山とカメラが趣味の僕が、日々の暮らしと趣味のことを綴ります

新年は京都へ正月参拝。平等院鳳凰堂と三十三間堂へ家族旅行。

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自分の実家に帰省していた正月休み。正月も3日ぐらいになるとやることがなくなってきます。初買いも済ませたし、近所で初詣も済ませました。

僕の両親も昨年から僕が寺社仏閣巡りにはまっていることを知っているので、せっかくなの日帰りで京都にでも行かない?と提案するとあっさりと受け入れられ、我が家5人と僕の両親の合計7人で日帰り京都旅行へ行ってきました。

行く先は僕が行きたかった平等院鳳凰堂と父親の好きな三十三間堂。平等院鳳凰堂は昨年末のゆく年くる年で除夜の鐘が突かれている風景が放映されましたね。

来年には修学旅行で京都に行くであろう長女の予習にもなります。三十三間堂は昨年秋に京都で仕事があったときに一人で参拝したんですが、1000体を超える千手観音像は仏像に興味のない子供でも何かを感じがれるんじゃないかな?と思ってのチョイスです。

宇治の平等院へ

愛知県から車で京都府宇治市を目指します。平等院は8時半から開門されるので、9時頃の到着を目安として行きました。

名神と京滋バイパスをとおって、宇治市へと入ると平等院はすぐそこでした。予定より少し早い8時45分くらいに到着。1月4日だというのに駐車場はガラガラでどこにでも止め放題といった感じでした。初詣といえば神社が有名で、寺院への参拝は少ないんでしょうか。そういえば、午後から参拝した三十三間堂も寺院内の駐車場が半分以上空いていましたね。

平等院に到着。いざ寺院内へ

車をどこにとめたら便利なのかを調べてなくて、裏口(南門)に止めてしまいました。参道で買い物もしたかったので、本当は正門(北口)の近くの駐車場を探すべきでした。これは今後の反省点。

拝観料の600円を支払い境内へ入ります。拝観料は庭園だけでなく、平等院ミュージアム鳳翔館の料金も含まれています。鳳凰堂内部への見物をするには別途庭園内で300円の志納金をおさめ、拝観予約をしなければいけません。混雑すると数時間待つこともあるようですが、時間も早かったので一番早い時間の9時半からの拝観を予約することができました。

門を入ると浄土院と最勝院の2つの建物を見つけることができます。平等院はどの宗派にも属さない単立寺院であるものの、浄土宗の浄土院と天台宗系の最勝院があり、両寺で管理してるとのことです。

 

両院をゆっくり見たいんですが、子供たちは10円玉の建物に興味津々。先へ先へと歩いて行ってしまいます。

さきほど平等院鳳凰堂と呼んでいましたが、寺院の名前は平等院。その中の建物の一つが鳳凰堂です。10円玉硬貨に載っている建物ですね。

寺院自体はそんなに大きくないので数分も歩けば鳳凰堂を目の前にすることができます。

朝早く行ったおかげで風も少なく、水面にきれいに鳳凰堂が写りこんでいました。この後30分もすれば人込みで人が入らない写真を撮るのは難しかったと思います。ラッキー。

仏像好きとしては、鳳凰堂内部の阿弥陀像が気になって仕方ありません。寄木造りを編み出したという仏師定朝の唯一の仏像です。そのほかにも定朝作と言われている仏像はありますが、確実に定朝が作ったとされているのは、この阿弥陀像のみなんですね。

平等院のホームページではきれいに鳳凰堂内部の阿弥陀像が見れていたんですが、現地ではそんなにきれいに見えないんですね。時間帯によっては内部のライトアップをしてくれるのかな?

平等院ホームページより

こんな姿を想像していたんですけどね…

撮ってきた写真をちょっと明るさを調整すると少しだけ阿弥陀像が浮かび上がってきました。ちなみに、お堂は東向きに建てられているので、朝日を浴びてちょうどきれいな時間帯でした。

屋根の上の鳳凰は現在は模造品(レプリカ)。本物はミュージアムの鳳翔館に展示されていました。鳳翔館はとても面白くて、鳳凰堂の建造当時の様子を映像で再現してくれていたり、国宝の梵鐘があったりと見どころたくさんです。

鳳翔館は撮影禁止なので、入り口だけ。門松があり正月仕様でした。

9時半になると、鳳凰堂内部の拝観の時間です。橋をとおって内部へと案内されますが、当然のごとく写真や動画は禁止されています。

写真がないのも寂しいので平等院ホームページから引用させていただきました。

平等院ホームページより

仏像の基本形、丈六仏の坐像です。檜で作られた仏像は寄木造りという工法で作成されています。仏像を見るときはVixenの単眼鏡が一つあると便利です。一つしか持って行かなかったので、次女や僕の父親と取り合いになって単眼鏡を使っていました。

参考:Vixenの単眼鏡「マルチモノキュラー」が届きました

お堂の内部の壁で踊っているような像は、雲中供養菩薩です。今は木の茶色というかこげ茶のような色ですが、当初は極彩色だったようです。さぞかし賑やかなお堂だったんでしょうね。

説明のお姉さんに色々話を聞きながらお堂内部の拝観は15分ほどで終了。とても楽しい時間でした。

平等院の御朱印

平等院の御朱印は2種類です。一つ目は代表的なお堂の鳳凰堂。

もう一つはご本尊の阿弥陀如来です。

いずれも各300円を納める必要があります。

御朱印をもらった後は、平等院の表へまわり参道へ。参道で宇治抹茶のお土産を買ったり、宇治抹茶を練りこんだラーメンを食べて早めのお昼としました。

では、午後は三十三間堂へ!

三十三間堂

平等院から三十三間堂へはほぼ車で30分。たいした渋滞もなくすんなりと三十三間堂まで行くことができました。

三十三間堂前の駐車場は一杯だと思い、京都国立博物館の隣りのコインパーキングに止めたんですが、三十三間堂前の駐車場もガラガラでした。

三十三間堂では、子どもを抱っこしていたりで写真はなし。昨年11月に参拝したばかりだったので、僕は御朱印をもらう予定はなかったんですが、長女と次女が御朱印に興味を持ってしまいました。

長続きするかどうかは分かりませんが、色んなものに興味をもってくれるのは嬉しいなと思い、2人に御朱印帳を買ってあげました。自分でしっかりと御朱印をもらっていました。

三十三間堂の御朱印

三十三間堂の御朱印は三十三間堂のお堂内部でいただくことができます。偶然にも僕の時と書き手の方が一緒で同じ文字でした。

中央の文字は大悲殿。右側には院号である蓮華王院と書かれています。大悲殿って何だ?と不思議だったんですが、「大慈悲の観音さまをまつる仏堂」という意味があるようです。

慈悲とは、仏教用語で他の生命に対して自他怨親のない平等な気持ちを持つことをいいますね。

分かったような分からないような気分ですが、大悲殿という言葉は蓮華王院のホームページにも何も記載はないんですね。

三十三間堂の御朱印帳

娘たちの選んだ御朱印帳はあずき色のもの。1000円でした。

なかなか渋いチョイスです。

まとめ

2つの寺院だけを参拝するゆっくりとした計画でしたが、子供連れの家族でまわるにはちょうど良いぐらいでした。

家から車で片道2時間程度ですが、朝7時に出て夕方には帰ってこられるのでゆとりをもって参拝ができますね。

今まではほとんど一人で寺社仏閣巡りをしていましたが、娘も御朱印帳を持った(持ってしまった)ことですし、休みの日に一緒に有名なお寺でも巡ってみたいと思います。

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