とりとめもないこと

「お父さんがキモい理由を説明するね」は父親だけでなく母親が読んでも役に立つと思う。

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FACEBOOKだったかな?ITmedia ビジネスオンラインのネット記事がシェアされてつい読んでしまったのが”娘と父のマジトーク(その2)「お父さんがキモい理由を説明するね”でした。

URL 娘と父のマジトーク(その2)「お父さんがキモい理由を説明するね」 (1/5)

ネットの記事自体は2013年11月に書かれたちょっと古いものになりますが、これが面白くて面白くて。調べると、いくつかの新しい記事も含めて書籍化されているとのこと。

早速購入して読んでみました。

「お父さんがキモい理由を説明するね」の内容

40代前半の父親と中学1年生の娘が、「お父さん、アタシ告白されたんだ」という娘からの唐突な会話から、父と娘のガチトークを週一で90日間始めます。この本はそのガチトークの内容をまとめた本です。

毎週土曜の朝七時、コメダ珈琲やファミレスに2人で行き、色んな題材について真面目に語り合います。タイトルになっている「お父さんがキモイ理由」は15あるテーマの一つにすぎません。

15あるテーマを抜き出してみましょう。

恋愛、父がキモイ理由、夢と目標、長所と短所、芸能界入り、英語と留学、友情、いじめ、いきる意味(娘の考え編)、いきる意味(父の考え編)、正しい彼氏の見つけ方、後悔、家系、後悔、死

子どもとこんな話までするの?ってぐらい多岐にわたります。最初の10テーマは父と娘だけですが、最後の方は母親も交えて、最後にはおじいちゃんも交えてのマジトーク。

僕の娘も春に中学一年生。まだまだ反抗期はこないものの、いずれくる反抗期に備えるために読んでおこうと思って買った本ですが、思いのほか深い内容で嬉しい誤算でした。逆にいうと、反抗期の娘とのうまい接し方を教えてくれる本!っていうだけではありませんのでご注意を。

娘の話をどのように聞くか、どのように会話するか

本の中でこれは日々の生活の中で参考になるなーと思ったのが、書籍の最後に書いてあった、上手なマジトークの進め方。書籍では弾むような会話が繰り広げられていますが、実際の会話ではそんなにポンポンとキャッチボールができた訳ではないようです。書籍の色々なところに、マジトークをするにあたって、娘と会話するにあたってどのような点に心がけて話をしたか、娘の話を聞いたかが書かれています。

マジトークに限らず、日々の会話で是非気をつけたい内容が書かれていました。

上手なマジトークの進め方

  1. 落ち着ける場所と時間帯を確保する
  2. 話すと聞くは半々
  3. 立場を捨てる
  4. 立場が上の者が先に勇気を出す

上の2.「話すと聞くは半々」については、マジトークだけではなく日々の生活で気をつけたいところ。ついつい話を遮って反論してしまったり、逆に関心がないことは、言葉少なめになってしまったりするので、耳が痛い。

いきる意味についてのマジトーク

15あるテーマの中で一番面白いと思ったのが「いきる意味」についてのマジトークでした。このテーマに関しては娘編と父編の2話も使って構成されています。

ほとんどのテーマは父からの提案で、「このテーマについて話し合いたい」と事前に話し合うようですが、「生きる意味」については娘さんからの提案で選ばれたテーマとのこと。

娘さんは普段から「生きる意味」について考え悩んでおり、塾の先生や友達にも色々な質問をしていたようです。

娘さんもいきなり「生きる意味」について考えだしたわけではなく、きっかけは父親からすすめられた「手紙屋 蛍雪篇〜私の受験勉強を変えた十通の手紙〜」という本を読んでから

手紙屋 蛍雪篇〜私の受験勉強を変えた十通の手紙〜

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喜多川 泰
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結論があるような内容ではないので、2人がどのように「生きる意味」についての考えをまとめたのかは読んだ人のお楽しみ。って感じですが、娘さんの考えの深さに感動を覚えるほどです。

お父さんも娘さんの考えについて、素直にすごいと尊敬をしていました。

自分の家のことを考えてみると、娘も何も考えてないようにはた目からは見えるけど、実際色んな事を考え、悩んでいるんだろうな。まだまだ子供だと思っていた(る)けど、きちんと育っているんだろうなと思いました。

マジトークを終えた父と娘の関係は?

娘を溺愛する父親。思春期のせいか、父親を遠ざける娘。

マジトークを終えた父と娘の関係性はどうなったんでしょうか?

さて、この企画を終え、娘との関係に大きな改善があったかというと、あったといえばあるし、ないといえばないです。土曜の朝に二人きりで数時間話し合うことも無くなり、関係性は元に戻ってしまったようにも見えます。目に見えて私への信頼感が増すとか、話しかけられる階数が増えるのかなと淡い期待もしていたのですが、肩透かしを食らいました。

(中略)

どうやら、私へのキモいという感情は、なにをどうしても拭い去ることは不可能なようです。

 

とのことです。でも続きます。

その代わりに、いつでも、どんなことでも、話そうと思えば話せる関係性を築けた感触はあります。

羨ましいですね。表面上は反抗期でべたべたしていないけど、心の奥底ではつながっている感じでしょうか。こんな関係性を築きたいものです。

まとめ

僕がこの本を読んでから、今は嫁さんが読んでいます。

タイトルだけみると、反抗期の娘と父親の接し方の本かと思われますが、お母さんが読んでも十分楽しめる本だと思います。こんなガチトークしてみたいなっていう気にさせてくれます。

ネット記事は2日で100万PVを突破するほどの大反響だったようなので、読んだ人も多いと思いますが、読んだことない人はさらりと読めるので是非おすすめです。

URL:娘と父のマジトーク(その2)「お父さんがキモい理由を説明するね」 (1/5)

ネット記事を読んでみてはまった人は是非書籍も

 







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