キャノンギャラリーS(品川)で開催されている上田義彦写真展がとても良すぎたのでメモを残す

先日東京への出張の際に品川駅にあるキャノンギャラリーS(品川)に寄ってきました。

品川のキャノンギャラリーはいつ行っても何かしらの写真展が開催されているし、心に残るものが多いので、時間の許す限り行っています。今回は11月14日~12月12日まで開催されている「上田 義彦 写真展:Materia 2015」を見てきたんですが、素晴らしかったです。写真も載せられないのでなかなか良さを伝えることは難しいですが、ちょっと書き残したいと思います。

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1.上田義彦とは

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上田義彦
写真家/キュレーター 1957年兵庫県生まれ。福田匡伸、有田泰而に師事。1982年に写真家として独立。エディトリアルワークをきっかけに、広告写真やコマーシャルフィルムなどを数多く手がけ、東京ADC賞最高賞、ニューヨークADC賞、カンヌグラフィック銀賞はじめ、国内外の様々な賞を受賞。作家活動は独立当初から継続し、2013年までに29冊の写真集を刊行。2011年、Gallery 916を主宰し、写真展企画、展示、写真集の出版をトータルでプロデュース。 現在に至る。 (引用:YOSHIHIKO UEDA

写真家としては有名人ですが、正直写真を趣味にするまで知りませんでした。写真を趣味にする人でも写真展に行ったり、写真集を買ったりする人って少ないので一般にはもっとなじみがないのかも知れませんね。

僕も5年前はアラーキーと加納典明と篠山紀信くらいしか知りませんでした。

奥さんが桐島かれん、義理の弟が同じく写真家の桐島ローランドって聞くと、「おおおーそうなのか」なんかよく分からんけどすごそうだな。って思えますね。

「上田義彦」で画像検索(こちら)すると上田さんの写真も沢山出てきますが、すごくかっこいい方です。俳優の妻夫木聡さんともCM撮影を通じて親交があり、2013年春頃にはお二人で写真展をやっていましたね。なかなか機会に恵まれず見に行けなかったことが残念で仕方ありません。

2.「上田 義彦 写真展:Materia 2015」とは

本展は、写真家、上田義彦氏による写真展です。
上田氏は、アメリカのワシントン州の木々や森をとらえた写真集「Quinault」から、屋久島の木々や森を記録した近作「Materia」に至るまで、約30年にわたり、写真を通じて地球上の生命の根源について考察を続け、巡礼の旅を続けてきました。
本展では、新作を中心に「Materia 2015」のタイトルのもと、海中や木々や台地など地球上の『生命を生む力』を表した作品約30点を展示します。今夏以降、インドネシアとパタゴニアにお いて、約5,060万画素のセンサーを搭載する一眼レフカメラEOS 5Dsで撮影した新作も含み、最大約2メートルの大型パネルで展示します。(引用:キヤノンギャラリー

まさしく「生命を生む力」を感じられる写真展でした。当たり前のことなんですが写真を載せられないのでこの良さを伝えることが難しいんですが、寂寥感を感じる風景の中に、脈々と受け継がれる生命をどの写真にも感じることが出来ました。

2枚真っ暗な闇の中に雲が浮かんでいる写真があるんですよね。最初はふーんでとおりすぎてしまったんです。一通り見たあとで、その写真の前にある椅子に座ってぼーっと眺めていたんです。ギャラリーの中は暗いのでしばらくするとだんだん暗闇に目が慣れてきます。そうするとどうでしょう。雲だけだと思っていた写真にはきちんとした風景が潜んでいたんですよね。

時間がない場合はさーっと通り過ぎて終わってしまうだけだったと思います。やっぱりゆとりをもって一枚一枚大事に写真を見ることが大事なんだなって教えられました。

写真展が良すぎたので、ついつい衝動買いで写真集まで購入してしまいました。

この写真集は1980年代後半から2011年までの中国各地でのスナップを主にした写真集ですが、これも良かったです。写真集の中に空が写った写真が沢山出てくるんですが、装丁のこの色に似ているんですよね。どことなく寂しさを感じるような写真が多かったです。

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3.写真展へのすすめ

別に僕は写真がうまくないのですが、そこそこ趣味としても長くなってきたので、「どうしたら写真がうまくなるんですかー」なんてこともたまーに聞かれるんですよね。まずはカメラという機械に慣れること。これは必須条件ですよね。どんなに撮りたい絵があっても技術が無ければ撮れません。でも技術っていうのは身に付ければ簡単に済むんですよね。今はカメラの技術も進んでいるのでほとんどのことをカメラがやってくれます。高いカメラを購入すれば、それだけで写真も変わります。

でも一番大事なことって「より良い写真にたくさん触れること」だと僕は思っています。

良い写真に触れて、「あ、こんな写真を撮ってみたい!」って感じること、この気持ちってとても大事です。技術なんていうものはその後にどうすれば良いか悩めばいいんです。誰かに撮り方を聞けばいいんです。ネットで検索すれば良いんです。

風景写真にしてもポートフォリオにしても子供写真にしても最初は模倣からはじまります。良い写真を見て、「こんなの撮ってみたい!」この気持ちが大事なんだと思います。

その一歩として、写真展を見るっていうことはとっても刺激的です。ネットにたくさん転がっている写真にも「良い写真」はたくさんあります。へたをすれば有名な写真家さんの写真よりネット上の写真の方がたくさん「いいね」を集められるかもしれません。でもパソコンやスマホで見る写真と今回の上田さんの写真展のように最大2メートルもある大型のパネルで見る写真とはやっぱり感じ方が違ってきます。

是非肌身で写真を感じられる写真展へ行かれることをお勧めします。

4.まとめ

BS朝日「フォト☆ラバーズ ミル・トル・アルク」で妻夫木聡さんと共演されていたときに上田さんをはじめて知ったんですが、やっと写真展を見に行くことができました。この日は寄れなかったんですが、2015年12月27日(日)まではGallery 916で「A Life with Camera」という写真展も開催されています。

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是非こちらも見に行きたいです!

上田義彦さんに興味を持たれた方は、糸井重里さんのほぼ日刊イトイ新聞で対談もありましたので、こちらもおすすめですよー。


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