前回の知識編に続き、山行編です。
登山ルートの情報、温泉情報などは知識編をみてくださいね。
https://yama10camera.com/2015-daibosatsurei/
概要
時期と天候
2015年4月、晴れのち曇り
大菩薩嶺山頂付近のみ残雪あり。その他はほとんど解けていました。
主な装備
(身につけているもの)
- 夏山用の服装
- ストック
- スパッツ(雪解けを予想したもののほとんど不要でした)
- ザック30L
- ザック20L(娘用)
- ニット帽
- カメラ
比較的温かい日だったので軽装です。
(ザック内のもちもの)
- 応急処理グッズ
- 水0.5L(ナルゲン)
- 水1.0L(ナルゲン)
- 山専用ボトル900ml(カップヌードル用、中の水は二人分)
- フリース(休憩時用)
- ヘッドライト
- 座布団(座るときのマット)
- 食糧(カップヌードル、おにぎり、チョコなど)
こどもと一緒に山に登るときは、こどもが飽きないような工夫が必要だと思います。この日はこどもにもカメラを持たせ、二人でぱしゃぱしゃ写真を撮りながら登りました。
山行
上日川峠(かみひかわとうげ)から福ちゃん荘まで
上日川峠の駐車場に8時過ぎに到着。ロッヂ長兵衛の前の20台ほどの駐車場はほぼ埋まっていました。その他にも100台ほどの駐車場が周辺にあります。
着いたものの爆睡中の次女を起こすのが可哀想だったのでしばし僕も休憩。僕の登山靴はなんで片方なんだ?
可愛い文字。文書の文字だったらちょっと癖のある字として認識されちゃうんだろうけど、看板にするいは良い感じに可愛いです。
熊鈴は雪山以外はほぼ常備してます。クマにあったことないけれど怖いですからね。クマに会ってしまったときの対処法も今度きちんと調べておこう!
ここから登山道。看板は写真に撮っておくと後々便利です。第一目的地の福ちゃん荘までは20分!
次女を先頭にいざ行かん!レッツゴーなのです。
山初心者としては他の人がどんな装備をしているのかが気になります。真ん中のお兄さんのザックとか可愛いな。可愛い可愛いって言ってるおじさんも気持ち悪いから可愛いっていうの自粛しなくちゃね。
次女もこの頃はまだ元気でした。唐松尾根に入ってから見事に急ブレーキ。もう帰る?って何度も言いそうになってしまうくらいでした。
さくっと福ちゃん荘到着。お土産物屋はまだ営業してませんでした。
ホームページを確認したら、営業時間は土日AM6時~PM6時半でした。この日はちょっとお寝坊だったのかな。
福ちゃん荘で分岐。どっちに行くかを決めてなかったんですが、何となくで唐松尾根を登ることにします。左へ行って右(大菩薩峠方面)から帰ってくるルートです。
福ちゃん荘から唐松尾根をとおって雷岩まで
唐松尾根から勾配が少しきつくなります。疲れていたのもあり娘はちょっときつそうでした。登りが嫌ならば大菩薩峠に先に向かい、唐松尾根を下るルートをお勧めします。
きついときには振り向いて富士山!!
と思いましたが、頭は雲の中でした。富士山が見えないとテンション下がります。
どしどしと抜かれます。山は競い合うものではないのでゆっくりマイペースが良いです。
多分行くであろう場所が見え始めますが、まだまだ遠い!福ちゃん荘から40分ほど歩いたところです。
周りの樹がだんだん少なくなってきて富士山も見やすくなります。おおおお!
下は大菩薩湖(上日川ダム)です。娘が大菩薩ばっかりだ!ってよく分からないことでテンションあがってました。子供のツボってまじ分かんない。
富士山でテンションあげて頑張って登ります。
と思って振り返るとすぐ疲れてます。もうすぐだよー。
これが雷岩。休憩スポットです。
「ここはまだ山頂じゃないんだけど、山頂行く?山頂は木だらけで何も見えないらしいけど」と聞いたら「行かない」と即答されました。
という訳で一人で山頂まで向かいます。
雷岩から山頂まで
雷岩から山頂まではものの10分で着きます。
ヤマレコで確認していたとおり、この辺りだけ雪が残っていました。でも滑るほどではないのでアイゼンとか付けずざくざく進みます。
無事に登頂!噂どおり周りには何もありませんでした。
日本百名山初制覇!!
全制覇を目指している訳ではないですが、百名山を登るとやっぱり嬉しいです。娘も登山に行くたびに「これ百名山?」と確認してきます。
雷岩に戻ると娘はたそがれておりました。聞いたらまわりにいた夫婦の方とおしゃべりしたりして過ごしていたみたいです。ちゃっかりお菓子ももらっておりました。
「山で会う人はみんな優しくて良い人ばかり!」と言ってました。たしかにー。
ごはんを食べたりして過ごしたら出発です。この後は大菩薩峠経由で福ちゃん荘へ向かいます。
雷岩から大菩薩峠までの稜線歩き
雷岩から大菩薩峠までは眺望もよくとても気持ちいいです。途中、簡単な岩場もあり楽しめます。
まだまだ遠いけど、こういう道なら全然疲れません。
時間の経過につれてどんどん雲が迫ってきました。さっきまで見えていた大菩薩湖も雲の中へ吸い込まれるー。
2000年に設置された標高2000mの標。しゃれてるー。
見ろ!人がゴミのようだ!!(ムスカ)
中間地点の賽の河原(さいのかわら)までやってきました。
振り向くと、結構頑張りましたねー。
ケルン越しの次女
ケルンを見つけると全部に石を積もうとするので時間がかかります。
賽の河原には避難小屋もあります。
しばらくするとようやく見えた大菩薩峠。介山荘です。
ちゃっかり次女は介山荘で初めて会ったおじさんにアイスクリーム買ってもらってました。おじさん僕も欲しかったよ(図々しい)
大菩薩峠から福ちゃん荘をとおって上日川峠(登山口)まで
大菩薩峠からはゆるやかな下り坂です。
次女も軽やか。まるで何も背負ってないかのようです。
って本当にザックがないいいい!
そうです。介山荘あたりからお疲れみたいだったので、次女のザックも僕が背負ってました。必殺のツーザックシステムです。痺れる。
ほぼ走って下ったのでさくっと福ちゃん荘まで降りてきました。
福ちゃん荘からのみちのりもさくさくと下山。下山したらすぐに登山靴を脱ぎたいですよねー。脱いだときの解放感がたまりません!
まとめ
大菩薩嶺は地元の小学生の登山(遠足)コースにもなっているくらいですので歩きやすいです。百名山の最初の山としてもちょうど良いと思いました。
娘も今年で登った山の中で大菩薩嶺が一番好きだと言っています。達成感もありますし、稜線歩きも心地いいですしとても素晴らしい山です。
次女の使っている登山靴はこちら、靴ひもを結ばなくても締まるようになっているので便利です。
2015年の登山はこちらにまとめてあります。
https://yama10camera.com/2015-yama-matome/