「OM-D E-M1 Mark II 」が昨日発売されました。購入ブログを眺めているとまことに羨ましい限りです。
ボーナスもはいってクリスマスプレゼントだー!なんて皆さん浮かれているんでしょうね!と涙を流しながら拝見しております。
E-M1シリーズの下位機種である”OM-D E-M5 Mark II ”を愛用している僕としても上位機種のE-M1の最新作は気になるところでありまして、発売日当日に手に入れるなんてことは考えていませんでしたが、場合によっては購入もあり?なんて思っていました。
でも発売されて色々調べてみると、ちょっと今回の”E-M1 Mark II ”はとりあえず見送りかなー。という気分になってきました。今回はその理由をだらだらと書いてみたいと思います。
OM-D E-M1 Mark IIのセールスポイント
まず”E-M1 Mark II ”のウリって何なんでしょう?購入していないので、オリンパスさんのホームページなどから新機種のどんなところが優れているかを考えます。
世界を変える高速連写
オリンパスの製品ページでも真っ先に書かれているのが高速連射です。
後で僕も持っている”E-M5 Mark II ”との比較を簡単にしてみたいと思いますが、最高18コマ/sの高速連射。AF/AEも追従するという素晴らしさです。Canonやnikonの高速番長と言われる、D500や7D Mark IIでも「約10コマ/s」。一概には比較的ないもののびっくりの高速連射です。
鳥などの動物を撮る人なんかには適しているんじゃないでしょうか。特に望遠レンズが必要な被写体はセンサーサイズの小ささはある意味利点にもなります。画質などがマイクロフォーサーズでも満足できるのならば、レンズが圧倒的に安くて小さいマイクロフォーサーズ規格のレンズはかなり選びやすいんじゃないでしょうか。
僕もD800とE-M5 Mark II のどちらかで望遠レンズを買おうかと悩んだ結果、安くて小さいE-M5 Mark IIでの望遠レンズ購入を決めたことがあります。値段なんかは10万円以上違いますし、子供の発表会でよく使う僕としてはNIKONほど大きくないので目立たなく撮影できて重宝しています。
1.4倍のテレコンキットを買ったので、換算で420ミリの望遠レンズを手に入れることができました。
OLYMPUS 望遠ズームレンズ ED 40-150mm F2.8 1.4X テレコンバーターキット 防塵 防滴 マイクロフォーサーズ...
nikonで考えていたのは”NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR”だったので、ずいぶんとお得に購入することができたと思います。
Nikon 望遠ズームレンズ AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR フルサイズ対応
なんだか話が反れましたが、高速連射。すごいですね。
一眼トップクラスの高画質
新開発の「20M Live MOSセンサー」と「画像処理エンジン TruePic VIII」そしてE-M5 MarkⅡからは0.5段階上がった5.5段階の強力な手振れ補正機能を搭載しています。
カタログスペックではISO感度の上限はアップしていませんが、どうなんでしょうね。個人的にはダイナミックレンジが広がって、階調が豊かになれば良いなと思います。山に登っていたりすると日向と日陰の陰影差が激しい場面によく出会いますが、ダイナミックレンジがもうちょっとフルサイズ並みに広がれば良いなーと思うことが多いです。
手振れ補正は5.5段階と書きましたが、レンズ内手振れ補正と組み合わせると6.5段階らしいですね。これは強力!
