の諏訪七不思議
- 湖水御神渡
- 蛙狩神事(上社)
- 五穀(ごこく)の筒粥(つつがゆ)下社
- 高野の耳裂け鹿(上社)
- 葛井の清池(くずのせいち)
- 御作田(みさくだ)
- 宝殿の天滴(ほうでんのてんてき)上社
手長神社、足長神社、八剱神社の3社に参拝してきました。
まずは足長神社に参拝
茅野市方面から参拝に向かったので、まずは足長神社です。足長神社は傾斜地にあり結構階段を上がります。後は駐車場がないのもちょっとつらいところです。
車で参拝していたんですが、広いところに路上駐車させてもらってささっと参拝してきました。上の写真のところは道路が狭いわりに交通量が多いので、もう一段上の道路に車をとめることをお勧めします。
足長神社からは諏訪の街並みを一望できます。自動車学校がありますね。
足長神社本殿。諏訪市指定有形文化財に指定されており、18世紀の建築物といわれています。
眺めもよく、少々ぼーっとしていたいところでしたが後々の予定も詰まっていたのでそそくさと次の目的地手長神社へと向かいます。
2番目は手長神社
次に手長神社です。足長神社から手長神社までは車で10分もかかりません。ただ、ちょっと道路が狭いのですれ違いに気を使わなければいけない道を行かないといけません。
手長神社は境内に数台止められる駐車場がありました。
鳥居をくぐると右手には土俵。諏訪の地は相撲が盛んなので、奉納相撲でも行われるんでしょうね。
拝殿までは少し階段を上ります。木の手すりの上に金属の手すりが取り付けられていました。
階段を上ると立派な拝殿が現れます。
祭神の神系図が置かれていました。足長彦神と手長彦神の下の方には諏訪大社の祭神、建御名方神(たけみなかたのかみ)があるのが分かります。
御朱印は手長神社で!
手長神社で3社の御朱印をいただけます。このときお伺いしたら宮司さんが笛を吹かれていました。
実は今日の参拝は足長神社・手長神社の2社だけにしようと思っていたんですよね。でも宮司さんから八剱神社をすすめられてせっかくなので行っていることに。車で2分で行けるよーとのことでした。
最後に八剱神社に参拝
確かに2分程度で八剱神社に到着。八剱神社は諏訪市小和田の産土神として庶民からの信仰を集め現在に至っています。
手水舎も風情がありますね。
駐車場を止めたところは神社の正面ではないので、正面へまわります。せっかくなので神社の正面から参拝したいですね。正面の道路は中山道だったらしく、石の標柱がありました。
こちらが正面の鳥居
こちらが拝殿
奉納されたお酒の前に諏訪湖の御神渡りの説明書きがありました。
諏訪湖の御神渡りは諏訪湖が全面氷結して、亀裂が盛り上がることにより湖を貫くことです。神様がとおる道とされ諏訪七不思議の一つにも数えられる地域では有名な行事なんですが、御神渡りは八剱神社の氏子さんが御神渡り拝見の役目を務めているようです。
何も知らずに参拝に来てしまいましたが、由緒のある神社だったんですね。御神渡りの写真も飾られていました。
まとめ
参拝した前日ぐらいに手長神社、足長神社、八剱神社を知ったような、無知な僕ですが由緒や由来を読み進めながら参拝するのは楽しいですね。