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”E-M1”か”E-M5 Mark II”を使っているそこのあなた!最新のファームウェアのアップデートが公開されましたよ!

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「OM-D E-M1」および「OM-D E-M5 Mark II」向けに新ファームウェアが出るよ!と9月に発表されていましたが、とうとうオリンパスから新ファームウェアが発表されました。
僕もサブ機として「OM-D E-M5 Mark II」を使っているので興味津々なので調べてみました。

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1.主な新機能

主な新機能は7つ(”E-M5 Mark II”には登載済みの機能もあるので5つ)です。
一つずつをみていきましょう。

アップデートはまだまだありますが、7つに絞って説明したいと思います。

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1-1.フォーカスブラケット撮影が可能に

ブラケット撮影っていうと露出のブラケット撮影が有名ですね。ブラケット撮影っていうのは基準値とその基準値を変えた複数のカットを撮影する機能のことです。露出でいうと、適正露出に加えて、露出を下げた写真と上げた写真を一度に撮影してくれる機能ですね。

フォーカスブラケットは、オートフォーカスでピントが合った状態に加えて、若干量前方及び後方にピントをずらした状態で撮影してくれる機能です。

なんと最大999枚のピントをずらした撮影が可能とのことです。隅々までピントのあった被写界深度の深い写真を撮りたいときに便利ですね。

1-2.深度合成撮影が可能に(E-M1のみ)

これは”E-M5 Mark II”には既に登載の機能です。

深度合成は、マクロ撮影時も手前から奥までフォーカスがあった写真が撮影できる機能です。1回のシャッターレリーズでピント位置をずらしながら8枚撮影し、カメラ内で自動合成します。最小絞りを超える被写界深度と回折の影響がない高解像を同時に得られます。

先のフォーカスブラケットと深度合成撮影の違いはなに?って思いますよね。

深度合成撮影は最大8枚までしか撮影できませんが、フォーカスブラケット撮影では最大999枚までの撮影ができます。それじゃーフォーカスブラケット撮影だけで良いじゃない!って思いますよね。しかし、深度合成撮影はカメラ内で自動合成してくれるのに対し、フォーカスブラケット撮影は市販のソフトを使って合成することになります。

一長一短ですね。

1-3.OVFシミュレーションを追加

OVFシミュレーションは下位機の「OM-D E-M10 Mark II」には既に登載されている機能ですね。まずはOVFとEVFについて復習してみましょう。

  • OVF=光学ファインダー
  • EVF=電子ビューファインダー

光学ファインダーは一眼レフカメラですね。反対に電子ビューファインダーはOM-Dを含むミラーレス一眼についているものです。

電子ビューファンダー(EVF)は、ファインダーを覗くと、露出補正ホワイトバランスが反映された状態で見えるんですが、光学ファインダー(OVF)はそれができません。色々はできないんですが、光学ファインダーは肉眼で見たままに近い状態でファインダーを覗くことができるという利点もあります。”OVFシミュレーション”は電子ビューファインダーなんだけど、疑似で光学ファインダー(OVF)のような見え具合になりますよ。っていう機能です。

一眼レフ機からミラーレスに移行した際に、ファインダーを覗いたときの感触って結構違和感があるんですよね。光学ファインダーで慣れた人にとってはOVFシミュレーションは違和感なくミラーレスに移行できる重要な機能かもしれません。

1-4.静音撮影が可能に(E-M1のみ)

これは”E-M5 Mark II”には既に登載の機能です。

静音撮影モード(電子シャッター)時は、シャッター音に加えてAFなどの電子音がすべてOFFとなるので、音が出せない環境での撮影に役立ちます。

この機能はパパさんカメラマン。ママさんカメラマンには嬉しい機能ですね。子供の発表会の撮影なかをしていると、自分のシャッター音が響くのが結構気になるんですよね。隣りで動画なんかを撮っていると、シャッター音が入っちゃってるだろうなーなんて思ってシャッターもきりづらくなります。

 

1-5.インターバル撮影のタイムラプス動画設定に4Kを追加

4Kってあれですね。フルハイビジョンの4倍の画素数のことですね。つまりはフルハイビジョンよりもすごくきれいに撮れるっていうことです。

僕はセンスがないのでほとんど撮らないのですが、タイムラプスの動画とか見だすときりがないですね。刻々と動く雲、夜の車のヘッドライト、星空。たまりません。

1-6.リニアPCMレコーダー LS-100 を使用した ムービー録音の開始・停止の同期に対応

オリンパス製のリニアPCMレコーダー”LS-100”に対応するようになりました。っていうことだと思います。

リニアPCMレコーダーとは、リニアPCM形式で音声データを圧縮せずに記録するICレコーダー。リニアPCMは無圧縮で音声を記録するデータ形式で、Windows標準のWAV形式などにも採用されている。

とのことですが、正直使ったことがないので分かりません。

1-7.スレートトーン発生機能を追加

これも1-6と同じリニアPCMレコーダー”LS-100”の関連のアップデートみたいです。

スレートトーン(録音開始や終了時にピピピ!という音を同時に記録して音声と動画の同期をとりやすくする仕組み)

 

2.アップデートの仕方

カメラのファームウェアをアップデートするにはカメラとパソコン(PC)を接続してあげることが必要です。

NIKONやRICOHのGRなんかだと、ダウンロードしたファームウェアをSDカードなどのメモリーにコピーすることによってアップデートできるんですが、結構面倒ですね。カメラとPCを接続するコードってほとんど使わないので探すのに一苦労です。

アップデートの仕方については公式ホームページが詳しいです(丸投げ)。

http://digital-faq.olympus.co.jp/faq/public/app/servlet/qadoc?QID=002179

3.まとめ

カメラのアップデートがあると、新しいカメラになったような気持ちになれて嬉しいですね。今回のアップデートでは、フォーカスブラケット撮影が面白そうだなーって思っています。もうちょっと絞りたいけどシャッタースピードを長くできないので絞り切れないって局面とかありますもんね。色々と試してみたいと思います。

後、アップデートをするとカメラの設定がリセットされちゃいますのでお気を付けてくださいね!







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