OM-D E-M5 Mark II との比較
オリンパスさんのホームページから”OM-D E-M5 Mark II”とのカタログスペックをまとめてみました。
名称 | E-M5 MarkII | E-M1 MarkII |
---|---|---|
位置付け | OM-D 中級機 | OM-D 上級機 |
記録媒体 | SDメモリーカード | SD/SDHC/SDXCメモリーカードEye-Fiカード対応 |
画素数 | 約1720万画素 | 約2177万画素 |
防塵対応 | SSWF:超音波防塵フィルター | SSWF:超音波防塵フィルター |
記録画像サイズ(RAW) | 4608x3456 | 5184x3888 |
シャッター速度 | 1/8000~60秒 | 1/8000~60秒 |
電子シャッター | 1/16000~60秒 | 1/32000~60秒 |
マニュアルISO | 200~25600 | 200~25600 |
オートISO | 200~25600 | 200~6400 |
手ぶれ補正 | ボディー内手ぶれ補正 | ボディー内手ぶれ補正 |
手ぶれ補正効果 | 5.0段 | 5.5段 |
AF測距点 | 81エリア | 121点 |
連続撮影速度 | 最高10.0コマ/秒 | 約15コマ/秒 |
使用電池 | BLN-1 | BLH-1 |
撮影可能コマ数 | 約310枚 | 約440枚 |
動画連続撮影可能時間 | 80分 | 約1時間30分 |
大きさ | ||
幅 | 123.7mm | 134.1mm |
高さ | 85mm | 90.9mm |
奥行き | 44.5mm | 68.9mm |
質量 | 約469g | 約574g |
使用可能温度(動作時) | -10~40℃ | -10~40℃ |
さすが、OM-Dの最上位機だけあって、スペックはかなり良いですね。ほとんどの部分で進化が感じられます。
でもその中で残念な部分も進化してしまっているのが分かります。それは大きさと重さです。ミラーレス機に何を求めるかはユーザーそれぞれで異なると思いますが、僕の場合は軽さと携帯性。画質はそこそこで満足しています。OM-D E-M5 Mark IIにしたって、昔のフルサイズ機に比べたら断然良い画質を吐き出しますからね。
OM-D E-M5 Mark IIとの大きさ比較
では大きさはOM-D E-M5 Mark IIと比べてどのくらい大きいのでしょうか。ホームページのボディー画像を同じ大きさにして比較してみました。
どうでしょう。幅にして1cm強、高さでは0.5cm強もOM-D E-M1 Mark IIが大きくなっています質量にしては、100gも重いんですね。
厚さに関しては、付けるレンズによってどうにでもなるのであまり気になりませんが、正直大きいなーという印象です。そして何より重い!
僕は軽いカメラが欲しくて、フルサイズ(D800)のサブ機としてミラーレス機を買ったので、ミラーレス機の大型化は正直ちょっと...
もう少し画像での比較をしておきます。
横幅を比較するために縦に並べてみます。形もE-M1 Mark IIの方が撫で肩というか、丸みをもっているような感じですね。
大きさのほかで大きな違いはグリップの深さです。正面の画像なのでやや分かりづらいですが、E-M1 Mark IIのグリップはかなり深くて指にしっかりとひっかかります。E-M5 Mark IIは若干凹凸が付けられているだけ。これは好き嫌いなので、実際触ってみてグリップを確かめてください。僕はE-M5 Mark IIのグリップでも十分でした。
買わない理由
いやー、結構大きいですね。そして重い!軽さを追い求めて購入したミラーレス機が重くなるのは残念です。
欲しいなと思っていたOM-D E-M1 Mark IIですが、購入をちょっと見送ろうかなと考えた理由は、そのものずばり、単純に価格です。
重いとかでかいって言ったって、100gですよ。おにぎり一つぐらいの重さです。こんなんへこたれるような重さの差じゃないわけですよ。
お金ですよ。お金がないだけです。あー、悲しい。
安くなってきたとはいえ、ボディーだけで20万円弱ですからね。
om-d e-m1 mark ii レンズキットが本当は欲しい
新しいカメラを買うときはレンズキットがお得です。
でも「om-d e-m1 mark 2」にはレンズキットが用意されていないんですよね。初代のom-d e-m1には「12-40mm F2.8」とのレンズキットがあったんですが、なぜでしょう。
OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M1 12-40mm F2.8 レンズキット ブラック 防塵 防滴 OM-D E-M1 12-40mmF2.8LKIT
先日D810の後継機はまだかという記事を書きましたが、ここぞというときに持ち出すカメラはフルサイズであるD800が多いんです。ぼろになってきたフルサイズ機の買い替えという大出費を考えるとおいそれとサブ機を購入するなんてできないのです。
参考 D800シリーズ、D810の後継機を待ち望む僕が発売日などを予想してみる。
ミラーレス機を持ち出す機会がフルサイズよりも断然増えてきたこの頃。完全ミラーレス化も視野に入れていった方が得策なのか?っていうのも検討していきたいものです。
参考 フルサイズのサブ機として買ったミラーレスカメラがメイン機材となろうとしている
OM-D E-M1 Mark IIは、見送ろうと思ったものの、日々上がってくる新機種レポートをついつい読んでしまう毎日。やっぱり良いカメラだなぁ...
写真についても色々書いています。