山とカメラが趣味の僕が、日々の暮らしと趣味のことを綴ります

北八ヶ岳の初心者向け登山コース、白駒池経由のニュウへ行ってきました。

更新日:

8月の頭のことですが、娘2人を連れて北八ヶ岳の白駒池に行ってきました。白駒池でハイキング程度でもいいかなと思ったんですが、やはりどこかの頂を踏みたいということで初心者向けで子供連れにも優しいニュウへ登ってきました。

登山概要

娘2人を連れた子連れ登山(ファミリー登山)

時期と天候

2016年8月初旬、曇天ときどき晴れ間

ルートとコースタイム

累積標高は250m程度で、距離も6.5kmなのでハイキング感覚で楽しめます。小さい子供連れの方にもたくさんすれ違いました。ニュウではそれなりの山頂の解放感を味わうことができるので、小さい子供連れにはちょうどいいんじゃないでしょうか。

出発時刻/高度: 07:40 / 2100m
到着時刻/高度: 12:20 / 2091m
合計時間: 4時間40分
合計距離: 6.56km
最高点の標高: 2327m
最低点の標高: 2090m
累積標高(上り): 246m
累積標高(下り): 249m

実際のタイム:4時間32分(山行3時間21分、休憩1時間11分)
コースタイム:2時間53分(登り:1時間39分、下り:1時間14分)

うちは小4と小6の娘なんですが、コースタイムと比較すると2割増しぐらいのタイムですね。

山行

では、登山の様子を写真とともに。

前日の夜は結構強い雨が降っており、行けるかな?と心配したんですが、朝起きるとうす曇り。

道が泥だらけで滑りやすいかな?と不安は少しありましたが、娘たちも楽しみにしていたので早起きして準備をします。

登山口である白駒池駐車場までは蓼科の別荘地をとおりくねくね道が続きます。駐車場の場所が2000mを超えていますからね。下界では雲が多くても登山口までいくと雲を抜けていたっていうこともよくあります。

駐車場に到着すると7時半。まだ駐車場の係の人はいないので駐車料金は後払いになりますが600円かかります。

娘たちとわいわいと準備をしていざ出発!と思ったらここでハプニング。カメラの電源が入りません。しかも充電を忘れたんではなく、エラー表示がでてしまいます。そういえば先日家族で海水浴に行ったときに直射日光の当たる砂の上に放置してから調子が悪かったんです。

NIKONのフルサイズカメラD800を使っているんですが、今現在も修理中です。下は現行機のD810。

カメラを持たない登山は全くテンションがあがりません。無しよりは良いかということで車に乗っていた防水コンデジTG-4を持って登山開始です。

駐車場からまず目指すは白駒池

ぶれっぶれですね。一眼レフカメラと同じような感覚でシャッターを切っていたんですが、今までいかに機材に助けられて写真を撮っていたかを痛感する登山でもありました。ISO800でもノイズでざらざらですし、なかなかひどい写真のオンパレードです。

気を取り直して登山スタート。八ヶ岳周辺は苔が大規模にみられることで有名です。木道も整備されているので歩きやすいですので、白駒池を一周するハイキングもおすすめ。

特に朝の日差しの低い時間帯に歩くとすごく気持ちよいです。

昔来たときは気づかなかったんですが、コケ丸なんていうキャラクターがいたんですね。苔の紹介看板も多いので「へー、これがカギカモジゴケかー」などとしゃべりつつ進みます。

下山後にはすっかりと苔の名前も忘れてしまうんですけどね。

TG-4の顕微鏡モードを思い出して、マクロ撮影もしてみます。コンデジでこれだけ撮れるのは驚異的ですね。かなり寄れます。

そうこうしていると、あっという間に白駒池に到着。

少しだけオリンパスTG-4のことを書くと、TG-4は明るい日差しの下で撮るには結構いいカメラだと思います。防水カメラのわりには、F2.0という明るいレンズを持っていますし、望遠鏡モードなどの面白い機能も付いています。

