もう去年の秋のことですが、中禅寺湖付近で温泉に入りたいなーと検索していたら、温泉寺なるものを発見。
温泉街に寺院があって、温泉寺を名乗っているものは数多く見かけますが、こちらの温泉寺は境内で温泉に入れるという珍しいお寺。これは面白い!ということで行ってきました。
湯本温泉寺の場所
湯元温泉寺は栃木県日光市湯元にあります。奥日光の温泉街から少しだけ、ほんの少しだけ外れたところにあります。
中禅寺湖付近からは車で15~20分。
ちょうど真ん中付近には戦場ヶ原がありますね。以前、中禅寺湖をめぐって男体山の神と赤城山の神が争ったという戦場。それが戦場ヶ原です。どちらの神様が勝ったと思います?大蛇に化けた男体山が大ムカデに化けた赤城山を破り、勝ったのは男体山の神でした。
湯の湖の隣りに、奥日光湯元の温泉街があります。
日光東照宮との位置関係はこのような感じ。日光東照宮からは車で1時間ほどです。
湯本温泉寺は簡素ながらも歴史のある寺院
温泉寺の正式名称は「日光山温泉寺」。世界遺産「日光山輪王寺」の別院です。歴史は古く日光山を開山された勝道聖人が788年(延暦7年)にこの温泉を発見し、病苦を救う薬師瑠璃光如来をお祭りしたのが始まりです。
薬師信仰とともに庶民の名湯として知られるようになり、江戸時代には輪王寺の直轄寺院としてその名が徐々に広まりました。この頃は霊場を管理していた中禅寺上人(ちゅうぜんじしょうにん)と、日光奉行の許可を受けなければ、温泉に入ることができなかったと言われております。現在は誰でもお湯に入れる温泉になっています。
温泉寺の営業時間、料金等
温泉寺の営業時間等の情報です。
URL:湯本温泉寺
本堂に祀られている御本尊「薬師瑠璃光如来」は金色に輝く仏像です。参拝者は温泉目的で来られているのか、本堂へお参りする方は少なかったと思います。
温泉へ入りたいときはこちら。
大人料金は500円。紅葉のきれいな観光シーズンだったということもありますが、次から次へとお客さんが入っていきました。
湯船は小さく3~4人しか入れません。団体客には向かない温泉ですね。私が行った時も前のお客さんが何人もいて、すぐには入れませんでした。建物内部には畳の大広間があるので、そこが待合場所になります。お茶も出してくれるのでゆっくりと待つことが出来ました。
上の画像にもあるとおり、温泉は白濁したエメラルドグリーン。乳白色の含硫黄‐カルシウム・ナトリウム硫酸塩・炭酸水素塩泉です。
温度はちょっと高めでしたが、つるっつるのすべすべの温泉が気持ちよかったです。
湯元温泉寺の御朱印
最後に御朱印情報です。金額は300円。