だけど少し暗いシチュエーションになると、とんでダメダメになっちゃいます。ISOは800ぐらいからざらつきが目立ちます。気兼ねなく撮るにはISO1600~3200ぐらいが使えるカメラの方が良いです。

後、上の写真でも分かるように、ダイナミックレンジが狭いです。つまり明暗差が大きい場面になると、すぐに黒潰れや白飛びをしてしまいます。極端に暗い場面や明るい場面でも階調を残すためにはやっぱりフルサイズカメラに利点があります。

重さや写りや価格などは両立しないので、それぞれの場面に合ったカメラを使うのが大事っていうことですね。

話は変わりますが、白駒池からの朝焼け。知り合いに誘ってもらって昔撮りに来たことがありました。

星も撮り方を聞きながら撮っていたんだけど、面白かったなー。真夜中に行っても、池のほとりに人が結構座っています。カメラマン恐るべし。

白駒池からニュウへ

では、ここからは登りも入ってきます。一気にニュウへ

行くまで知らなかったんですが、漢字で書くと乳(ニュウ)なんですね。ニュウは看板が面白いです。「にゅう」と平仮名になっていたり、「にゅー」とNEWみたいになっていたり、「にう」と可愛らしい表示になっていたりするのもあります。看板だけで子供たちは大騒ぎでした。

可愛いキノコ発見。キノコといえば、食用のキノコの名前しか知らない僕ですが、発見するとテンションが上がってしまいます。

前日の雨もあって、木道はつるっつる。雨上がりの木道は要注意です。僕もスリップしてしりもちをついてしまいました(汗)

白駒池周辺の山は八ヶ岳の中でも北八ヶ岳というエリアに入ります。北八ヶ岳エリアにはロープウェイで登れる北横岳など比較的優しい山が集まっていますし、東京からも中央道で来ることができるのでファミリーには良い山がそろっています。温泉も多いですしね。

石もつるつる。地面はどろどろ

30分ほど歩くと白駒湿原がでてきます。

白駒池を過ぎてからは鬱蒼とした樹林帯をずっと進んでいたので、いきなりの解放感!100mもあるか無いかの区間ですが、晴れていれば八ヶ岳の山々を見渡すこともできるようです。

残念ながらこの日は山々はガスの中でした…

景色は見えませんでしたが立ち枯れした木もあったりと、気分転換には良い場所でした。

シャッター速度が遅くてぶっれぶれ。白駒湿原を過ぎるとアスレチックのような感じで面白い道が続きます。終始難しい箇所はなく、安心して登れる道でした。看板もしっかりしているので、道迷いの心配も少ないと思います。

登りもきつくないので、子供たちはさっさと先へ進んでしまいます。

先行していた娘が写真を撮っていたので、僕も便乗してパチリ。

ニュー

にう

全部同じ場所を示しているので、惑わされちゃだめですよー。なんで統一しなかったのかは謎です。この2枚とも臼田営林署の名前があったので、立てたのは同じ組織だと思うんですけどねえ。

ニュウの手前は若干登り傾斜がきついところがありますが、難なくクリアして頂上です。

頂上からは白駒池も見えました。あそこから歩いてきたんだよーって娘に伝えると「ひゃ~がんばったね~」と他人ごとのような返事が返ってきました。

先日登った天狗岳方面もまっしろけ。

参考:天狗岳!唐沢鉱泉から登る八ヶ岳の名峰天狗岳への日帰り登山

山頂で写真を撮ってもらった人のカメラを見てみたら、TG-4を使っていました。やっぱり人気ですね。

山頂付近はこんな感じ。

ごつごつとした岩の上でラーメンを食べましたが、気持ちいいー!とはいえ、山頂はぶよが結構いたので、カップヌードルを食べてそそくさと退散しました(笑)

まとめ

この日はそのままピストンで白駒池に下りましたが、高見石や丸山へと周回するコースもあります。天気が良ければ今度はコースを変えて行ってみたいです。

雨上がりのぬかるんだ道を歩くときは、スパッツを付けて行った方が良いですね。いたるところ泥だらけになりました。

  • B!